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[ 本格/新本格 ]
暗闇のセレナーデ
黒川博行 出版月: 1985年08月 平均: 5.33点 書評数: 3件

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徳間書店
1985年08月

東京創元社
2006年03月

No.3 5点 nukkam 2016/07/07 15:38
(ネタバレなしです) 黒川博行(1949年生まれ)の長編3作目となる1985年発表の本書は、趣向を変えようとしたのか女子大生コンビを登場させています。アマチュア探偵主役の本格派推理小説を意識したようですが警察の捜査描写も全体の半分近くを占めており、謎解きの貢献度もほぼ五分五分ではと思います。女子大生の個性もそれほど印象的には描けておらず、この作家は地味な警察小説の方が合っているように思いました。

No.2 6点 2010/09/22 12:50
美和と冴子の女子大生コンビの軽妙で軽快なお笑い本格ミステリーです。
本作は、密室トリック、アリバイトリックなど十分すぎるほどの本格要素があるうえに、美術(彫刻)界という特殊な世界に焦点を絞り込み、さらに女子大生や個性的な刑事たちなど魅力的なキャラクタを多く登場させ、しかも関西風のお笑い要素でもって読みやすくしています。これだけそろえば、軽めのテレビドラマミステリであっても高評価できます。
森博嗣氏が犀川&萌絵シリーズの理系ミステリで当てたように、美和&冴子の美術ミステリとしてシリーズ化すればまちがいなくヒットしたと思うのですが。

No.1 5点 ZAto 2009/10/17 13:16
「探偵が女子大生」「テレビドラマ用に作られた原作」「密室トリック」という私にとっては三重苦のような作品だったが、例によって美術業界の暗部などがこと細かく描写され、一見、お気軽なライトミステリー風でありながら重厚感を失っていなかったのはさすがだったと思う。


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黒川博行
2022年11月
連鎖
平均:6.00 / 書評数:1
2021年11月
熔果
平均:6.00 / 書評数:1
2020年12月
騙る
平均:6.00 / 書評数:1
2018年06月
泥濘
平均:7.00 / 書評数:2
2017年03月
果鋭
平均:6.00 / 書評数:1
2014年08月
後妻業
平均:6.00 / 書評数:1
2014年02月
破門
平均:7.00 / 書評数:2
2012年11月
繚乱
平均:8.00 / 書評数:1
2009年07月
螻蛄(けら)
平均:7.00 / 書評数:1
2009年01月
煙霞
平均:7.00 / 書評数:1
2008年06月
蜘蛛の糸
平均:5.00 / 書評数:1
2005年10月
暗礁
平均:7.00 / 書評数:2
2004年11月
蒼煌
平均:8.00 / 書評数:2
2002年03月
左手首
平均:7.00 / 書評数:1
2001年11月
国境
平均:8.60 / 書評数:5
1999年05月
文福茶釜
平均:6.75 / 書評数:4
1998年09月
燻り
平均:7.00 / 書評数:1
1997年03月
疫病神
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1996年11月
カウント・プラン
平均:6.33 / 書評数:3
1995年05月
迅雷
平均:8.00 / 書評数:1
1992年12月
封印
平均:6.00 / 書評数:2
1991年12月
大博打
平均:7.50 / 書評数:2
1991年10月
てとろどときしん
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1990年11月
アニーの冷たい朝
平均:6.00 / 書評数:1
1990年06月
絵が殺した
平均:6.00 / 書評数:1
1989年05月
ドアの向こうに
平均:6.50 / 書評数:2
1989年02月
切断
平均:6.50 / 書評数:4
1988年09月
八号古墳に消えて
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1987年04月
海の稜線
平均:6.00 / 書評数:3
1986年08月
キャッツアイころがった
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1985年08月
暗闇のセレナーデ
平均:5.33 / 書評数:3
1985年06月
雨に殺せば
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1984年09月
二度のお別れ
平均:6.00 / 書評数:4