なつこ、孤島に囚われ。 森奈津子シリーズ/『小説家 森奈津子の華麗なる事件簿』は本作と『キス』の合本 |
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作家 | 西澤保彦 |
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出版日 | 2000年10月 |
平均点 | 3.41点 |
書評数 | 17人 |
No.17 | 4点 | 虫暮部 | |
(2024/10/02 11:15登録) 金持ちは偽装工作するにも大金が遣えていいなぁ。“腎虚” は俗説で、人はそんな死に方はしない(筈)。作者独特のロジックの強引さを楽しむべき作品か。小説家 森奈津子のキャラクターがいかにもパターン通りの “個性的な人” と言う感じで魅力に欠ける。 |
No.16 | 5点 | 名探偵ジャパン | |
(2015/05/19 10:48登録) 人気トーク番組「アメトーーク」に、「どうした? 品川」という人気企画があった。これは、当時漫画原作、映画監督とその活動の幅を広げていた漫才コンビ「品川庄司」の品川に対し、他の芸人が茶々を入れたり叱咤激励するという、品川に対する、嫉妬と茶化しと愛とが溢れた名企画であった。 本書を読んだ私は、その人気企画に倣って、「どうした? 西澤」と言いたい気持ちになった。 私が読んだのは、2015年4月に、「小説家森奈津子の華麗なる事件簿」と題し、「なつこ、孤島に囚われ」と「キス」を再編集した文庫版だった。 「事件簿」といいつつ、ミステリ的事件が起きるのは、最初に収録された、「なつこ、孤島に囚われ」だけ。他は、ミステリだかSFだか官能小説だか分からない奇妙な短編が続く。 あとがきで作者は、本書を執筆するに至った経緯と、自らの性癖を暴露。何とも潔いというか、あの、「チョーモンインシリーズ」でおなじみの西澤保彦の別の面を見てしまった。 決してつまらなくはないし、ミステリ的仕掛けが施された話もあり、何より、作者の「これを書きたいんだ」という熱気が伝わってきて、力作といえる短編集に構成されたのではないか。 第一収録作「なつこ、孤島に囚われ」は、下ネタとミステリの融合ということで、早坂吝の「らいちシリーズ」の先駆けのような印象を受けた。 |
No.15 | 4点 | まさむね | |
(2011/05/08 18:20登録) 「怖いもの見たさ」ってありますよね。皆様のあまりの低評価を見せられれば,そりゃあ読まずにはいられなくなるってものですよ! ってことで,思わずブックオ●で購入(勿論105円)。 で,内容は馬鹿馬鹿し過ぎて何ともコメントのしようがないですが,「想像していたよりは」読めましたね。5点以上を献上する気にはなりませんでしたけど・・。(4点でも平均点を上げてるのかぁ!) ちなみに,「15周年記念特別書き下ろし」と銘打ってコレを出版した詳伝社の男気(?)には,ある意味拍手喝采ですよ(笑)。 |
No.14 | 5点 | VOLKS | |
(2008/11/20 11:46登録) ほんっとに「おぉーーいっ!」と、作者に声をかけたくなる作品でしたが、読後の不快感はあまりなかったなぁ(笑) |
No.13 | 3点 | spam-musubi | |
(2008/10/30 14:02登録) 表紙・字の大きさ・薄さなどから、ジュヴナイルなのかと勘違いw。 寡聞にして、森奈津子という作家を知らなかったので 何が面白いのかさっぱりわからないまま終わってしまった… |
No.12 | 3点 | ElderMizuho | |
(2008/04/26 15:26登録) ・・・・・おーい |
No.11 | 2点 | ぷうば | |
(2005/03/06 13:34登録) 作者が、どこまで堕落できるか限界に挑んだ力作。 あるいは祥伝社への腹いせ。 |
No.10 | 2点 | Dain | |
(2004/10/24 01:45登録) ・・・なんだこれ。これが「祥伝社文庫創刊15周年記念 特別書下ろし作品」とは泣かせる。 |
No.9 | 2点 | なの | |
(2004/09/05 20:54登録) どうも、『実名で実在作家を描く』のに酔い過ぎてるみたいです。 確かに書き手としては面白いんでしょうけど、読者としては・・・。 文体も森奈津子先生の文体を真似するのは良いんですけど、上手く作用しているとは言い難いですね。 |
No.8 | 5点 | バファックス | |
(2004/07/03 02:49登録) 性西澤デビューって感じですかね。ラディカルなほうに向かうと、ミステリーが… |
No.7 | 2点 | MNU.Takakuwa | |
(2003/05/06 13:49登録) さすがにひきますね。目が点になった。 まぁ、中編だから多少は許そうかな、と。 |
No.6 | 2点 | 寝呆眼子 | |
(2003/04/04 19:49登録) 何がおもしろいのだろうか? 少なくとも、一般の読者にお金を払ってまで読ませられるようなものなのだろうか? 楽屋オチ的な部分で楽しめる人もいるのでしょうが、この作品以降、西澤さんの本を買うのを、躊躇するようになってしまいました。 |
No.5 | 5点 | KANNO | |
(2002/04/14 23:00登録) 大爆笑。嫌いな人は嫌いでしょうね。しかし、読んでて「おいおい、西澤先生〜」なんて突っ込んだのも、初めての経験だったかも。 |
No.4 | 7点 | テツロー | |
(2002/04/06 23:17登録) いや、レズ物って好きなので。(これレズ物じゃないだろう、という話もあるが) 僕にとっては、割と笑えて良かったですけどね。 |
No.3 | 2点 | jyungin | |
(2001/11/20 21:50登録) ちょっと、ひどいよなあ。ギャグにもなってないなあ。実名で登場する作家たちがおかしかったくらい。あとは、暇つぶしにもならん。 |
No.2 | 3点 | 葉 | |
(2001/08/19 04:21登録) 全編が妄想で彩られている。 オチくらいはもう少しひねってほしかったかなぁ。 西澤ファン以外は読んではいけません(笑) |
No.1 | 2点 | もよもよ | |
(2001/04/04 14:26登録) 西澤ファンの私でもこれはちょっと・・・。 |