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ミステリ初心者さん
平均点: 6.17点 書評数: 412件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.32 4点 メビウスの殺人- 我孫子武丸 2012/06/20 10:59
ネタバレを含ます

 ちょっとイマイチ。0の殺人が大好きだっただけに、残念。

 題名でオチを予感して、少し読んでそれがあたってると分かりました。

 これ系の作品はわりと見るけど、あまり面白かったことがないですね…

 関係ないけど、岡島二人のある作品とか、題名だけでオチが予想できる作品はよしてほしい。ミステリになってない。

No.31 10点 アクロイド殺し- アガサ・クリスティー 2012/06/20 10:50
 ネタバレあります

 

 この本を購入したとき、問題作!とかのアオリが書かれた帯がありました。何にも問題じゃありませんでした。 フェアでした。

 後の高評価ミステリはこの作品の発想が元になっているものが多い気がします。さらに、この作品が一番完成度が高いですね。それだけでも10をつけたい。想像オチ、夢オチタイプのネタもこの作品が元だと思う。なんか、蒸気機関の発明みたい。

 そういえば、初めての叙述トリックはこの作品でした。世の中には頭のいい人間がいるものだなぁと感動しました。

 悪い点(気に入らないこと)を上げるなら、叙述トリックのばらし方。途中でバラしてしまっている感があり、それにあわせて犯人もバレます。そういう点では綾辻さんの例の作品のほうが上です。

No.30 8点 そして誰もいなくなった- アガサ・クリスティー 2012/06/20 10:33
ネタバレあります


 この作品が自分の初ミステリでした。これを機にハマったので、大変感謝してます。本を読むのが得意ではない自分でも一瞬で読み終わりました。ただ、古いほうでは訳が古く少しだけ違和感があるため、新訳のかっこいい表紙のほうがお勧めです。
 
 この設定は凄いですね。かなりの作品で嵐の孤島を目にします。登場人物がすべて死ぬのも衝撃。じゃあ犯人は??って感じで…

 今、思い出してみると、犯人当ては難しすぎるかなぁ?と思います。動機もあまりよくないですが、まあ動機はどうでもいいです。

※印象が変わり再評価

No.29 6点 謎解きはディナーのあとで- 東川篤哉 2012/06/20 10:22
 この作者の作品はギャグタッチで面白いものが多く、はずれが少ないですが、この作品もそうでした。

 この作品で大ブレイクした作者が、すこし遠い存在になってしまったような気がして複雑w

No.28 6点 もう誘拐なんてしない- 東川篤哉 2012/06/20 10:19
ネタバレあります



 わかめ男で爆笑しました。

 叙述トリックによってどんでん返しがあり、楽しめました。

No.27 6点 学ばない探偵たちの学園- 東川篤哉 2012/06/20 10:16
ネタバレあります。



 烏賊川市シリーズ?の学園版のような雰囲気で、面白さにはずれ無しです。個人的には、エラリーフリークの部長が好きです。密室を発見したときのリアクションが最高でした。

 トリック部分で、ギャグがそのままトリックになっているような気がします。かなり高度だと思います。本の中で、ギャグでもSFでもなんでも現実離れしたことがおきても、本の中では現実で、それをトリックに応用してもフェアです。 

No.26 6点 完全犯罪に猫は何匹必要か?- 東川篤哉 2012/06/20 10:09
 ページ数がそこそこありますが、一瞬で読み終わります。
 三毛猫の特性を知っていたため、話の展開が少しだけ読めてしまいました。

 猫マンマのくだりが面白かったです

No.25 6点 密室に向かって撃て!- 東川篤哉 2012/06/20 10:06
ネタバレあります


 ツッコミ役の女性キャラクターが主要人物の一人となり、さらに面白さと読みやすさが増しました。
 銃の発射音と弾数の問題が面白かったです。 犯人は分かり易すぎた感じです。

No.24 6点 密室の鍵貸します- 東川篤哉 2012/06/20 10:02
 とても読みやすい ギャグミステリ? シリーズ1作目。 このときは、探偵のボケは薄い気がします。
 タイトルからして密室。 そのトリック自体、そんなにオリジナリティーは感じなかったです。

No.23 6点 館島- 東川篤哉 2012/06/20 09:58
ネタバレがあります


 ページ数が結構あるのですが、一瞬で読める読みやすさが最高です。
 トリックは大掛かりというか、タイトルや雰囲気で絶対仕掛けがあるって分かったのですが、それ自体は好みでないのでちょっと辛めの点数です。

 主人公ボケ・女性ツッコミなどのパターンが多いですね

No.22 7点 交換殺人には向かない夜- 東川篤哉 2012/06/20 09:53
 読みやすさをそのままに、どんでん返しをプラスしたシリーズ最高傑作。

 このシリーズというか他の作品でもそうですが、ギャグミステリ?を続けてほしいです

※私の書評数が増えてきて、加点基準が変わってきたため7に変更しました。

No.21 6点 8の殺人- 我孫子武丸 2012/06/20 09:47
 面白かったです。 ただ、よくあるミステリ?というかこの本独自の要素が少ないような気がします。
 トリックも、ミステリを多く読んでる人には即バレかもしれません。

 読みやすさが最高で、ほとんど一瞬で読み終えれます。

No.20 9点 0の殺人- 我孫子武丸 2012/06/20 09:44
 読みやすくて、面白くて、どんでん返しアリ。 言うこと無し。はじめにの使い方もうまくて、フェア。
 自分の嫌いな要素がひとつだけあったので-1で9点にしました。

