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バードさん
平均点: 6.17点 書評数: 332件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.132 6点 模倣犯- 宮部みゆき 2019/04/13 11:19
総合的に率直な点数を付けるとこんなもんかと。

関係者が事件に奔走される様に緩急をつけ、見事に読ませており上手と感じた。事件に向き合いつつ被害者遺族がどう生きるか、加害者遺族がどう行動すべきか、栗橋の最初の犯行までの流れ、高井和明のスタンス、ライター側の考え方など、良くも悪くも人が考え行動していて見ごたえがあった。

ただし作中の脚本家?でしたっけ?彼が3流で、奴がでしゃばり始めた後半はできの悪い芝居を見せられてるみたいでだめね。あの程度で一流を語るなんて身の程しらずもいいとこでしょ。タイトルの模倣犯が回収されるシーンは大好き。

No.131 6点 ラットマン- 道尾秀介 2019/03/27 22:09
最近とがった点数つけてないんですが、こいつも6点です。(私の平均点すね。)ただ7点に近い6点ね。
前読んだ道尾さん作品は酷評ぎみだったけど、これは結構好きよ。

殺人事件発覚以降は作者が何かを隠しながら書いてるのは明らかなんだけど、隠していた事柄については外しちまったな。残念。
一つ気になったのは、姫川が殺人を犯してないということは、種明かし部分の前にきちんと書いてあるのかな?まだしっかり読み直してないけど、上記のことが明記されているのであれば、上手い!ということで7点に引き上げるかも。

No.130 6点 朱色の研究- 有栖川有栖 2019/03/15 13:51
有栖川さんの平均点くらいの作品。
5.5点くらいの評価だけど、今回は6点にしておく。(昔読んだ「ダリの繭」も5.5点で、そちらは5点にしたので調整ということで)

序盤の雰囲気はいいのに解決編であらら?という感じ。今回の事件では、火村先生は犯人を当てたとはいえず、あれではいいとこ推定だね。確かに夕雨子殺しの犯人の推定の筋は通してるけど物証は無い。陽平殺しの方も無理が無い話に仕上げただけ。(まあこちらは警察が本気になれば物証もでそうだが。)
つまり、犯人が自白したから解決したことになってるけど、解決方法がそれはお話としてどうかなと思う。そもそも、最後の段階で自白しないといけないというほど犯人は追い詰められていないのでは?

No.129 6点 64(ロクヨン)- 横山秀夫 2019/03/09 14:27
終始はらはら感があり読みごたえがあった。
打算的に動く連中のぶつかりあいは神(読者)の目線から見るとこっけいね。
読んでて血のかよったキャラが多かったという印象。ただ見せ場のないキャラも多く少し数を出しすぎかな。そのせいでかなり長くなり前半は間延びしている。一方後半のテンポはすばらしいと思う。

読んでると主人公側に感情移入してしまうが、刑事も警務もどっこいどっこいさね。

本書はタイトルが気になり手をだした。こういう選び方もたまにはいいだろう。

No.128 4点 シャーロック・ホームズの冒険- アーサー・コナン・ドイル 2019/02/28 19:49
(再読シリーズ 2)
ついにこの本を採点するときがきてしまったという気分ですね。(ちなみに他にはアクロイド殺しなどが保留中)
このサイトでも非常に好評価で、ホームズが世界中で読まれる名作なのも分かっているが・・・、これが私の点数です。


・点は低いが言いたいことはたくさんある
高校の頃新本格からミステリを読み始め、早い段階でこの本に到達した。当時は途中であきてしまい、最後まで読めず、また再開というのを何度か繰り返し、何とかして読んだ記憶がある。それ以来ホームズシリーズを無意識に避けてしまっていた。しかし、一ミステリファンとしてやはりホームズを抑えたいと思い、今回再び読んだ。
その結果高校生の頃よりは楽しめた気がする。読みにくさは感じなかったし、一個一個のエピソードは楽しめたと思う。ただし、やはり昔と根本の感性は変わっていないのか途中で中だるみした。
以前は自分に合わない原因として、単にホームズの超人推理だけで話が進み読者が推理できないからあっていないと思ったが、今回読み直してもう一つ原因があることに気がついた。あの手この手で色々な話を作っているが結局ホームズのキャラクター頼みで、本格物で大事な謎が魅力的でない場合が多いのだ。
ということで、一個一個の話は楽しめても、ホームズのキャラだけでは400P.も読むと飽きちゃうというわけ。逆にいうと短編形式の小さい謎があっていないだけで、長編作ならこれより楽しめるかもしれない。次は四つの署名を読むつもりなので、私の中でのホームズものの地位が向上することを祈っている。


