変な家 |
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作家 | 雨穴 |
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出版日 | 2021年07月 |
平均点 | 4.00点 |
書評数 | 5人 |
No.5 | 4点 | バード | |
(2024/05/06 15:07登録) 最近広告で見かける本作。映画の脚本のような読み心地で、一小説としては力不足感あり。 特殊建築物ものは既に世に沢山ある。事件の動機も古臭く微妙。どんでん返しも過去の良作と比べて突出していない。 上記のように既視感のある要素が多く、ミステリ好きには勧め難い。普段活字を読まない層や、ミステリに慣れていない読者なら楽しめそう。 |
No.4 | 4点 | makomako | |
(2024/04/09 07:31登録) 何度も家の構造が出てきて、分かりやすいといえば分かりやすいのですが、実際に読むところが極めて少ないお話です。どっちかというと謎の絵本のような感じ。 読み始めればあっという間に読めてしまい、中身が薄い。 お話の内容もちょっと悪意的であまり気分がよくない。 こういた感覚の小説があることは認めますが、私の好みからいうとダメでした。 |
No.3 | 4点 | まさむね | |
(2024/02/21 23:06登録) 作者の作品は「変な絵」を先に読んでいて、意外に?楽しく読ませていただいたことから、話題のデビュー作もそのうち読んでみようか…と考えておりました。最近文庫化されたことを機に、ようやく手にした次第です。 で、正直、積極的な評価はしにくいですねぇ。間取り図が関係するのは前半だけで、後半は親族関係が複雑化されたたうえ、単に結論を読まされただけという感じ。内容的にも強引すぎはしないか。文庫版では、栗原設計士による「文庫版あとがき」も追加収録されていたのですが、これまた微妙でした。 一方で、冒頭で触れたように、2作目の「変な絵」は良かった。ということは、この間で確実な進化があったとも捉えられる訳で、最新作「変な家2~11の間取り図~」に手を出してみる価値はあるのではないかと、考えているところです。 |
No.2 | 3点 | HORNET | |
(2022/05/04 21:16登録) 家の間取りから隠れた謎を暴き出す…という冒頭はかなり興味深かったのだが、次第に呪いやら掟やらでありがちなB級ホラーに帰結してしまった印象。 出典はインターネット連載?なのかな? 2時間もかからず読めてしまう。 どんどんぶっとんだ話になって行くに従い、人物関係も伯父叔母やらいとこやらで複雑になっていき、その両面で興趣は右肩下がりだった。 |
No.1 | 5点 | sophia | |
(2021/11/11 23:49登録) 本作は人気のYouTube動画を書籍化したものだとか。「不動産ミステリー」の謳い文句に相応しく、話の折々に間取り図が挿入されるという親切設計です。しかし「不動産ミステリー」だったのは第二章まで。第三章はもはや単なる隠し部屋・隠し通路捜しミステリーになってしまい、あまつさえ第四章は家系図ミステリーになってしまいました。こういう無理に長編に仕立てたものではなく、独立した複数の短編が読みたかったですね。真相の現実味のなさは棚に上げておきます。 |