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ミステリの祭典

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猫こねこねさんの登録情報
平均点:7.92点 書評数:13件

プロフィール| 書評

No.13 9点 天帝のみぎわなる鳳翔
古野まほろ
(2009/02/10 15:53登録)
多分デビュー作で9割のアンチと1割の狂信者を生んだ作者の新刊。そして天帝シリーズの4作目。

3000人殺しと銘打たれていますが、中身はコテコテの本格…と思いきや、最後に脅威の荒業が!

本格推理小説の女神が満を辞して降臨なさりますので、皆様油断なさらぬように・・・


No.12 7点 凶宅
三津田信三
(2008/10/28 18:28登録)
田舎に引っ越してきた一家が次々と怪異に襲われる。
それだけの話なんですが、怪異の謎解きがなんとも…

思わず「とほほほほ」と言ってしまったほど…

かなり後味が悪いんですが、それを補って余りある「しょんぼり」感。

こういうのが好きな私のような人には、間違いなくオススメです。


No.11 8点 天帝の愛でたまう孤島
古野まほろ
(2008/10/28 18:23登録)
天帝シリーズ3作目。
今回は孤島を舞台にした犯罪に、吹奏楽部メンバーがまきこまれます。
ラストは異論それぞれですが、ワタシはそこだけ何度も読み直すほどお気に入りです。


No.10 8点 探偵小説のためのヴァリエイション「土剋水」
古野まほろ
(2008/07/17 15:50登録)
妄想の激しい(場合によっては2ページ続くことも)女子高生あかねと、謎の美少女陰陽師こもが活躍?するシリーズ第二弾。
今回は競技カルタ大会を舞台にした殺人事件です。競技カルタにも詳しくなれて、すこしお得な気分。
トリックそのものより、それをこれでもかというほど論理的に解体していくのが、推理苦手な私には嬉しかったです。

今回も天帝シリーズとのリンクは、作品中では明確には語られていませんが、こもの正体ともども作者の術中かな?


No.9 8点 探偵小説のためのエチュード「水剋火」
古野まほろ
(2008/07/17 15:37登録)
表紙をライトノベル風にしていますが、実は天帝シリーズと世界設定を同じくしています。(アメリカに占領されなかった日本かな)
一回目、妄想の激しい主人公にニヤニヤしながら、自称美少女陰陽師のよくわからない言動に頭をかしげました。トリックはなかなか秀逸。
二回目、おおっ!自称美少女陰陽師=天帝シリーズのあの人か!作者やるな!

はまると抜け出せなくなる作品です。


No.8 7点 天帝のつかわせる御矢
古野まほろ
(2008/07/17 15:32登録)
独特の文体と豪華な小道具さえぬかせば、とてもすっきりした列車の密室&トラベルミステリー。本当に架空の時代の満州から日本を豪華列車で旅しているような感じがします。
前作ほど凝っていないのが残念ですが、それでも十分楽しめます。(最後にあのお方のご降臨もあるし…)


No.7 9点 天帝のはしたなき果実
古野まほろ
(2008/07/17 15:28登録)
ライトノベル好きに好まれそうなので、表紙で損をしているかも?
一見地味な高校の吹奏楽部を舞台にしているのに、フランス語・ロシア語のルビを多用しているせいか、豪華絢爛。
作者の脳内を疑うような、独特な文体です。

もう推理小説は読みつくしたぜ!という方に衝撃をあたえるためにも、おすすめできます。


No.6 8点 山魔の如き嗤うもの
三津田信三
(2008/05/19 17:52登録)
刀城シリーズ第三弾(正確には第四弾)
前三作に比べると、トリックや複線の回収がすっきりしていて、読みやすかったです。
三津田作品の入門作としてはとてもいいですが、怪奇性は少し低めです。

Ps:表紙の女性が謎?誰?月子さん?


No.5 8点 禍家
三津田信三
(2008/02/27 18:56登録)
ホラーなのにかな~り笑えます。
主人公が常人なら発狂しかねない怪奇現象に遭遇しつつ、
「禍家」から引越ししない理由とか・・・


No.4 8点 厭魅の如き憑くもの
三津田信三
(2007/12/11 15:58登録)
三津田信三の出世作でもある(刀城シリーズ)の一冊目。
心理的盲点をついたトリックは、わかってみると「ふーん」
で終わらせられるしろもの。
でも、隔絶された田舎の、旧家の雰囲気だけで8点を与えることができる一冊。


No.3 7点 女王国の城
有栖川有栖
(2007/12/07 17:34登録)
学生アリスシリーズをまとめて読んだので、皆さんみたいに、待ちに待った感が味わえなかったのは、残念でした。

トリックや動機よりは、文章・展開でラストまで一気に読ませる作品だと思います。

シイタケ栽培にも詳しくなれますよ(笑)


No.2 8点 首無の如き祟るもの
三津田信三
(2007/12/07 17:30登録)
少し冗長な気もしますが、ホラーとミステリーのいいところ
をうまい具合に取り入れています。

表紙も凝っていて綺麗なので、ジャケ買いもありかも?


No.1 8点 凶鳥の如き忌むもの
三津田信三
(2007/12/07 17:28登録)
ホラー+ミステリーの三津田信三!
これは真骨頂と言っていいのでしょうけど、
他二作品ほど評価や評判がよくありません。

トリックとしては斬新ですが、かなり丁寧にヒントを出して
くれているので、読んでいるうちに気づくと思います。

しかし・・・やはりこの人間消失は無理があるような・・・

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