・各短編の感想
「ボヘミアの醜聞」:本短編集の中で二番目に好きです。ホームズが少し敗北感を味わう点が他と大きく違う。これだけ少しホームズこてこての型から外れている気がする。

「赤髪組合」:意外性は少ないから読者が参加しやすいかな?これも好きな方。

「花婿失踪事件」:これはイマイチっすね。そもそも変装(?)で父が娘の恋人を演じてばれないなんてありえるのかね?ホームズシリーズでは人物の誤認が他にもあるが、どうも無理矢理感があるんだよなぁ。

「ボスコム谷の惨劇」:平均くらい。犯人候補が一人なので、犯人はすぐわかる。でも殺し方はトリックとかもなく、ただの事件ね。

「オレンジの種五つ」:トリックもなにも無い暗殺みたいなことをしてくる奴らが相手だが、落ちが好き。

「唇の捩れた男」:謎は面白い(これはポイント高い)のに変装おちなのが残念。気付よ。

「青いガーネット」:特徴的なエピソードで悪くない。ただしこの辺からあき始める。

「まだらの紐」:これはいいね。本短編集の中でNo.1。殺し方がユニークで面白い。こういうトリッキーな謎をホームズがばしっと解決する話が見たいのだ。

「花嫁失踪事件」:可も無く不可も無く。

「ぶな屋敷」:微妙。監禁の動機が金目当ての結婚阻止で、これは「花婿失踪事件」の動機と完全に同じ。一短編集の中でこういう被りがでるのはどうかな?


・まとめ
こうして振り返るとやっぱり謎が大事と再認識。色々苦言を書いてるがホームズのキャラクターは好きだし、エピソードも好きなのでご容赦を。
ついでに過去最長の書評と思われる。

No.127 6点 インシテミル- 米澤穂信 2019/02/23 03:26
氷菓との空気の違いに驚いた。一方で主人公、ヒロインのキャラ付けはなんとなく折木と千反田を思わせるキャラね。

続きが気になる書きっぷりで、一気に最後まで読んでしまった。話として面白かったということは間違いない。
ただし、悪い箇所も無いが、なんというか特別ほめる点もないというか・・・、加点ポイントが無い作品な気がする。このように思う理由を明確に説明できないからいちゃもんみたいになるけどなんかおしいのよね。
作品の華といえるトリックが無い?ただ成り行きで何人も死んだという感じか。ただ、凶器の説明のメモはミステリ好きほど「ああ、あれね」と楽しめるのではないかしら。私は未読の作品も多かったので、いくつか読み飛ばしたが。

No.126 7点 御手洗潔の挨拶- 島田荘司 2019/02/22 05:27
(再読シリーズ 1)
御手洗ファンならほとんどの人が楽しめるのではないかしら。自分は楽しめた。
御手洗のキャラが強いので、短編でも満足感がある。

「数字錠」 6点 : 御手洗が優しくて4話の中で、ストーリーは一番好き好き。ただし数字の組が10!個という嘘に警部も石岡君もだまされるというのは二人とも頭悪過ぎない?

「失踪する死者」 7点 : 斜め屋敷に通じるむちゃくちゃな物理トリックさね。あちらは納得できなかったが、こちらはありかな(笑)。(この差がなんなのかは自分でも良く分からん)

「紫電改研究保存会」 6点 : あまり言うことがない。

「ギリシャの犬」 7点 : 暗号が解けるとは思えないけど、ある程度納得できるからOK。たこ焼き屋盗難も最後にきちんと絡めてて良し。

No.125 5点 ミステリー傑作選・特別編5 自選ショート・ミステリー- アンソロジー(出版社編) 2019/02/21 11:47
1話平均16P.ほどのショート・ミステリ集。
全話読んだ第一の感想はショート形式のミステリを作るのは難しいのだろうなぁということ。(伏線をはったり多くの謎を提示したりできないからミステリの体をなしにくいのだろう。)なので本書の掲載作も実は半分くらいがホラーやファンタジーだったりする。

この本は普通の長編や短編集のようなメインディッシュにはならないだろう。小腹がすいたときに食べるおやつのような感覚で、少しずつ読むことをお勧めする。(私はわずかに時間が空いたときにちょっとずつ読んだので、読み終わるまでに2~3ヶ月かかった。)
非常に多くの作家が作品を出しているので、普段読まない作家を知るきっかけになる点が本書のgood pointだろう。

(特に良かった作家さん) 赤川次郎、森奈津子、霞流一、高原弘吉、小鷹信光

No.124 6点 プレーグ・コートの殺人- カーター・ディクスン 2019/02/20 21:17
自分にとって3冊目のカー作品。なんとなくカーの作風(おどろおどろしさを前面に押し出す感じ)が分かってきたが、これは自分にあってない感じ。
本作に関しては、殺人事件の解決編で語られる真相の説得力と序盤から中盤にかけての伏線の上手さが好みである。その一方で、事件の輪郭がつかめるまでの前半部分は描写がくどく、正直退屈だった。

