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測量ボ-イさん
平均点: 6.25点 書評数: 631件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.531 4点 バカミスじゃない!?- アンソロジー(国内編集者) 2019/10/19 10:55
バカミスの定義っていったい何なんでしょうね。
人の主観により、解釈はだいぶ異なりそう。
そんなことを考えさせられる一冊。

No.530 7点 時鐘館の殺人- 今邑彩 2019/10/05 11:43
ホラ-色の強い作品もありますが、どれも粒より。
個人的なベストは「黒白の反転」かな?表題作も良いですが。
本格色の強い、よい作品を書く作者だけに、既に故人である事が
惜しいです。

No.529 5点 十和田奥入瀬殺人回流- 梓林太郎 2019/09/07 08:21
(ネタばれあり)

中盤過ぎに現れた怪しい人物がそのまま犯人でした。
ちょっとひねりが少ないのがやや不満。
(多すぎても困るけど)
ただ前に読んだ麻耶雄嵩氏の作品に比べれば読みやすい、
読みやすい!サクサク進みます。

No.528 5点 メルカトルかく語りき- 麻耶雄嵩 2019/08/31 14:52
う-ん、これは何とも。
氏に対する予備知識ない人が読むときっと驚くでしょうね。
まあ麻耶氏ならではではあります。

No.527 6点 青春迷路殺人事件- 梶龍雄 2019/08/03 17:48
この作者をはじめて拝読。
本格色の強い作風と聞いていましたが、その点については
噂通りです。
この作品に関してはアリバイものだけに、犯人の意外性は
あまりないですが、完成度は高いと思います。
ただ文章のよみづらさがあったので、満足度はあっても
採点は辛め。

<余談>
内容もさることながら、当時の方たちの野球に対する熱さ
(一高VS三高)が面白かったです。
小生が子供のとき読んだあの湯川博士の伝記でも一高と三
高の野球が書かれ、氏の野球に対する熱さが伺えました。

No.526 7点 囁く唇- 鮎川哲也 2019/08/02 18:40
この短編集の書評が未だだったんですね。
本が自宅にあり、何度も繰り返し読んでいます。
作品では「蟻」の時間トリックと、「墓穴」の皮肉な結末が印象的。

No.525 7点 蒲生邸事件- 宮部みゆき 2019/07/06 13:55
宿泊したホテルで火事にあい、生命の危機にある主人公が、
時空を超え、二・二六事件に遭遇する・・・
まあ本格ではなく、SF小説ですね。でも内容は良かった
ですよ。

採点は6点+1点(二・二六事件の勉強になったので)

No.524 8点 悪魔はここに- 鮎川哲也 2019/06/01 16:55
粒よりの短編集。
特に「薔薇荘」が秀逸ですが、他もなかなか。
「薔薇荘」については、有栖川氏がある作品で、「ミステリ創作学校と
いうものがあるとすれば、その教科書になりそう」とうまい表現をさ
れています。

採点は他の作品だけなら7点になるかもですが、「薔薇荘」のあるの
でプラス1点。

No.523 7点 消えた奇術師- 鮎川哲也 2019/05/15 20:20
密室3部作以外は未読でした。
いろんな意見があるとは思いますが、密室に関してはやはり
 赤>白=青 かな? 個人的評価ですが。

密室シリ-ズだけなら採点8点ですが、それ以外の作品が意外に
平凡だったので1点減点。
特に「黄色い悪魔」のメイントリックは某海外古典にそっくり。

No.522 5点 本日は大安なり- 辻村深月 2019/04/13 18:09
職場の人からもらった本シリ-ズ第3弾!

同じ日に結婚式を挙げる4組のカップルのスト-リ-。
内容そのものより、ブライダル系の仕事の人のご苦労がよく
わかりました。
知ったかぶりすると、双子入れ替わりカップルの顛末はまあ
予測できましたけど。

No.521 4点 どきどきフェノメノン- 森博嗣 2019/03/22 19:41
職場の人にもらった本シリ-ズ、第2弾!
まあこれはミステリではなく、いわゆる一つの(?)ラブコメディ
ですね。そう割り切って読めば特に問題なし。

採点はちょっと辛いかな?
内容としては武蔵坊の存在意義がよくわかりませんでした。

No.520 6点 聖女の救済- 東野圭吾 2019/02/20 19:11
職場の人からもらった本を読みました(笑)

