三度目ならばABC 山本山コンビ |
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作家 | 岡嶋二人 |
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出版日 | 1984年10月 |
平均点 | 5.73点 |
書評数 | 11人 |
No.11 | 5点 | ボナンザ | |
(2022/01/16 20:36登録) サクッと読める推理ドラマっぽい連作集だが、手抜きない感じでどの短編も面白いのは流石。 |
No.10 | 5点 | 測量ボ-イ | |
(2021/01/29 13:30登録) 今年初投稿です。 ある程度の出来不出来はありますが、総合的にはまずまず。 好みの感じは、「電話だけが・・」と「十番館の殺人」。 後者のタイトルは、このサイトの方なら某作品を連想する かと思いますが、こちらの方が出版先ですよね(多分)。 |
No.9 | 4点 | パメル | |
(2016/08/26 18:12登録) 七編からなる短編集 テレビの下請け制作として事件の再現ドラマを請け負っている 真相を追求するため推理合戦をするデコボココンビ このデコボココンビの軽くてウザイ会話とノリがどうも肌に合わなかった トリックも全体的に今一つで緊迫感は皆無に近い |
No.8 | 6点 | まさむね | |
(2014/05/11 22:18登録) 増補版で読了。 ベストは,本格短編として良質な「十番館の殺人」。事件の再現ドラマの撮影中(正確にはリハーサル中か)に,役者やスタッフが事件を検証していく設定も楽しい。 他の短編は水準級かな…といった印象ですが,山本山コンビの雰囲気も相まって,気軽に読むのにちょうど良い感じですね。 |
No.7 | 6点 | E-BANKER | |
(2013/06/15 16:10登録) 上から読んでも下から読んでも「おださだお」の織田貞夫と、同じく「とさみさと」の土佐美郷の通称『山本山』コンビが活躍する作品集の第一弾。 初版は1984年発表だが、未収録作品を加えてめでたく増補版が発売されたとのことで、今回再読。 ①「三度目ならばABC」=ライフルによる無差別の銃撃事件が発生。三件目でついに殺人事件へ発展することに。そこで美郷が思いついたのが、クリスティの名作「ABC殺人事件」。話中に登場するあるシーン(エピソード)がメイントリックに直結しているところがなかなかうまい。 ②「電話だけが知っている」=アリバイトリックを主眼とするミステリーに頻繁に登場する道具・「電話」。もちろんこの時代だから、携帯やスマホではなく「黒電話」というところがミソ。軽い内容だが、なかなか練られた作品。 ③「三人の夫を持つ亜矢子」=これも容疑者のアリバイ崩しがメインプロットとなる作品だが、②に比べるとかなり強引。トリックの鍵が○に関するメカニックな知識が必要なため(たいしたことではないけど)、個人的にはよく分からなかった。 ④「七人の容疑者」=タイトルだけ聞くと、フーダニット系のかなり硬派な作品を予想してしまうが、プロットの本筋は作者お得意の「誘拐もの」。でも、この程度じゃやっぱり長編作品には無理だったんだろうな。 ⑤「十番館の殺人」=このタイトルって、やはり「十角館の殺人」(by綾辻行人)を意識していたのだろうか(?) まぁでも、これが一番ミステリーっぽい稚気に溢れた面白い作品だろう。本編以外も、美郷の前フリ⇒貞夫の気付き&解決、というのが共通する流れなのだが、特に今回の前フリはよく効いてる。 ⑥「プールの底の花一輪」=これもアリバイ崩しが主眼のミステリー。水死体とアリバイというと、あれこれトリックが思い浮かぶが、このトリックもかなり強引に思える(アレを回収するのは結構たいへんな筈)。 ⑦「はい、チーズ!」=これが増補版で新たに加わった作品。タイトルどおり、写真が鍵となるのだが、作者としては珍しく見せ方がマズいためか、よく整理されてない印象が残った。 以上7編。 さすがに達者な方(方たち)だなという読後感。 ⑤以外、目を見張るほどのトリックやサプライズは出てこないが、とにかく「山本山」の名コンビの会話をメインに展開されるため、リーダビリティは抜群。 読者としては流れに身を任していれば十分に楽しむことができる。 重たいサスペンス作品を読んだ後にでもいかがでしょうか。 (やはり⑤の出来が図抜けている。あとは①②がよい) |
No.6 | 6点 | kanamori | |
(2010/03/24 22:45登録) 初版に未収録だった短編が追加された増補版が出たので再読。 ミステリ趣向が光っているのは「十番館の殺人」ぐらいでしょうか、やはり山本山コンビのキャラとシチュエーションの面白さで読ませるタイプのミステリです。 美郷の「直感」でストーリーを走らせ、織田の「気付き」で終決というパターンを繰り返しています。 手慣れたものだと、今更ながら感心しました。 |
No.5 | 6点 | こう | |
(2008/09/28 21:22登録) 岡島作品らしい会話を楽しむ短編集といった印象でした。キャラクターのため作品の明るさは岡島作品の中でも屈指でしょう。ただミステリとしては軽めなのは仕方ないと思います。あまり深く考えずにさっと読めました。 |
No.4 | 6点 | teddhiri | |
(2008/09/05 17:26登録) 意外性には欠ける気がするがさくさく読めて楽しい1冊。「十番館の殺人」が一番面白かった。 |
No.3 | 6点 | COBRA | |
(2008/06/15 12:15登録) 山本山コンビが軽いスパイスを効かせてて、面白さアップ。 |
No.2 | 5点 | 深夜 | |
(2007/11/17 21:02登録) 山本山コンビなる探偵が活躍する連作短編集。このコンビの掛け合いがこの作品の肝なのだろうか?トリックは岡嶋作品にしては物足りない。 |
No.1 | 8点 | Dain | |
(2004/02/01 00:46登録) ものすごく軽い短編集で楽しめました。土佐美郷がかわいいですね。 |