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23300. | RE:おくればせながら、はじめまして~ミステリ全集のセレクトの件 人並由真 2018/07/24 03:22 [雑談/足跡] |
クリスティ再読さんへ こんばんわです。 改めまして、いろいろとありがとうございました。 > [ クリスティ再読さんのコメント ] > ハヤカワの世界ミステリ全集・マッギヴァーン&佐倉訳の話ですが、 >細かいことは私も知りません。あの全集は既存作品も改訳が多く、 >なるべく1巻に1本くらいは初紹介か改訳を入れようとしている >印象はあります。あと現役の主力翻訳家(井上一夫のマクベインとか、 >菊池光とか)は1巻まるまる担当、といった扱いになっているように >見えるので、単に故人だからたまたま改訳になった、ということでは >ないのでしょうか...ホントに憶測です。さすがにリアルタイムでは >ないですし。「殺人のためのバッジ」私の評は佐倉訳で読んでます >(昔、矢野訳も読んだはずですが...)。読み比べてもいいかも >しれませんね。 お説ありがとうございます。とても興味深いです。 確かに「世界ミステリ全集」に収録されている作品の翻訳家の方は、 あの時点(1970年代前半)でご存命の人ばかりかもしれませんね。 当時の早川側からしてみれば、佐倉氏のご遺族に連絡がとれず 収録の了解をとれなかった……などということもあるかも知れませんし。 それでのちにHM文庫に「毒蛇」や「ファイル7」が入った際には、 佐倉氏のご縁者が見つかったか、あるいは著作(翻訳)の印税を どこかへ委託できるなどのシステムが確立したのかもしれません。 ちょっとこの辺は、当時のミステリ出版界のギョーカイ裏話的に どっかで誰かが書いてくれないかな……というところです (もしすでにどこかに、当時の回顧記事などが掲載されていたら 恥ですが~汗~) いずれにしろ70年代前半~半ばの「世界ミステリ全集」の刊行と HM文庫の創刊で、当時いっぺんに、旧訳作品の新訳・改訳 ムーブメントの大きな波が来たのは、確かだったと思います。 そういえば昔、のちに東京創元社に入社して、翻訳も行う友人と 話をした際に、その彼が「ミステリの新訳・改訳は、時代に合わせて、 ファッションをコーディネートするようなもの」と言っていました。 まあ素人ながらに、その辺はなんとなくわかるところです(笑)。 |
23299. | RE:RE:RE:RE:RE:RE:作品の編集 人並由真 2018/07/24 02:57 [雑談/足跡] |
管理人様 雪さん nukkamさん tider-tigerさん おっさんさん クリスティ再読さん こんばんわです。みなさま、今回は当方の不躾な 投稿(具申)に対しまして、貴重なご意見、 奇特なご対応、それぞれ本当にありがとうございました。 それでまずは管理人さま、ご多忙のなか、 ご説明とご対応、ありがとうございました。 いつも楽しませていただいている貴重な場を ご提供くださっていることに、厚くお礼申しあげます。 また雪さん、夜を徹しての書誌データのご改訂 おつかれさまでした&またありがとうございました。 そのお気持ちと実動には痛く感銘させていただきました。 そしてtider-tigerさん、雪さんへのコネクトのお世話のお手間 とても痛み入ります。今回は本当にありがとうございました。 雪さん、tider-tigerさんのご意見、ご所感もとても 有り難く拝見しました。 nukkamさん、おっさんさん、クリスティ再読さんのそれぞれの ご意見、ご所感も、ひとつひとつ大切に&興味深く 拝読させていただきました。 重ねまして、みなさま、ありがとうございました。 あらためまして表記の法則性の徹底など、現実的には難しい部分 多々と存じますが、末端の参加者の一人である当方の立場から 今後も極力、僭越にならない範囲で、微力なお節介を お許し願えますれば幸いです。どうぞ今後ともよろしく ご指導、お願いいたします。 しかし江戸川乱歩の項目など、以前2014年に 『屋根裏の散歩者』のレビューで「アイス・コーヒー」さんが おっしゃっているとおり 「乱歩の項目は各社から傑作選、全集が刊行されている影響で 主に短編集の分類が混沌」 という感じがいたします。