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[ 青春ミステリ ]
雨の降る日は学校に行かない
相沢沙呼 出版月: 2014年03月 平均: 6.00点 書評数: 2件

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集英社
2014年03月

集英社
2017年03月

No.2 6点 sophia 2021/03/15 23:55
「教室に並んだ背表紙」が割とよかったので、似た系統と思われる本作にも手を出してみましたが、こちらは更にミステリー要素がありません。そして「教室に並んだ背表紙」のように各エピソードの関連性があまりないので(一部を除き舞台が同じ学校なのかも不明)、連作短編集としての厚みという点では落ちますかね。ただ、各タイトルを聞いて話の中身を思い出せるのはこっちだろうなと思います。「死にたいノート」と「プリーツ・カースト」の卵の殻にヒビが入ったような終わり方が好きです。

No.1 6点 ガーネット 2014/06/28 12:07
今時の中学生の生きにくさを描いた作品。
彼女たち(主人公は全員女の子なのです)の心模様を描いた物語であり、ミステリではありません。
しんみりと共感できるところもあったり、「プリーツ・カースト」のような、ちょっと意外な着眼点から進む話もあったりして、興味深かったです。
表題作や「好きな人のいない教室」のような〈まっすぐ〉で〈ひたむき〉な作品もあれば、「プリーツ・カースト」や「放課後のピント合わせ」みたいな、ちょっとひねくれた作品もあり、誰でも、どこか同調できる部分があるのではないでしょうか。

ただ、これは、(ミステリ作家の作品とはいえ)ミステリではないです。青春小説です。
青春小説としての出来については文句ないのですが、このサイトは「ミステリの祭典」であるため、野暮を承知でミステリとして見た本作についても言及しておきましょう。
ええ、ミステリでないとはいえ、鮎川賞受賞者の相沢先生の作ですから、一応、「らしい」仕掛けは用意されていました。全編を通して読んだ後、「へえ~」と思いました。綺麗につなげたな、と。

こういう作品って、結構需要あると思うんですがね。できれば、男の子が主人公の話も読んでみたかったかな。
そのうち、同系列の作品が出版されたらいいなあと夢想しております。


相沢沙呼
2021年07月
invert 城塚翡翠倒叙集
平均:7.50 / 書評数:2
2020年12月
教室に並んだ背表紙
平均:7.00 / 書評数:1
2019年09月
medium 霊媒探偵城塚翡翠
平均:7.94 / 書評数:18
2017年08月
マツリカ・マトリョシカ
平均:7.42 / 書評数:12
2014年09月
スキュラ&カリュブディス 死の口吻
平均:5.50 / 書評数:2
2014年03月
雨の降る日は学校に行かない
平均:6.00 / 書評数:2
2013年11月
卯月の雪のレター・レター
平均:4.67 / 書評数:3
2013年08月
マツリカ・マハリタ
平均:5.50 / 書評数:6
2012年04月
ココロ・ファインダ
平均:5.00 / 書評数:1
2012年03月
マツリカ・マジョルカ
平均:5.25 / 書評数:12
2011年11月
ロートケプシェン、こっちにおいで
平均:5.00 / 書評数:4
2009年10月
午前零時のサンドリヨン
平均:5.75 / 書評数:8