No.19 8点 十角館の殺人- 綾辻行人 2012/05/28 17:22
 ネタバレあります。


 海外作品からミステリに入った自分にとってほぼはじめての日本のミステリ。そして誰もいなくなったが好きだったせいか見事にだまされました。ミステリのお約束を知っている人ほどだまされます。

 初めて読んだときは、こんなのあり(フェア)なんだ?と思いましたが、今では日本で5本の指に入るほど好きです(そんなに数を読んでないが)。

 『モリス』を知らなかったので、知っていたほうが楽しめたかもしれません。 そこは初心者で残念。

 人物が書けていない、物語がつまらない、トリックだけ…というミステリが嫌いな人お勧めできないと思いますが、そもそもミステリでない小説を読んだほうがいいと思います。

No.18 8点 殺戮にいたる病- 我孫子武丸 2012/05/28 17:02
 ネタバレあります。


 犯人の主観で進んでいく系で、どこが謎すらわからないが最後にどんでん返しがあります。こういう小説はそこそこ見かけるけど、この作品が最初なんでしょうか??

 最後まで読んだ後、見返してしまう、いい小説です。本格ではないかもしれませんが。

 個人的に読むのがきつかったです。グロいです。

No.17 7点 ハサミ男- 殊能将之 2012/05/28 16:56
 ネタバレあります。


 犯人の主観で進んでいく系の作品です。どこで驚いていいのかな~と思っていると最後に驚かされるタイプです。そういう作品は複数ありますが、この作品もオリジナリティーが高いと思います。

 家族からネタバレされた後に読んだため、驚きが皆無だったんですが、ネタバレが無い状態で読めばびっくりしたことだと思います。

 この作品で一番好きなポイントは、犯人が自分を「デブ」と思っているの対し、他人は「美しい」と思っている点。文章は矛盾しているけど実際は矛盾していない。実際はそんなことがたくさんありますが、気がつきにくいです。

No.16 5点 クラインの壷- 岡嶋二人 2012/05/28 16:50
 ちょっと自分はハマりませんでした。

 出落ちの作品と思います。 ラストは予想が容易でびっくり要素があまり無かったと思います。とにかく設定の面白さがすべてです。

 っというか、『クラインの壷』をしっていたため、読まなくてもある程度わかってしまいました。

No.15 8点 星降り山荘の殺人- 倉知淳 2012/05/28 16:40
 ネタバレあります。


 この小説は独特の手法があり、そこにトリックがあることは誰でもわかると思うのですが、使い方がうまいです。
 ルールをぶっ壊したような自分好みの作品でした。アンチミステリ的な楽しさがありますが、完全にフェアです。

 こんな推理小説やホラーゲームがあったら面白いな…と妄想していたら、まんま星降り山荘の殺人でした。
 そのため、かなり序盤で犯人のめぼしがつきました。 どうやったかとかは分からなかったので、犯人が当たったとはいえないのですが。

No.14 9点 すべてがFになる- 森博嗣 2012/05/28 16:30
 ネタバレあります。


 自分はこの作品の雰囲気やキャラクターが大嫌いで、読むのには苦労しました。が、これは高評価をつけざるをえません。
 これまで読んだ密室物の中で一番。ビンの中の船のヒントも最高です。とにかく密室の可能性を突き詰めてます。これ以上の密室ものは無いと思います。

 ミステリを読みまくっている人(そんな人はこの作品も既読だと思いますが)は、少し読んだだけで分かってしまうかもしれません。

 自分は、この小説独自の状況と施設から、ある時点で真相に近いものに気づきました。

No.13 8点 水魑の如き沈むもの- 三津田信三 2012/05/28 16:14
 ネタバレあります。


 個人的には、はじめにの使い方が、このシリーズ中一番好き。途中で気づいたときにはニヤリとします。ヒントでもトリックでもなくミスリードです。これだけでもかなり評価が上がっています。

 探偵の仮説と否定の部分がヒントになっているところも面白いです。

 容疑者の選び方にロジックが多く入っているため、その点では首無より好きです。犯人の凶器の選び方、殺意が芽生えたのはいつか、潜水服?周辺の状態なと最高です。
 ラストはさわやかでいいんじゃないでしょうか。そうでなくてもいいけど。
 
 嫌いな点は、犯人にそれができたか? 特殊訓練を受けているように見えます。偶然も味方しているような気がします。

 ホラーでみると、明らかに他の長編に劣ります。ややギャグよりになってます。人間の気持ち悪さは楽しめると思います。

 全体的に好みな作品なので、甘目かもしれません。

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ミステリ初心者さん
ひとこと
 有名な作品をちょこちょこ読んだ程度のミステリ初心者です。ほとんど、犯人やどう殺したかを当てることができません。


 高評価・低評価の基準が、前とは少し変わってきました。
 犯人を一人に断定で...
好きな作家
三津田信三 我孫子武丸 綾辻行人 有栖川有栖 鮎川哲也
採点傾向
平均点: 6.17点   採点数: 412件
採点の多い作家(TOP10)
アガサ・クリスティー(17)
三津田信三(14)
歌野晶午(13)
東野圭吾(11)
綾辻行人(11)
エラリイ・クイーン(11)
東川篤哉(10)
鮎川哲也(10)
西澤保彦(9)
有栖川有栖(8)