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ミステリの祭典

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ぷねうまさんの登録情報
平均点:6.51点 書評数:177件

プロフィール| 書評

No.137 4点 暗黒館の殺人
綾辻行人
(2008/01/16 05:30登録)
長かった。
長いので読みながら「もしかして・・・」とあれこれ意外な結末の真相を巡らせていたのだが、トリックがことごとくその想像の範疇内だったのにはガッカリ。
一番気になっていた「視点の存在」も論理的な解明がなされていなくてガッカリ。「暗黒館の不思議な力」とか言われてももはやただのオカルトだし、それが許されるんだったら何でもありじゃん。
とにかく疲れた。さあ、寝よ。


No.136 10点 イニシエーションラブ
乾くるみ
(2007/12/17 01:51登録)
完璧です。


No.135 6点 木製の王子
麻耶雄嵩
(2007/12/17 01:43登録)
結局動機は何でもありで作者のさじ加減になってしまうから、宗教物はあまり好きではない。
ネットでネタバレも読んだけど、うまいこと考えたなー、という印象しか持てなかった。でもやはり麻耶のただでは終わらない心意気は素晴らしい。


No.134 9点
麻耶雄嵩
(2007/12/17 01:40登録)
現時点での麻耶の最高傑作ではないだろうか。
個人的には「翼ある闇」でのロジックと「夏と冬の奏鳴曲」の不条理感という麻耶雄嵩独特のエッセンスを足して2で割ってさらに塩分足した感じ。
麻耶初心者には初作、二作目よりもこちらをオススメ。


No.133 6点 13人目の探偵士
山口雅也
(2007/11/21 11:10登録)
ミステリとしての完成度はそこまで高くない。当の山口雅也本人もあまり納得いっていない様子。
ただ、作品自体は非常に楽しめるものになっている。
ランキング上位3人の探偵のダメっぷりにもちょっと笑うし、意外な真相とのギャップも良い。


No.132 7点 インシテミル
米澤穂信
(2007/11/21 11:06登録)
タイトルの意味は本格ミステリに「淫してみる」ということらしい。
そんな淫してなかった。


No.131 5点 カレイドスコープ島「あかずの扉」研究会竹取島へ
霧舎巧
(2007/11/18 07:33登録)
前作からの更なる飛躍、というものは感じられず。
2作読んで思ったが、「もし森博嗣が文系だったら」という作風ですよね。この人。
どうもユイが好きになれないのが萌絵とかぶったから気付いたのですが。


No.130 6点 ドッペルゲンガー宮「あかずの扉」研究会流氷館へ
霧舎巧
(2007/11/18 07:29登録)
コテコテの本各風設定に今っぽいキャラクター設定を盛り込んだ第12回メフィスト賞受賞作。
かなり大味な印象だが作者のこれでもかこれでもかという丹精のこめられっぷりに好印象を持った。
謎解きのカタルシスが大きいのも良い。次作以降にも期待がもてた。


No.129 8点 ゲッベルスの贈り物
藤岡真
(2007/11/17 07:27登録)
なんか壮大でいて実はしょーもないよーな、一見凡作に思えて実は大傑作なんじゃないかと思ってしまうよーな、家でふと、俺、あの娘のこと好きなんじゃないだろーか、なんて思ってしまう感覚に似てるよーな、なんかすごい気になる作品。


No.128 7点 ボトルネック
米澤穂信
(2007/11/17 07:21登録)
米澤のほんわか感はなりをひそめ、世間的に受けがあまりよくなかった作品だが僕は割と好きだ。
作者は本当は元々こういった作品を書きたかったんじゃないだろうか。


No.127 7点 夏期限定トロピカルパフェ事件
米澤穂信
(2007/11/17 07:18登録)
前作よりも連作短編としての完成度は高い。
全く関係ないが自分の周りに「自分は変わっているから普通になりたいんだ」とか心の中で思っている奴がいたとしたら、絶対サブイ奴だと思う。別に本シリーズの批判じゃないが。


No.126 4点 犬はどこだ
米澤穂信
(2007/11/17 07:12登録)
今までの作者の作風とは一味違った感じ。
なので今までの米澤の「日常の謎とキャラクター」に魅力を感じていた読者には少し期待外れか。


No.125 6点 クドリャフカの順番
米澤穂信
(2007/11/17 07:09登録)
なんか初期の古典部シリーズにあった青臭さや初々しさがなくなってしまった印象。作者もこなれてきてしまったか。
まあ、でも文化祭は楽しそうで何より。


No.124 5点 春期限定いちごタルト事件
米澤穂信
(2007/11/17 07:07登録)
なんというかわいらしい装丁。
キャラに感情移入はできないのだが、肩入れはしてしまう。
「おいしいココアの作り方」は北村薫の「砂糖合戦」に引けをとらない日常の謎の良作だと思う。


No.123 6点 さよなら妖精
米澤穂信
(2007/11/17 07:01登録)
楽しめた(哲学的意味はない)


No.122 7点 念力密室!
西澤保彦
(2007/11/17 06:51登録)
チョーモンインシリーズはやはり短編に向いている。
ほぼ全作が「念力」によって密室にされた部屋で起こった殺人を描いているのに、事件の様相は全く違く飽きさせないのが凄い。
「麦酒の家の冒険」でも感じたが西澤のホワイダニットへのこだわりには感動すら覚える。


No.121 7点 大誘拐
天藤真
(2007/11/17 06:46登録)
タイトルからも分かる通りド直球の誘拐ものである。
誘拐ものの面白さはやはり犯人との駆け引きなのだが、犯人側の奇手の連発は飽きさせないで頁を繰らせる魅力に溢れている。
文章も読みやすいのでミステリ初心者にオススメ。


No.120 4点 届かぬ想い
蘇部健一
(2007/11/17 06:39登録)
今までの蘇部健一らしからぬ真面目な作風。
しかしどんなにカッコつけてもマヌケ面が際立つだけである。


No.119 6点 木乃伊男
蘇部健一
(2007/11/17 06:36登録)
前作「動かぬ証拠」の手法が効果的にストーリーに組み込まれている。
ラスト1ページのイラストもただでは終わらない感が出ていて良い。
しかし、私はこのような力作を蘇部健一に求めていない。
早く次のくっさい糞をひり出して欲しい。


No.118 6点 動かぬ証拠
蘇部健一
(2007/11/17 06:31登録)
倒叙ものの解決を絵で表すという人類史上全く類を見ない新しいタイプのミステリー。
しかし、かなりアホくさい。こんなものを机に向かってせこせこ書いている蘇部健一を想像すると爆笑ものである。
(皮肉に聞こえるかもしれませんが、点数はちゃんと「作品自体」でつけてます)

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