もはやすでにいろんな意味で、 戦後に乱歩が執筆した長編など以外、書誌の正確な表記は困難? でしょう。作家によっては、管理人さんや何人かの方の おっしゃるように、手をつけないままなのもアリなんだな、 とも思います。 いずれにしろ今回は、改めまして本当にいろいろとみなさま、 ありがとうございました。 実はもう少し早くレスを返させて頂きたかったのですが、 先週の後半に抜歯した後、夜になって血が止まらず (ここで海外ミステリの某・古典作品を連想された方は 多いかと~汗・笑~) 救急車で病院に担ぎ込まれたりしたため、返信が遅くなって しまったことをお詫びします。 (ちなみに現在は出血はほぼ完全に止まって、 フツーに仕事したり、ミステリを読んだりしています。) それではどうぞみなさま、今後ともよろしくお願いいたします。 毎日、みなさんのレビューを拝見するのが、本当に大きな楽しみです。 戦前の博文館系の作品も、50年代の翻訳私立探偵小説も、 80年代の冒険小説も、21世紀のラノベ仕様の新本格も あれもこれも、みんな一つの場で語られるこのカオス感が 個人的にはとてもたまりません(汗・笑~)。 |
23293. | おくればせながら、はじめまして クリスティ再読 2018/07/23 17:54 [雑談/足跡] |
クリスティ再読と申します。最近こちらの掲示板もなかなか盛況なようですね。雪さんへの呼びかけをみて、そういえば..と思ってようやくチェックして書き込みます。よろしくお願いいたします。今後はちゃんとチェックするようにいたしますのでお許しくださいませ。 さて、いくつか読んで思ったことですが、 RE:作品の編集 このサイトだと書評の対象は、「本」なのか「作品」なのか、というのが曖昧だ、があるでしょうね。まあ決められないし、決める必要もないのかもしれませんが...たとえば江戸川乱歩の短編を書評したいときに、初単行本化を追うのは実質ムリで、最近手に入りやすいアンソロをベースに書評するしかない、ということになります。私だと本当は赤江瀑とかしたいんですが、これだってアンソロでないと入手が難しい、というのもあります。どっちかいうと、「作品評」で割り切って、短編をやっちゃってもいいのかな、という気がしないでもないです。雪さんのEQ連載未単行本化のメグレ物もそういう感覚ですものね。 →追記:未収録作品の扱いについてはすでに議論がありました。書誌情報の表記とできればあらすじ、ということのようです。基本的に「本」でない「作品」単体の批評(たとえば短編集中の1つの短編のみ)はダメ、という理解でいいのでしょうか? もちろん、初紹介をISBNで拾って画像を出すのは、それは意義がありますから反対ではないです。まあ例になったのがたまたま「毒蛇」で、これは1958年にポケミスと創元の世界推理小説全集が競合する(ポケミスがわずかに早い...が奥付の出版日はアテにならないことも...)なかなか凄い例で面白いです。 そういえば(人並由真さん) 人並さんのペースが早いんで頑張ってついていこうとしましたけど、ちょっともう降参ですね。凄いペースですね(賛嘆)。 ハヤカワの世界ミステリ全集・マッギヴァーン&佐倉訳の話ですが、細かいことは私も知りません。あの全集は既存作品も改訳が多く、なるべく1巻に1本くらいは初紹介か改訳を入れようとしている印象はあります。あと現役の主力翻訳家(井上一夫のマクベインとか、菊池光とか)は1巻まるまる担当、といった扱いになっているように見えるので、単に故人だからたまたま改訳になった、ということではないのでしょうか...ホントに憶測です。さすがにリアルタイムではないですし。「殺人のためのバッジ」私の評は佐倉訳で読んでます(昔、矢野訳も読んだはずですが...)。読み比べてもいいかもしれませんね。 RE:見立て殺人の理由の必然性について クリスティの見立て殺人最高傑作は、「ポケットにライ麦を」だと思いますよ。トリックになってますし、トリックが原因でマープルが「復讐の女神」することになりますし。ご参考までに。 皆様のご批評も楽しみに読ませて頂いています。よろしくお願いいたします。 |