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[ 本格/新本格 ]
炎舞館の殺人
ツユリシズカシリーズ
月原渉 出版月: 2021年07月 平均: 5.33点 書評数: 3件

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新潮社
2021年07月

No.3 6点 まさむね 2021/10/14 21:29
 ツユリ・シズカシリーズ第5弾。
 肝となるトリックの本質的な部分は、多くの方が既視感を抱くものと思われますが、一定の工夫は施されています。変に水増しせず、締まった分量での本格モノは、個人的には嬉しいかな。色々とあり得ないお話だし、突っ込みどころもあるのだけれども。

No.2 5点 makomako 2021/09/16 19:41
 私は本格推理小説が好きです。そしてこのシリーズは本格推理小説であることは間違いないのですが、推理ゲームのためにここまで人間をバラバラにしたりして楽しむといったお話にはちょっとついていけませんでした。
 何でもよいから刺激があって殺しをゲームを楽しむというお話はちょっとね。
 本格物でもあまりにもひどい人間が登場するのは好みではないのです。ことに主人公たちがそんな風だとちょっと引いてしまいます。
 それでも本格物が好きなのでなんだかんだと言ってこのシリーズを出るたびに読んでいたのですが、今回でやめようかな。

No.1 5点 nukkam 2021/07/31 22:06
(ネタバレなしです) 2021年発表のツユリ・シズカシリーズ第5作です。過去のシリーズ作品(できれば複数作品)を読んでいる読者は本書の変化球的なプロット展開に戸惑うのではないでしょうか(ここでは詳しく書きませんが)。新潮文庫版で300ページに満たない分量に濃厚な謎解き要素を詰め込んだ本格派推理小説であるところは大丈夫ですのでそこは安心下さい。トリックは某国内作家が1980年代に発表した有名作を連想しました。色々工夫を加えて単なるパクリ作品にならないようにしてはしていますけど。ただあの動機での犯行だというなら、もしも完全犯罪に成功したらその後犯人はどうするつもりだったのでしょう?せっかくのトリックが目的達成の足を引っ張りかねないように感じます。多少の突っ込みどころは目をつぶれますけどそこが1番釈然としませんでした。バラバラ死体や丸焼け死体とかなり凄惨な事件が続くんですが、中でも第3の事件の衝撃は半端ないです。


月原渉
2021年07月
炎舞館の殺人
平均:5.33 / 書評数:3
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