皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ 本格/新本格 ] 抹殺の意志 |
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草野唯雄 | 出版月: 1975年01月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 2件 |
ノーブランド品 1975年01月 |
KADOKAWA 1983年08月 |
No.2 | 6点 | ボナンザ | 2016/12/17 12:28 |
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読みやすさと二転三転する犯人像が魅力。
城戸さんがそこまで責められる立場かというと微妙ですが。 |
No.1 | 6点 | kanamori | 2013/07/16 17:46 |
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人気推理作家・城戸の小説を模倣したかのような事件が連続して発生し、状況から作者本人が犯人だと疑われる。友人で担当編集者でもある「わたし」は、城戸のアリバイを求めて奔走するが-------。
江戸川乱歩賞候補作を改稿改題した作者のデビュー長編。 城戸の内面描写を排して、第三者の「わたし」の視点で事件が語られていく構成がミソで、終盤を迎えて犯人像を二転三転させながら、アンフェアぎりぎりの大仕掛けが最後の最後で明らかになる。(現代から見ればそれほどのサプライズ感はないかもしれませんが、まあ新本格以前ということで)。 写真をもとにある女性の所在を探し求めるパートなど、中盤に無駄と思える場面もあるもののサスペンス性も兼ね備え、事件の背景調査のため訪れた四国松山でのシーンの伏線の張り方もなかなか巧みだったと思います。 |