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25649. | RE:RE:RE:RE:●弾十六さんへ もしご存じでしたらご教示ください 人並由真 2019/08/14 18:50 [雑談/足跡] |
弾十六さま 改めましてご返信ありがとうございます(^_^) > すみません。ちょっと先の返事の方に追記しております~ ふむふむ……となりますと、硝煙反応の鑑識技術は1930年代の半ばに 萌芽があり、そのあとは長いことグレイゾーン的に認識(研究)され 50年代後半にほぼ確立。でもまだ60年代の初めにも疑義はあった…… という感じでしょうか。 お話を伺うとずいぶんと長い軌跡を経たようで、これじゃ 当方のしたような生半可なWeb検索じゃシンプルに 「確立時期は××年頃」などと判明はしなかったわけです。 いろいろと勉強になります。 > ロバート ボーンは刑事コロンボの おやおやそっちでしたか。これも観ているのに失念していました。 羞ずかしい。たぶん一二回観た限りで数十年そのエピソードは ご無沙汰です。これを書いたらまずは研究サイトかムックでも 参照してみます(汗)。 ラム&クールの例の作品が、ガードナーがお蔵入りさせていた? 初期作品という情報は初めて知りました。やはりちゃんと チェックされていたみたいで、流石は弾十六さんです! いや、できるならブラウンのエド・ハンターの『アンブローズ』 みたいに、このラム&クールの未訳長編も マトモに発掘新訳してほしいですよ、自分も。 しかし確かにガードナー(フェア)は、今日びの翻訳ミステリ界では とても未訳作の発掘がされる雰囲気ではないですねえ……。 Webなどでは一定のファン、あるいは思い入れている世代人ファンの 存在感は相応にあるような気がするのですが。 (論創さん辺りでも、メジャー作家の70年代以降に刊行の作品は 版権料の事情とかで、難しいんでしたっけ?) こちらこそ、今回は不躾な質問に始まり、お喋りに お付き合いいただいてとても楽しかったでした。 今後もまた、幅広い御素養を実感させていただける 作品や作家、そしてミステリジャンルそのものへの愛情に あふれたレビューを楽しみにさせていただきます(^_^) 人並由真 拝 |
25648. | RE:RE:RE:●弾十六さんへ もしご存じでしたらご教示ください 弾十六 2019/08/14 18:20 [雑談/足跡] |
人並由真さま 過分なお言葉をいただきました。過大評価である、と自分を戒め今後も精進してまいります。 すみません。ちょっと先の返事の方に追記しております。その論文(1961)をざっと読むと(私の英語力は多分10点満点の4点くらいです… ニュアンスまでは全然理解できません。)どうやら1936年にペンシルヴァニア州の裁判で問題になったあと18年動きがなく、このテストは参考程度の評価だったらしいです。1950年代に2回目の裁判上の争点となり、そこで確立し始めたようです… (ちゃんと読んでないのでいい加減です。) なのでガードナーが書いてるのは新し過ぎ、一般的になるのは1950年代後半ではないか、と。1961年でもやや懐疑的な意見があって、論文が書かれてるのかも知れません。 英語の原書については便利なサブクリプションサービスを見つけたので、結構、原文を入手できるようになりました。(検索可能でないととても調べられません。その点では夢のような良い時代ですね。) ロバート ボーンは刑事コロンボの豪華客船が出てくる回の犯人です。コロンボが手製の硝煙反応テストをする印象的な場面… A.A. フェアの実質第2作かなにかのアレですね!お蔵入りになったやつ。私も翻訳を楽しみに待っています。多分、初期のESGが真面目に書いてると思うので、傑作です。でもガードナー人気が全く無い現在、誰が企画してくれるでしょうか… 実に楽しいですね… 人並由真さまのありがたいお言葉で、素晴らしいお盆玉になりました。 |
25647. | RE:RE:●弾十六さんへ もしご存じでしたらご教示ください 人並由真 2019/08/14 17:35 [雑談/足跡] |
弾十六さま 驚くばかりに迅速なご回答、誠にありがとうございました! この話題(現実での硝煙反応の確立時期)に関しては、 すでに弾十六さんが『おとなしい共同経営者』の中で 昨年の内に触れられていたんですね! いや、流石です!! 弾十六さんのレビューは絶対にネタバレがないと分かっているから この評も確実に読ませていただいているハズなのに、自分は何で 見落としていたのでしょう……いや、お恥ずかしい限りです(汗)。 申し訳ありませんでした。お気を悪くしないでください。 改めまして1933年にメキシコで実用(試用?)、 米国には39~40年頃に導入ですか……。いや、この情報というか 御知見は、自分が今後も海外ミステリを読んでいく上でも 相応に有益なものになると思います。ありがとうございました。 (ちなみに問題になった作品は~それくらい書いても いいか? と思いますが~英国の1940年代半ばの刊行です。 そっちの作者も<新技術の導入は好きなはず>ですが、 これに関しては、イギリスでのくだんの硝煙反応鑑識技術の 浸透&確立が少し遅れたのですかね……。) 事実を知ってさらにまた、素人の半可通ながらに 関心が深まる部分もあります。 当方のレビューに関して、過大なお言葉を下さって恐縮です(汗)。 たぶん弾十六さんと当方は近い世代じゃないかと思いますが 自分などは単に数十年来のミステリファン (それでも一時期はほとんど読みませんでした)のなかで 溜め込んだ雑念というか澱みたいなものを、最低限 ほかの方に読んで貰えればいいなあという形で書いているだけです。 本サイトに参加される方のレビューを読んで自分も 読みたくなるというのはそれこそ当方もいっしょで、 具体的には、弾十六さんのフェアの『大当りをあてろ』評などは あれを拝読して、書庫からポケミスを引っ張り出してきたくらい 求心力・訴求力のあるレビューでした。(未読の本が周囲に山の ようにあり、その上でごく気ままに、あるいは借りて返す本を優先で 読む本をいつも決めていますので、実際にいつ読めるかは わかりませんが~汗~。) それで弾十六さんは原書(英文)も読めるんですよね。 それがすごく羨ましいです。 自分も以前にペーパーバックを数十冊単位で買い込み、 ハリディの未訳のシェーンシリーズ(今にして思えば 代作路線の一冊かもしれない)とかに挑戦して みたことがあるのですが、途中で挫折しました(汗・涙)。 小鷹信光などが昔紹介した50年代ハードボイルドや 英国系パズラーの当時の未訳作 (21世紀に発掘新訳されたものも多い)とか、それなりに 買うだけは買ってあります(笑)。 それでもし弾十六さんがお読みでしたら、例のフェアの ラム&クールの、ガードナーの死後に刊行された最後の未訳の一冊 (これは特例的にフェアで無くガードナー名義で出版されたとか?)、 レビューの形ででも、どんな物語なのかご紹介願えますと幸いです。 本サイトでそれができるのは、それをお願いできるのは もしかしたら弾十六さんしかいないんじゃないか? とも 思っておりますので(平伏)。 なんか長々と申し訳ありません。 改めまして今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 北海道はもう秋の気配ですか。 関東では残り少ない夏を大事にしたいと思います。 そちらもどうぞお体にお気をつけて。 人並由真 拝 ※追記:ロバート・ボーンネタ、当然『ナポソロ』と思うのですが 恥ずかしながらわかりません(汗)。2年前の深夜の再放送は 途中で視聴がストップ。録画だけ溜め込んであります(汗)。 しかしソロのTVシリーズは、ヘンリー・スレッサーが 脚本を書いていて、ビックリ&狂喜しました(笑・嬉)。 > [ 弾十六さんのコメント ] > 人並由真さま > > 何という大好物のネタを振っていただきありがとうございます。 > 人並由真さまの書評は知性溢れ、書物のセレクトも素晴らしく、いつも感服させていただいております。(ご書評の作品を読んだことがあるのが私は少なすぎるのですが、未読作を読みたいな〜と思わせる文章が素晴らしい。書評の理想形ですね…) > さて、せっかくの美味しいネタです。誰かに横取りされる前に書かなくては。(←誰が?) > まず私がガンマニアになったのは歴史が浅いので諸先輩から見ると知識が足りない!とお叱りを受ける可能性がありますので、ご容赦。(言い訳から始まるのが情け無い…) > > 実は以前、そのネタで書評を書いてますので再録します。 > > おとなしい共同経営者- E・S・ガードナー (1940年11月出版) > p107 パラフィン・テスト(paraffin test)シリーズ初登場、当時の新技術です。(1933年にメキシコ警察が初導入とのこと) > > 根拠はThe Perry Mason Book — A Comprehensive Guide to America’s Favorite Defender of Justice — by Jim Davidson (2014)の以下の記述です。 > there’s a “new” technique called a paraffin test for determining the presence of powder residue. Also known as a dermal nitrate test, the procedure was introduced in 1933 by Teodoro Gonzalez of the Mexico City Police Lab. > > 新しもの好きのガードナーが書いてるので、多分、1939年ごろに最新技術として米国に導入されたのではないか、と思っています。 > > いかがでしょうか。お役に立てば幸いです。硝煙反応といえば思い出すのはロバート ボーンですよね!(もう通用しないネタですか?) 子供心にしっかり植えつけられました… |