H・Mの推理を読んだ直後は犯人当ての難易度高すぎない?と思ったが、落ち着いて考えると、彼が推理をするのに用いた材料の箇所はほぼ全て自分も違和感を覚えつつ読んでいた箇所だったのである。
例) ジョセフが見張りといいつつ、モルヒネを服用して、見張りの役に徹していない点、 ジョセフと思われる死体の顔が確認できなかった点など。
つまり、頭を使えば犯人を当てられたのだと思う。
ただし、殺しに銃を用いたということを当てるのは厳しいかと思う。なぜなら、凶器と思われた短剣のイメージがつきにくいからね。(文字だけじゃ中々伝わらないよ。)

ということで、ミステリとしての完成度は中々に高いと思った。ただし個人的にかなり読みくいと感じたので、その分減点して総合6点。

No.123 7点 マスカレード・ホテル- 東野圭吾 2019/02/14 17:20
映画化記念に読むことした、超にわか者です(笑)。
けっこう楽しめた、というのが素直な感想。少なくとも最近読んだの東野作品では一番好き。

メインのx4の犯行よりも、個別の事件が面白かったかな。警察とホテルマンの違いが良くかけており、かつ重苦しい犯罪なしにハラハラさせられた。エピソードの中では教育実習生とのやりとりが一番いい。
多くの登場人物に味があり、それも評価ポイント。

No.122 5点 魍魎の匣- 京極夏彦 2019/02/11 15:14
読んでて疲れた。
なんつーか作者と相性悪いのかなという感じ。まぁ、このことについてはデビュー作も読んでから判断しよう。

大した事件でないものを組み合わせて複雑に見せてる。加奈子殺人未遂もしかけなし、ばらばら殺人の犯人も意外性なし、須崎とか雨宮とかの犯行も行き当たりばったりと、雰囲気でごまかしてるけど面白くない。結局しょぼいものを組み合わせてむりやり読めるものに仕上げたって感じなんだよなあ。奇しくもばらばらを併せて一つの人体だよと見せられた感じといえばいいのかな。


京極堂の薀蓄もへぇーとは思うけど、それほど魅力的に感じず、わずらわしい。他のキャラも共感しにくい奴が多すぎる。

長い話だが、最後まで一気に読ませる力はあったので、その分+1点して5点で。
愚痴ばかりになりそうなのでこの辺でやめます。

No.121 8点 貴族探偵- 麻耶雄嵩 2019/02/02 12:27
各短編ごとの点数
1 ウィーンの森の物語 7点
2 トリッチ・トラッチ・ポルカ 7点
3 こうもり 9点
4 加速度円舞曲 8点
5 春の声 5点

平均したら7点ちょっと?ただし、短編でこのようなhighアベレージをだすのは難しく、お見事。よって少しげたを履かせて8点にした。

読む前はキャラものライトミステリと思っていた。しかし、1~4の仕掛けは上手く、本格至上主義の人でも満足するできばえと思う。(5は少し力技が過ぎる気もするが。)
特に、3は最後まで読んだ後、もう一度読みかえしてしまった。それだけ良い仕掛けということだろう。

加えて、貴族探偵が主人公兼モブ(こいつが居なくてもミステリ的には問題がないという点で)という新しいタイプのキャラでこれも面白かった。

No.120 9点 星を継ぐもの- ジェイムズ・P・ホーガン 2019/01/29 10:52
久しぶりにSFを読んだが、こんなに面白いジャンルだったけ?と思わせられた。この本の何がいいって、SF特有の造語が最小限で、頭を使わずともすっと物語に没頭できる点と思う。(科学用語は多用されているが、私は職業上その手の用語にはなじみがあり、読みやすかった。)

月のトリックは予想できたが、発見された事実を整理して書いているからこそ予想できたのだろう。また、新たな発見のたびに生じる科学者たちの興奮がこちらにも伝わってきて、のめりこんじまった。続きも絶対読みます。

No.119 7点 告白- 湊かなえ 2019/01/19 10:32
湊さん2冊目。1冊目はあわなかったがこれは面白く一気に読ませられた。(苦手なタイプの話だが、それでも面白いと感じた。)
少年Aについてはこんな13才いるかという気もするが、犯罪を積極的に起こすキャラだし、こういうものなのかな?少年Bはどこにでも居そうなさえない子ね。森口先生については復讐の手口えげつないな~、という感じ。ウェルテルは無能というか、蚊帳の外すぎて見てられない!、Bの母はやや気の毒な役どころといった印象。

