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ミステリの祭典

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白銀ジャック
スキー場シリーズ

作家 東野圭吾
出版日2010年10月
平均点6.13点
書評数15人

No.15 7点 makomako
(2023/11/10 18:53登録)
読者をひきつける物語の要素が過不足なく述べられています。
魅力的な謎、サスペンス、登場人物などこうすれば面白いよと言った要素がきっちり。
作者は素晴らしい才能の持ち主で、こういったお話を簡単に作ってしまう。
多少下手でも精一杯書きましたといった雰囲気は皆無で、スラスラと格好よく物語は述べられます。
従ってどうしても軽い感じは否めません。
こんな雰囲気が嫌いな方は評価が下がってしまうかもしれませんが、これ程多作で、しかも一定のレベルの作品を作るのは信じられないほどです。
ただ私としてはこういった誘拐もの(これは誘拐ではないが似た雰囲気)は本質的に好みではありません。うまく書けば書くほど苛立たしい。
でもまあ楽しんで読めたのですから、凄いものです。

No.14 7点 斎藤警部
(2018/03/07 17:41登録)
「逆意外な犯人」の目眩しで本命の逆意外な真犯を隠匿かよ。。 てか、要は逆意外なのかよ。。 かと、思いきや。。 浅はかな考えと行動の経緯こそがミステリの深みに達する、逆々意外な真相?? 逆実行犯、 逆なりすまし。。 まるで森ミステリの様な逆趣向ハンド・イン・ハンドの雪崩打ち。。。。。。  ウォームエンドに過ぎる要素もピンポイントで在ったが、拙者やはり雪の話に弱い。

No.13 7点 Tetchy
(2014/08/29 13:12登録)
おっさんスノーボーダーである東野圭吾が存分に自分の趣味を全面に押し出したのが本書だと云えよう。冬季オリンピックを題材にしたエッセイ『夢はトリノをかけめぐる』で述べられていたスノーボードをテーマにした作品『フェイク』とは本書のことだろうか。

全てが見えない糸で導かれるかの如くに解き明かされるこのカタルシス。いやいやこれが文庫オリジナルなんてどうしてどうして!物凄くコスパの高い作品ではないか!

今回珍しく思ったのは全編にスキー、スノーボードの専門用語や俗語が横溢していながらもそれらについての細かい説明などはなかったことだ。それは日本人ならば当然だろうと、ウィンタースポーツの門外漢を置き去りにするが如くで、とにかく「俺はこれが書きたかったんだ」と作者が愉しんで執筆していることが行間から滲み出てくるほどだ。物語の最初から終わりまで、まさにスキー、スノーボードの疾走感を覚えるが如く一気読み必至の1冊だ。最近ドラマ化されたのも頷けるほどの出来栄え。録画しとけばよかったなぁ、ドラマ。

No.12 7点 ドクターマッコい
(2013/04/18 10:38登録)
スピード感が素晴らしく一気読みさせる魅力が
ありました。

No.11 4点 mozart
(2012/04/23 15:48登録)
非常に読みやすいし、サスペンスとしてもそこそこの作品とは思うけれど、ちょっと「軽過ぎ」というか、深みが足りない、というのが正直な感想。

No.10 6点 yoneppi
(2012/04/13 22:13登録)
軽い作品だが、さらっと読めて楽しめた。10数年ぶりにスキー場に行きたくなった。

No.9 3点 つよ
(2011/05/01 22:10登録)
読みやすいが、ミステリーとしては?

No.8 5点 3880403
(2011/04/19 00:24登録)
読み易いが軽くて物足りない。ラストも衝撃はない。
ボードをやる人は入り込める作品かもしれない。

No.7 7点 kenvsraou7
(2011/03/30 22:18登録)
ゲレンデでの爆破事件を取り扱っているだけあって
スピード感がある作品。
ミステリとしてはいまいちであるが
映画化されてもおかしくないくらいの
エンターテイメント作品である。
こういう作品も書くのかと少しびっくりはした。
こってりとした小説を読みまくる中で
こうゆうさわやかな感じの作品を読むのもいいものだ。

No.6 6点 こう
(2011/03/22 01:04登録)
 予定調和な所はありますがスピーディな展開、エンターテインメント小説として楽しみました。既に何人かが挙げられていますが初めから文庫化されているのが何よりです。さっと読むには最適でしょう。

No.5 7点 白い風
(2011/02/19 22:44登録)
一見単純な事件にも見えるんだけど、最後に一ひねりしているのが東野圭吾なんだよね。
だから、東野さんが大好きなんだよね。
個人的には満足だったよ。
ハッピーエンド的なラストもオイラ向きだったよ。

No.4 7点 北浦透
(2011/01/01 20:11登録)
ベストセラー作家が、年に一冊書いたと思ったら、おそろしく分厚い本を上下巻で出し、財布の苦しい人たちは、ますます読書離れになってしまい・・・。
狭義の本格ミステリは、好事家への嗜好品であって良いでしょう。しかし、広義のミステリーならば、大衆の娯楽という視点を持ち続けなければなりません。
短く、読みやすく、かつ大人の読書に耐えうる教養や哀感、サスペンスのある一冊を書ける作家はもう東野圭吾だけでしょうか。いきなり文庫化で出版した姿勢にも驚嘆しました。

No.3 5点 kanamori
(2010/12/28 18:00登録)
ご都合主義で予定調和の感もありますが、サクサク読めるのがなにより。
このジャンルの定型の仕掛けに、さらにヒネリを入れて真相を判りずらくしたところは流石です。
なによりも、新刊を文庫で出すという姿勢にプラス1点。

No.2 5点 いけお
(2010/12/08 20:20登録)
非常にスムーズだが、意外性に欠けた。

No.1 9点 akkta2007
(2010/10/18 19:58登録)
うん!やっぱり東野作品おもしろい。
ストーリーの展開、文書の流れ等、さすがである。
スキーシーズンを前に納得のできる作品であった。

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