25646. | RE:RE:RE:RE:二重登録の連絡 弾十六 2019/08/14 16:54 [管理人への要望/不具合報告] |
tider-tigerさま おばんでした。(北海道方言?) 北海道なら要クーラー期間は一週間ですよ。 でも雪を伴って冬が長いんです。まー冬は沢山着込めば何とかなるので私はここの気候が気に入ってますが… なお熊が出没してますが、札幌の大抵の住人は遠い田舎の話として受け止めてます… でも動物の生息圏が狭まってるのか、最近、友人のお母さんが市街地を歩いててぶら下げてた袋(なんか食べ物が入ってた)を狐に強奪された事件を聞きビックリしました。 暑い日はラテン音楽(キューバ50年代のやつ)をかけて過ごすことにしています。どうぞご健康に気をつけて。 > とても羨ましいです。こちらは今日は雨が降りましたが、街がサウナのようになりました。夕方になってようやくマシになってきました。夏は一年のうち一週間くらいにして欲しいです。 |
25645. | RE:●弾十六さんへ もしご存じでしたらご教示ください 弾十六 2019/08/14 16:38 [雑談/足跡] |
人並由真さま 何という大好物のネタを振っていただきありがとうございます。 人並由真さまの書評は知性溢れ、書物のセレクトも素晴らしく、いつも感服させていただいております。(ご書評の作品を読んだことがあるのが私は少なすぎるのですが、未読作を読みたいな〜と思わせる文章が素晴らしい。書評の理想形ですね…) さて、せっかくの美味しいネタです。誰かに横取りされる前に書かなくては。(←誰が?) まず私がガンマニアになったのは歴史が浅いので諸先輩から見ると知識が足りない!とお叱りを受ける可能性がありますので、ご容赦。(言い訳から始まるのが情け無い…) 実は以前、そのネタで書評を書いてますので再録します。 おとなしい共同経営者- E・S・ガードナー (1940年11月出版) p107 パラフィン・テスト(paraffin test)シリーズ初登場、当時の新技術です。(1933年にメキシコ警察が初導入とのこと) 根拠はThe Perry Mason Book — A Comprehensive Guide to America’s Favorite Defender of Justice — by Jim Davidson (2014)の以下の記述です。 there’s a “new” technique called a paraffin test for determining the presence of powder residue. Also known as a dermal nitrate test, the procedure was introduced in 1933 by Teodoro Gonzalez of the Mexico City Police Lab. 新しもの好きのガードナーが書いてるので、多分、1939年ごろに最新技術として米国に導入されたのではないか、と思っています。 いかがでしょうか。お役に立てば幸いです。硝煙反応といえば思い出すのはロバート ボーンですよね!(もう通用しないネタですか?) 子供心にしっかり植えつけられました… (追記) dermal nitrate testでググるとEvidential Implications of the Dermal Nitrate Test for Gunpowder Residues by Edwin C. Conrad (1961) の論文がヒットし、その中に以下の記述が… The first reported case concerning the admissibility of the test is Commonwealth v. Westwood, decided in 1936, in which the accused was charged with the murder of his wife by gunfire. コモンウェルスって英国?(Pennsylvania州のことでした。正式にはStateと言わないらしいです。) |
25644. | ●弾十六さんへ もしご存じでしたらご教示ください 人並由真 2019/08/14 15:55 [雑談/足跡] |
