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ミステリの祭典

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探偵小説のためのヴァリエイション「土剋水」
探偵小説シリーズ/改題『陰陽少女 妖刀村正殺人事件』

作家 古野まほろ
出版日2008年07月
平均点6.67点
書評数3人

No.3 5点 abc1
(2009/08/31 00:27登録)
前半の貧乳娘の妄想の部分が面白かった(ミステリとは全く何の関係もないが)。後半の論理の部分は自分には退屈だった。別に数学の証明を読みたくて小説を読んでいるのではないのだから、もっとスマートに読ませて欲しかった。
全体として、作者の才気は買うのだが、作者が読者の方を向いていない感が強かった。

No.2 7点 江守森江
(2009/06/01 17:54登録)
シリーズ二作目にして世界観が際立ってきた。
文章も随分読みやすくなり伏線も汲み取りやすくなった。
読者挑戦物だが、論理的なフーダニットにだけ挑戦してほしい。
そうすれば、犯人指摘までの解決編は非常に楽しめる。
一方、ハウダニットの解決編はさほど満足感を得られないのが惜しい。

No.1 8点 猫こねこね
(2008/07/17 15:50登録)
妄想の激しい(場合によっては2ページ続くことも)女子高生あかねと、謎の美少女陰陽師こもが活躍?するシリーズ第二弾。
今回は競技カルタ大会を舞台にした殺人事件です。競技カルタにも詳しくなれて、すこしお得な気分。
トリックそのものより、それをこれでもかというほど論理的に解体していくのが、推理苦手な私には嬉しかったです。

今回も天帝シリーズとのリンクは、作品中では明確には語られていませんが、こもの正体ともども作者の術中かな?

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