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[ サスペンス ]
殺戮にいたる病
我孫子武丸 出版月: 1992年09月 平均: 7.55点 書評数: 196件

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講談社
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No.116 10点 ルカ 2008/08/22 18:34
ラストのどんでん返しに驚愕させられました。

これ以上の衝撃を与えてくれる作品にはもう出会える気がしません。

No.115 10点 さとりん 2008/07/30 16:29
グロくて途中で何度もくじけそうになったけど、我慢したかいがあった!ラストが最高!!思わず何度もラストを読み直しました。(苦笑)

No.114 8点 白い風 2008/07/04 23:22
死姦あり切り刻みありの猟奇殺人なので読者を選びそうですね。
私は横溝系が好きなので全く問題はありませんでしたけど。
読破後、もう一度読み返しましたね、上手く書けていると思う。
描写はともかく、ラストには満足しました。

No.113 8点 ぴあん 2008/06/25 22:14
前評判(いろんな意味で笑)から、なかなか手を出さなかったのだがやっぱり読みたくて読んでみた。身構えていたせいか思っていたほどグロくはなかったし、先を読ませる力はさすが。ラストはもちろん唖然。・・・やっぱりバレを読まずに自分で読んでよかったー。

No.112 7点 kowai 2008/05/31 19:48
冒頭がアレだったので、手記系と同じだろう、と読んではいたのですが、そうきましたか。。。でもミステリ+サイコ-グロ-エロ=7点。でも2周しましたけど。。。

No.111 5点 ElderMizuho 2008/05/28 18:42
うーん。たしかにサプライズは用意されているのですが自分には「・・・で?」としか思えなかったなあ
結構類似作は多いですし、なんでわざわざこういう小説の中に持ってきたのか意図が理解できません。
実際そこまでの描写がいい意味で強烈過ぎたので、そっちの方のみで勝負してもらっても良かったと思う。
もっとも個人的に一番気になったのはほぼ全編にわたって性的な表現が散りばめられていたのがちょっと不快だったこと

No.110 10点 こう 2008/05/14 22:17
 個人的には国内のフィニッシングストローク、サプライズエンディングの最良作だと思います。国外でも数えるほどしかありません。(カサック、バリンジャー、ニーリィーなど)
 確かに描写はきついかもしれませんがそれ自体がサプライズエンディングのための仕掛けでしょうから個人的には是でした。(非という意見もわかりますが)
 あのラストだけでも10点の価値があります。
 ただこういう作風は一発勝負なのでサプライズエンディングがあるという前情報すらないほうが良いと思いますし予備知識があって読む方ほど点数が下がる気がします。

No.109 8点 Akira 2008/03/29 00:20
初めから犯人が判明しているためか、死体の状態より、殺害手順が克明に描かれている。そのため、気持ち悪い内容になっている。それでも所詮小説だと思い(無論、小説、小説家、読者を卑下する意味ではない)、我慢して一読する価値のある作品。そして、最後のわずか数行で全ての真相が明かされ、多くの読者(私も含む)は驚愕することになる。それから、この作品が名作であることに気づく。
それでも、中には、この作品の真相を見破ることができる読者がいると思う。しかし、この作品については、逆に真相を見破れる人が、かわいそうな気もする。

No.108 7点 らん 2008/03/13 21:01
とてもよく出来たミステリだとおもいます。友達に勧めるのにはもってこいでは?

あのグロさを広めたいです。
その日は食事は必ず制限されるでしょう。

No.107 5点 レイ・ブラッドベリへ 2008/03/08 12:23
 ショッキングなところを取り払い、そのトリックだけを見ると、ごくシンプルな〇〇〇〇。(大丈夫だよな。ネタバラシしてないよな。)
 で、作者は、伏線としてニーチェなんかを持ち出してくる。確かにこういうものは、(「こういうもの」でいいのかな)歌謡曲と同じように、流行った「時代」があるものな。

 それから僕は、筒井康隆の「火星のツァラトゥストラ」を読んだことがある。
この中で、大衆のヒーローとなった主人公は、怪獣映画の「ツァラトゥストラ対キング・コング」とか「ツァラトゥストラの復讐」に主演している。
しかし、ニーチェの「かく語りき」に出てくるツァラトゥストラって、そういう人じゃなかったような気がする。じゃどういう人なんだと言われると困るが…。
 でも確かに僕らは、本の中に出てくる人物の名前から、単にその性別だけではなく、もっといろいろなことを(勝手に)イメージしているようだ。

No.106 8点 マニア 2007/12/30 15:31
「やられた・・・。」この一言。

極端なエログロ風味満載で、胸と胃をキリキリ、ムカムカさせて読んでいたが、最後の最後に快感を与えてくれた。
描写がアレなので人にはあまり薦めようと思わないが、傑作。

No.105 4点 深夜 2007/11/29 23:14
ミステリーというより、読者を騙すことだけに主眼を置いた作品なんじゃないでしょうか?このトリックを使ったところで、ストーリーに何も変化が起きないんですよね。確かにトリック自体はよくできているとは思います。ただ、期待以下のものでしたが。

ストーリーの面で見てもそれ程ではない。普通のサイコホラーです。そんなに犯人捕まらないものなのかな?
人物で見たとしても、稔、雅子は論外だし、樋口も大して特徴は無く、と読んでる途中は誰にも感情移入できませんでした。

No.104 8点 VOLKS 2007/11/22 10:47
冒頭から犯人の名前は示されているし、犯人の家族も解っているし、なおかつ犯人を追っていく人物さえも解っている状態で読ませる作品。
描写は確かにグロ。初めて読んだ時、その表現があまり得意でないせいもあり、読み進んでいくうちに鬱々としてしまう。「この作品は再読することはないだろう」とさえ感じていた。
ところが、読み終えた瞬間に再読している自分に驚かされた。
冒頭部分→殺戮に至る経緯、などを読んでいくうちに作者の「策」に最後まで気付かずに読まされた感、あり。

No.103 5点 kkk 2007/11/05 19:03
ラストは驚かされたというより、呆然としてしまいました。

No.102 8点 nishi 2007/11/03 17:58
電車の中で唖然としたよ…

No.101 7点 いけお 2007/10/10 10:20
グロ描写には抵抗無く楽しめました。単純だけど破壊力のあるトリックにも驚かされた。でも、なんであんなにかんたんにナンパが成功するのかが一番不自然だった。

No.100 9点 2007/09/24 00:39
息が止まるほど驚いた。見事にだまされてしまった。
もう一度読み返して、伏線に改めて気づかされるたびに
この作品の末恐ろしさを感じる。

No.99 10点 ぷねうま 2007/09/19 16:57
例のトリックを扱った作品の中では1番好きです。
一見ホラーとして書かれていて推理の余地を与えられなかったので綺麗に騙されました。グロ描写も全然耐えられる程度。
最高に面白いんだけど、ただ友達にはおすすめしにくいなあ。

No.98 9点 spam-musubi 2007/09/19 12:55
いやー、完全に参った。あんなこと全く疑いもしませんでした。
途中で疑問を持たれた方は凄いですね、ホント。十角館以来の呆然っぷり。
1ページ目で犯人が判っちゃった段階でまず驚いたのですが、
最終ページでそれを遙かに上回る驚きが待っていました。
叙述トリックとはこういうものを言うんですねぇ。

この作者は、デビュー作(8の殺人)と腹話術師シリーズしか読んだことが
なかったのですが、評価を上方修正しないといけないですね。

No.97 7点 NOTE 2007/08/04 03:02
この全身の毛が逆立つような感覚が好き(笑)


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