弾十六さん こんにちわ。掲示板では初めまして。 いつもレビューを興味深く拝見しております。 それで突然、すみません。 以前から弾十六さんがガンマニアというか銃器に関して すごくお詳しいとお見受けしていたので、 機会を見てお伺いしたいと 思っていたことがひとつあります。 このサイトに来てから読んだある海外作家の 黄金時代の旧作パズラーで 「誰が拳銃を撃ったか」というのが作中の 大きな謎となる作品がありました。 (ここでは改めて作品名も作者名も書きませんが~ ちなみに作品名がわかってもトリックや犯人とかの ネタバレになる危険もない作品だとも思いますが、 一応、念のため、あえて書かなくていいことは 書かない方向で。) それで読んでいて気になったのは、作中で 警察も探偵役も関係者一連から手首の硝煙反応の 検査をしなかった (あるいはするような描写もなかった) ことでした。 硝煙反応があれば作中のリアルとして 謎が謎でなくなるので、作者は意図的にその辺を 曖昧に書いた? のか、あるいは本当に現実世界で 硝煙反応の検出技術というのは、かなり近年になってから 確立されたものなのかすごく気になっています。 (自分でもWebなどで、硝煙反応については ざっと調べたのですが、わかるのはそれが どういうものなのかばかりで、鑑識技術として いつ頃確認、公認されたのかは未詳でした。) 以前にtider-tigerさんとこの件について ちょっと語り合ったこともあったのですが 残念ながら、その時は不明なままに終っています。 誠に不躾で恐縮ながら、弾十六さんが この件について知見をお持ちでしたら 簡単にでもご教示願えますと幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。 人並由真 拝 |
25643. | RE:RE:RE:二重登録の連絡 tider-tiger 2019/08/14 15:47 [管理人への要望/不具合報告] |
こんにちは > [ 弾十六さんのコメント ] > 札幌はもう秋です。皆さま夏でもりあがっていますが、夜は寒いです… とても羨ましいです。こちらは今日は雨が降りましたが、街がサウナのようになりました。夕方になってようやくマシになってきました。夏は一年のうち一週間くらいにして欲しいです。 ですが、クマ騒ぎはあまり羨ましくないです。 今回の件は厳重に安全確認をしたうえで住宅地での猟銃使用に許可を出した方がいいように思えます。 くれぐれもお気をつけ下さいませ。 |
25642. | RE:RE:二重登録の連絡 弾十六 2019/08/14 15:21 [管理人への要望/不具合報告] |
アッすみません。つい略称で書いてしまいました。 復刻 エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン〈No.1‐3〉 として登録されてるのがあります。 入力をめんどくさがるものではないですね。 札幌はもう秋です。皆さま夏でもりあがっていますが、夜は寒いです… > [ adminさんのコメント ] > 弾十六さん、こんばんは。 > いつも多くの書評をありがとうございます。 > > > > [ 弾十六さんのコメント ] > > > > 復刻 EQMM <No.1-3>がダブっています。 > > 削除願います。(片方は書評無しです) > > > すみません、この作品ですがどのことをおっしゃっていますか? > > カテゴリの「雑誌、年間ベスト、定期刊行物」で該当作品を探したのですが、どれをおっしゃっているのかわかりませんでした。 > > すみませんが教えてください。 |
25635. | RE:二重登録の連絡 admin 2019/08/13 22:25 [管理人への要望/不具合報告] |
弾十六さん、こんばんは。 いつも多くの書評をありがとうございます。 > [ 弾十六さんのコメント ] > > 復刻 EQMM <No.1-3>がダブっています。 > 削除願います。(片方は書評無しです) すみません、この作品ですがどのことをおっしゃっていますか? カテゴリの「雑誌、年間ベスト、定期刊行物」で該当作品を探したのですが、どれをおっしゃっているのかわかりませんでした。 すみませんが教えてください。 |
25634. | RE:追加で言いたいこと admin 2019/08/13 22:18 [雑談/足跡] |
ダムコップさん、こんばんは。 管理人です。 > [ ダムコップさんのコメント ] >「メルカトロ」「あぴぴぴ」「ほーねっと」「ローレライ(笑)」ての、複アカを疑うなってほうが無理だと思うんですが。 当サイトはあまり意見を戦わせる場にはしていません。 その為、意見の食い違いが出た場合には欲求不満になると思いますし、そんな時にこのようなことが度々起きます。 (ちょっと気にくわないと感じて、いたずらをしたくなる気持ちも私は十分理解できます。) ただ、こういう時は無関心を装うようにしています。 過去の経験上、反応して対応してもあまりいい結果にはなりませんでした。 書き込んだ方も暫くしたら、つまらないことをしてしまったと感じると思います。 すみませんが、少し様子を見て頂ければと思います。 また、書評を伝達事項に使うのは本当にやめてください。 普通に書評を読んでいて、こんな書評があると私はとても嫌な気分になると思います。 (「さよならドビュッシー」の書評は早急に削除ください。) ちなみにあまり正式な運用にはしていませんが、数年に1回、明らかに意味のない書評(1件の書評で1点の書き込みとか)をまとめて削除したりしています。 |