さて肝心の書評ですが、トリックはしっかり本格仕立てであるものの、
これはどうか・・
他の方の書評にもあるように、理屈では可能でもそんなことするか、
というツッコミですね。
○○○を一定期間一切使わない、という縛りもありますし。
また○○○に毒を仕込むトリックも文章だけの説明なので、よくわから
ない(本当にこういうのが苦手)。

でも、文章に変なクセがなく読みやすさは相変わらずです。

No.519 6点 ゴルフ場殺人事件- アガサ・クリスティー 2019/02/02 09:41
ゴルフ好きの僕としては、題名に魅せられて(?)拝読。
けれども肝心の内容にゴルフ場がほとんど絡んで来ないのがやや
拍子抜け。
若きヘイスティングスがいろいろやらかしてくれますが、でも
憎めないキャラですよね。
この巨匠の作品にしては、サイトの評判あまり良くないですが、
個人的にはまずまず。

No.518 5点 わたしを離さないで- カズオ・イシグロ 2019/01/07 19:45
今年の初書評は海外作品で。
氏のノ-ベル文学賞受賞の対象になった(おそらく)作品で、これが何と
東西ミステリにランキングされていたことを後で知りました。
肝心の中身ですが、う-ん・・これは重い。
まあ人の命の尊さとかを考えさせられるものではあります。

でも僕の考えるミステリではないので、すみませんがこの点数で。

No.517 4点 白光- 連城三紀彦 2018/12/22 13:43
身内のドロドロ感が強く、好きな感じの作品ではないです。
本格色も薄いですしね。

(余談)
今年の書評はおそらくこれで最後。
今年の書評数は20冊か・・また来年頑張ります!

No.516 7点 山伏地蔵坊の放浪- 有栖川有栖 2018/11/25 12:54
山伏が探偵という必然性は?ですが、アイデアは買います。
粒ぞろいの短編集ですが、ベストはやはり「毒の晩餐会」でしょうか。
氏らしいロジカルな作品です。

No.515 7点 誘拐- 高木彬光 2018/11/03 14:45
地味な法廷ものかと思わせる序盤でしたが、意外な展開でした。
まあ犯人の意外性はそうでもないし、オチは刑法の知識がないと推測
できないですが、リ-デビリティがあり、楽しく読ませるのはさすが
に巨匠の手腕。

No.514 8点 模倣の殺意- 中町信 2018/10/21 19:53
ふとしたきっかけで知った作品ですが、これは良かったです。
今となってはよくある〇〇トリックですが、この作品、40年以上前みたい
ですからね。
この手のトリックでこの作品より古い作品というと、小〇氏の〇〇〇の証人
くらいしか思いつきません。
しかも、その作品より個人的には高評価です。
ネタを知った上で、また読んでみたい作品です。

本格不遇の時代に書かれたこの作品に拍手!
採点が7点(基礎点)+1点(この時代の貴重な作品)

(余談)
僕が読んだのは、2004年頃に出版された復刻版です。
初版の1973年版では、真相が判るもっとわかりやすいヒントがあったの
ですが、今となっては露骨すぎるので削除されているみたいですね。
解説にそのあたりが記載されていますが、なるほどと思わせる内容です。
(当然作品を先に読むべきですが)

No.513 7点 二つの標的- 鮎川哲也 2018/10/13 12:56
先に読んだ挑戦編1(山荘の死)と比べてやや落ち感あるも、
最後の作品がそれを補完。
他の作家が書いた解決編を鮎哲氏が書いた、貴重な一遍です。
これだけでも読んだ価値ありました。

No.512 7点 山荘の死- 鮎川哲也 2018/08/31 20:43
「達也が嗤う」他の機会でも触れましたが、氏の短編の中でも屈指の名作。
他の作品については突出したものがなかったので、氏の作品としては辛めの
採点。表題作の「山荘の死」がまずまずの佳作かな。

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測量ボ-イさん
ひとこと
このサイトを知ってから2年くらい経ちますが、
ようやく自分で書評を書いてみようという気になりました。どうぞ宜しくお願いいたします。
好きな作家
島田荘司(初期作品は殆ど読んだ)、鮎川哲也(氏の長編22作はコンプリ-ト)、有栖川...
採点傾向
平均点: 6.25点   採点数: 631件
採点の多い作家(TOP10)
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