まとめると、メインキャラは中々に個性的で、そこが良かったのかなぁと思ったり。ただいずれの奴も知り合いたくはないっすね(笑)。

No.118 8点 皇帝のかぎ煙草入れ- ジョン・ディクスン・カー 2019/01/17 14:32
犯人当てられなくて悔しいです。
奴は最初から容疑者圏外にして考えてしまった。だから作者にしてやられたの一言。
(言い訳): ネッドが遠目で見ているにもかかわらず、モーリス教の持っているものをかぎ煙草入れといった箇所が怪しいとは思ったのだが、そこを私はモーリス教が他のかぎ煙草入れを見ていたと解釈。だから、ナポレオンのかぎ煙草入れがどの段階で事件に関わったのかを考えてしまった。目の付けどころは悪くなかったのよ~。(これ英語だったら冠詞がつくからこういう読み間違いは起こらないのだが)

物語がシンプルで読みやすく、メインのしかけも良い切れ味をはなつ秀作。考えてミステリを読む人にぜひ勧めたい。

No.117 5点 眠りの森- 東野圭吾 2019/01/10 11:17
ここ最近東野さんの作品で当たりを引けない。本作も微妙っす。
推理要素が少なくいまひとつ熱中できなかった。加えて物語を通して身代わりが多くて(恋人の身代わり, 正当防衛の身代わり, 犯人の身代わり(これは違う気もするけど))読みにくかった。身代わりを多用することで物語の謎に深みを出したかったのだろうけど、単に問題を複雑にしてるだけに思えた。以上。

No.116 6点 重力ピエロ- 伊坂幸太郎 2019/01/06 09:47
そこそこかな。
伊坂さんの作品はこの作品で二冊目だが、なんとなく作風がわかってきた。本作は私個人の分類ではキャラ小説に位置する。(ストーリーは凡と思う。)登場人物について書くと、親父さんが一番好き。主人公の兄弟は、嫌いではないけども青臭いっすね(笑)。

No.115 6点 春にして君を離れ- アガサ・クリスティー 2018/12/30 20:55
楽しめた・・・のかなぁ。巻末の解説の言葉で書くなら、哀しい話と感じたねぇ。
暗いというか、哀しみが先行して、満足感みたいなのは皆無で、苦手なタイプの話だった。しかし苦手と思った私から見ても、この手の小説の中では非常にレベルが高いと思う。途中で一度真実に気づかせた上で、あの結末に落とすというのは、リアルというか、容赦がないというか・・・。作者の腕が光ったシナリオだね。
楽しくない小説なので、個人的な点数は2点引いて6点。(小説のレベルは8~9相当と思う。)

No.114 5点 富豪刑事- 筒井康隆 2018/12/27 13:30
ユーモラスな小説でそこそこ気に入った。(読後感はAAミルンの赤い館の秘密に似ている。)筒井さんのミステリは二冊目(1本目はロートレック壮)。個人的にはロートレック壮の方が好きかな。

密室の富豪刑事が推理要素があって一番良かったね。しかし、私が思った以上に皆さん高評価なのね。

No.113 5点 本格推理②奇想の冒険者たち- アンソロジー(国内編集者) 2018/12/24 11:37
特別意識したわけではないが、①を読んだときと比較すると厳しい目で読んだ。(読んでしばらくしてそう思った。)
はしがきで鮎川編集が述べたように、この手のシリーズでは読者がそういった目線で読んでしまうことは避けられないのかもしれない。

一つ言わせていただくと、メインの仕掛けに自信をもってよいのに、余計な小細工を仕込んでいる作品がいくつかあると感じた。皆さんそれぞれおもしろい仕掛けを考案しているので、次を読む機会があればよりレベルが高いものを期待したい。

個人的に好きな話
・佐々植仁  作「死線」
簡略化した図を見せることでミスリードを誘っており上手いと思った。この位シンプルなトリックは好き。自分は蝶番の隙間から狙撃というあほ推理をしました。

・江島伸吾 作「アンソロジー」
招待枠とのことですが、これもシンプルなしかけで好きですわね。ありそうで今まで見たことなかったタイプかと。今後読む作品内で、本が問題になったらこの仕掛けも頭の隅においておきたい。

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バードさん
ひとこと
ミステリ好きを自称してるもののまだ超有名な名作ですら未読のものが多いにわかファンなのでご容赦ください。あと感想の文体に丁寧語を用いないため生意気な批評と感じる方もいらっしゃるかもしれません、もし不快に感...
好きな作家
(海外)エラリー・クイーン アガサ・クリスティ (国内)江戸川乱歩 島田荘司 綾辻...
採点傾向
平均点: 6.17点   採点数: 332件
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