皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
ボナンザさん |
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平均点: 5.32点 | 書評数: 1519件 |
No.359 | 7点 | 殺しの双曲線- 西村京太郎 | 2014/06/10 14:44 |
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西村京太郎異色の名作。当然先にそして誰もいなくなったを読んでおく必要はある。
大胆不敵なトリックの数々。隠し方がややぬるいと思わされる部分もあるが、それでもなお名作と呼ぶべき内容であろう。 |
No.358 | 7点 | 検察側の証人- アガサ・クリスティー | 2014/06/07 23:42 |
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言わずと知れた脚本。
犯人は最初から一人しかいないわけだが・・・。 ラストのどんでん返しなど、屑男の本性が出て、クリスティらしい。 でも、彼女としては旅行の話を法廷で聞いた時点でおかしいと思わんかったのかな? |
No.357 | 5点 | ユーモア篇「天国荘奇譚」- 山田風太郎 | 2014/06/07 01:26 |
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トップバッターの天国荘奇譚が痛快なユーモアミステリ。
それ以降の作品も皮肉が効いていて面白い。地に足がついた傑作揃い。 最後の青春探偵団は少年ものといえなくもないが、どれもしっかりしたミステリに仕上がっているのはさすがである。 |
No.356 | 4点 | 犬はどこだ- 米澤穂信 | 2014/06/04 13:55 |
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二つの事件を合わせたといっても古文書の方は事件ですらないじゃん・・・。
おそらくこのアイディアが先にあったのではなく、どうやって二つの事件を合流させる作品を書くか知恵を絞ったのではなかろうか。 つながりに必然性が乏しい。 テーマ自体は米澤流七人の侍ってとこかな? |
No.355 | 6点 | 法月綸太郎の新冒険- 法月綸太郎 | 2014/05/31 22:45 |
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冒険ともどもかなり高水準にまとまっている。
かなり前に読んだが、最近読み返しても面白い。 |
No.354 | 5点 | 少年篇「笑う肉仮面」- 山田風太郎 | 2014/05/31 22:38 |
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絶版になっていた山田風太郎の少年ものを集めたマニア垂涎の一冊。
多くの作品は大人向けの作品でトリックが使われているが、子供向けの心躍るストーリーがそれらをまたひと味違った味わいに引き立てる。 トップバッターの水葬館からかなりハイレベルで、子供の頃に読んでいれば、と思わずにはいられない。 |
No.353 | 4点 | 罠に落ちた女- カトリーヌ・アルレー | 2014/05/31 01:01 |
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わらの女に比べるとやや劣るか。
最後は実はバッドという解釈もあるらしいが・・・。 |
No.352 | 7点 | 煙の殺意- 泡坂妻夫 | 2014/05/29 22:13 |
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流石に泡坂の短編集だけあって高密度。
どれもアイディアはもちろん、あっといわされるような展開に満ちていて楽しい。 |
No.351 | 4点 | セックス&ナンセンス篇「男性週期律」- 山田風太郎 | 2014/05/26 14:15 |
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ミステリとしてはいまいち。というよりこれミステリ?
小説としてはいつも通り山田風太郎のブラックユーモアがあふれた名作集といえる。 日本人というものに対する鋭い批判が光る。 |
No.350 | 4点 | 春期限定いちごタルト事件- 米澤穂信 | 2014/05/23 00:43 |
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謎に心惹かれるものがない。
ストーリーは相変わらず斜に構えたような青春ものだが、氷菓から入るとそのダークさに驚くかも。 |
No.349 | 5点 | 終物語- 西尾維新 | 2014/05/23 00:41 |
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なんだかんだで終わった。
最後くらい戦場ヶ原に見せ場があったり、なんだかんだでハッピーエンドだったりとおおむね満足。 花物語で事前ネタバレがされてなければなお良かった。 |
No.348 | 3点 | 零崎双識の人間試験- 西尾維新 | 2014/05/23 00:39 |
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うーん。当然ミステリではない。話もひねりが無く、このシリーズは全体通してかなり微妙。 |
No.347 | 4点 | 暦物語- 西尾維新 | 2014/05/23 00:38 |
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セカンドシーズンの作品に比べれば西尾維新らしい小気味よさが戻っている。
ミステリとしては・・・。 |
No.346 | 6点 | 古墳殺人事件- 島田一男 | 2014/05/14 01:20 |
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機械的トリックは斬新だが、結末はややあっけない。
それでも暗号や古事との結びつきなど作者なりの努力の跡が伺える秀作ではある。 |
No.345 | 6点 | サスペンス篇「夜よりほかに聴くものもなし」- 山田風太郎 | 2014/05/12 00:59 |
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山田風太郎のサスペンス作品を収録した珠玉の短編集。
どの作品もアイディアは眼中の悪魔や十三角関係に及ばないが、実に人間模様が秀逸に描かれている。奈落の底への転落は自然に、避けようもない。 表題の連作もやるせなさに満ちた傑作だ。 それでも。 俺はこの作品集をミステリとして高評価するわけにはいかぬ。 |
No.344 | 6点 | 錦絵殺人事件- 島田一男 | 2014/05/08 23:05 |
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上を見るなや古墳殺人事件と並ぶ島田の傑作の一つ。
トリックはいずれも面白いし、犯人当てとしても及第点。 横溝的ストーリーを構築するにはやや荷が重かったか。 |
No.343 | 6点 | ウェディング・ドレス- 黒田研二 | 2014/05/07 01:05 |
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何らかの仕掛けがあるのはすぐにわかるが、中々真相を見破るのは難しい。
AVというアイテムを用いたのは結構斬新。 |
No.342 | 7点 | 鋼鉄都市- アイザック・アシモフ | 2014/05/06 14:56 |
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SFと本格ミステリの高度な融合。アシモフ自身のSF解釈を基に普通のミステリでは描けない内容の高度な作品を生み出している。 |
No.341 | 8点 | 白昼の死角- 高木彬光 | 2014/04/26 21:03 |
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本格もの以外で高木の最高傑作というとやはりこれと誘拐ということになろうか。
本作の特徴は隅田ではなく鶴岡を主人公にしたことにあるだろう。近年のピカレスク小説では隅田のような天才を主人公にしたがるが、鶴岡はそれと比べると極めて人間らしい主人公である。 作者の努力の賜であり、これ以上のピカレスクものには以後お目にかかることはないだろう。 |
No.340 | 4点 | 大はずれ殺人事件- クレイグ・ライス | 2014/04/24 17:33 |
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某ミステリ作家が大学時代に選んだ海外ベスト作品らしいが・・・。
ユーモアのセンスがずれるとそれほど面白いとは思えない。 大当たりと合わせて読んでも大して感想に変化がないのは実証済み。 |