皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
蟷螂の斧さん |
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平均点: 6.10点 | 書評数: 1679件 |
No.99 | 6点 | 生首に聞いてみろ- 法月綸太郎 | 2011/12/30 23:41 |
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洗練されたストーリーであると思いますが、ヒロインの扱いに物足りなさがあると感じました。 |
No.98 | 7点 | 慟哭- 貫井徳郎 | 2011/12/30 23:40 |
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騙されたいと思いながら読むので、途中でオヤッと感じても流します。従ってラストは驚きがありました。題名もラスト一行に込められており秀作だと思います。 |
No.97 | 6点 | 弥勒の掌- 我孫子武丸 | 2011/12/30 23:39 |
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ベテランの刑事(強者)と高校教師(弱者)の対比は面白い。関係ないと思われる二人がやがて一つに結びついてゆく。ラストは悪徳刑事らしさがでていて好みです。 |
No.96 | 9点 | 炎に絵を- 陳舜臣 | 2011/12/30 11:48 |
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地味な小説と感じましたが、大胆なトリックが使われています。二重三重のどんでん返しもあり傑作だと思います。題名の意味は最後の最後に判明します。著者の作品は数十年前5,6冊読んでいましたが、本作品は未読でした。本サイトに感謝します。 |
No.95 | 3点 | びっくり館の殺人- 綾辻行人 | 2011/12/30 11:45 |
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子供向けだから致し方ない評価となります。 |
No.94 | 5点 | 誰彼- 法月綸太郎 | 2011/12/29 20:30 |
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法月綸太郎の推理がことごとく外れ、もどかしい気持ちになります。ただ推理の一部は当たっていたりするので混乱しました。本作は最初から双子の兄弟がいることが解っているので、安心して読むことができました。最後に実は双子がいたとか、似ている人がいたというオチがあるとがっかりするものです。密室エレベーターは乱歩氏からの引用である旨、先人に敬意を。 |
No.93 | 4点 | ボトルネック- 米澤穂信 | 2011/12/29 20:28 |
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ミステリーというより青春小説として読んだ方がよいのかも。といっても青春のほろ苦さもあまり感じられなかった。「インシテミル」を先に読んでいるので、作風がまったく別物で少し肩透かしの感じがしました。 |
No.92 | 4点 | 向日葵の咲かない夏- 道尾秀介 | 2011/12/27 15:29 |
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不思議な世界で、風変りなミステリーというのが印象です。動機、被害者の訴え、探偵役の行動など何故???が多く、よく理解できませんでした。 |
No.91 | 4点 | サウスポー・キラー- 水原秀策 | 2011/12/27 15:26 |
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第3回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作ですが、ミステリー度は低く、ハードボイルドになるのでしょうか?。野球ファンには面白いかもしれませんが、私はハードボイルドも野球も弱いので、この評価となりました。 |
No.90 | 6点 | 薔薇の名前- ウンベルト・エーコ | 2011/12/27 15:21 |
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映画(1986)ショーンコネリー氏主演を3度ほど観ているがよく理解できていない。歴史・キリスト教に疎いためである。本書は、哲学書のようであり、聖書の引文もかなりあり難解である。
(ネタばれ)ミステリーとしては、秘密の書に、ある仕掛けがほどこしてあり、それにより殺人が起こるもので、その点はユニークで評価できる。 |
No.89 | 5点 | ガラス張りの誘拐- 歌野晶午 | 2011/12/21 18:51 |
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親心(刑事)、子(娘)知らず。その後、この親子はどうなったのでしょうか?誘拐事件でマスコミ(TV)を巻き込むものは、今まで読んだ中で「大誘拐(1978)」「模倣犯(2001)」「犯人に告ぐ(2004)」がありましたが、ミステリー度は本作品(1990)が一番高いと感じます。 |
No.88 | 5点 | よく見る夢- シドニー・シェルダン | 2011/12/21 18:46 |
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3人のOLが、ある糸で結ばれている。やがて殺人事件が起こり、あるOLが逮捕される。そして裁判へと・・・。題材は好みでなかったのですが、テンポよくスラスラと読めました。ラストで彼女がルンルン気分で出かけるシーンが印象的でした。 |
No.87 | 7点 | 災厄の紳士- D・M・ディヴァイン | 2011/12/19 20:34 |
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物語の構成が面白かった。前半は結婚詐欺(喜劇っぽい展開でテンポがいい)、後半は殺人事件。急にミステリーとなりますが、まったく犯人が解りません。解決編での犯人判明には驚きがありましたが、それに至る過程(指紋うんぬん)にはあまりピンときませんでした。フーダニットがうまいと思います。 |
No.86 | 6点 | ウォリス家の殺人- D・M・ディヴァイン | 2011/12/19 20:33 |
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フーダニットは、優れていると思いますが、大がかりなものはなく、物足りなさを感じました。作風だから仕方ないと思いますが・・・。謎解きを楽しむには良いと思います。 |
No.85 | 5点 | 悪魔はすぐそこに- D・M・ディヴァイン | 2011/12/19 20:32 |
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大がかりなトリックが好きなので、本作者の作品は、読み終わった後どうしても筋書きの印象(後に残るかどうか)が薄くなってしまいます。読んでいるときはページが進み面白いと思います。 |
No.84 | 6点 | Rommy- 歌野晶午 | 2011/12/11 18:36 |
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著者の転機になる作品らしいのですが、今一つROMMYに感情移入ができませんでした。それは、ROMMYの隠された真実に要因があるような気がしています。単なる好き嫌いの問題ですが・・・。ミステリーとしては面白いものでした。 |
No.83 | 9点 | 連続殺人鬼 カエル男- 中山七里 | 2011/12/11 18:31 |
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著者のインタビューにある「一気読み、どんでん返し、最後の一行で驚いてもらう」の通り、再三のどんでん返しがあり、大変満足です。背景には刑法39条が流れており、ストーリー的に面白い。ただ、エログロ描写もかなりあります。マイナス要素は、警察での暴動シーンで、余分のような気がします。 |
No.82 | 5点 | リピート- 乾くるみ | 2011/12/09 17:19 |
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裏表紙の「リプレイ」+「そして誰もいなくなった」のとおり、SF+ミステリーと思いますが、主人公の恋愛が主とも思えます。人生での二者選択を迫られ、悩んだ末、一方を選ぶがその結末は?果たして正解だったのか?ということでしょう。 |
No.81 | 6点 | 暗闇坂の人喰いの木- 島田荘司 | 2011/12/08 16:12 |
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過去の事件と現在の事件の繋がりが徐々に判明し面白く読めた。また、おどろおどろした雰囲気がよく出ていたと思う。メイントリックは残念ながら肩透かしを食らった感じです。「巨人の家」の謎が、御手洗にもその場で解けず、こちらの方が謎としては面白かった。 |
No.80 | 7点 | ストロベリーナイト- 誉田哲也 | 2011/12/05 19:01 |
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全体的に陰鬱な雰囲気が流れ、猟奇的な描写も結構あります。ミステリー度はあまりありませんが、事件の背景は印象に残ります。姫川のキャラは、過去に傷を持ちながらという設定なので、それを逆手にとって人物像として爽快な行動力(魅力)を持たせているものと思います。 |