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[ 本格/新本格 ]
英国庭園の謎
作家アリス&火村シリーズ
有栖川有栖 出版月: 1997年06月 平均: 5.50点 書評数: 28件

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講談社
1997年06月

講談社
2000年06月

No.28 5点 斎藤警部 2020/10/29 18:12
何と言っても「ジャパウォッキー」、この惜しさ、残念さは筆舌に尽くし難きこと       の如し! サドゥンエンドの曖昧放り投げさえ無ければ…それでも余韻は叫び続ける。これが象徴することに尽きる。つまり、他の作品も含め、ちょいとイカシタ思いつきを抹殺して立ち去る愚行を避ける行為の存在価値がやたら光る短篇集。 退屈はさせない。

「雨天決行」 アイディア煮詰めの工程が透けて見えるようで。。 イタリアっぽいスペイン人の名前を探したんだろうなあ。。とか。 足跡の機微を最後まで引っ張らない展開は妙に目を引いた。代わりに持ち物の手掛かりで最後まで持たせ、状況のロジックで一気に、センチメンタルに犯人を落とす。
「竜胆紅一の疑惑」 広がらないなー、犯人も光り過ぎてすぐピンときちゃうし。 でも読ませるんだな。 これ、サザエさん近所の話じゃないですよね?
「三つの日付」 画像ググる時は注意ってやつですね。 コンパクトに良くまとまってます。
「完璧な遺書」 スリルはあった。 犯人に全く同情出来ず(評価とは無関係)。 むかし悪友のPCにいたずらしたなあ。。(今思うと何たるやり過ぎ!) これいちばん鮎哲っぽいかな。
「ジャバウォッキー」 グルーヴとスピードがあった。 犯人と探偵両方に同調しちゃう(評価とは無関係)。 しまそう「糸ノコとジグザグ」の線を狙ったって、さもありなん! しかしこんだけの物語ポテンシャルを、大化けさせずおしまいか。。
「英国庭園の謎」 エンディングシーンは良かった! 暗号そのものは何の驚きも無いけれど、その立ち位置がなかなか。。 蛇蠍キャラの被害者だけど、極悪人てより悪乗りし過ぎる人なんだろうなあ、自分も気を付けます。

鮎川哲也の、神憑ってない時の短篇を集めたみたいな本だが、悪くないです。 それとない爽やかさに会話の愉しさもグーよ。 (6点とまでは行かんけど、5.4かな。)

No.27 6点 測量ボ-イ 2020/07/11 09:44
1件ずつ書評します。

<雨天決行>
専門用語をネタにされてもねえ。

<竜胆紅一>
意外な動機を狙ったのでしょうが、これは推理できるかな?

<三つの日付>
作者も言及していますが、鮎川ファンとしてはやはり「五つの
時計」を意識してしまう

<完璧な遺書>
氏にしては珍しい倒叙もの

<ジャバウオッキ->
犯人がどこにいるか、火村氏とほぼ同時にピンときました。
妙に嬉しい 笑

<英国庭園の謎>
暗号ものはあまりすきではないですが、これはあまりない
パタ-ンなのでは?

突出した作品はないですが、ベストは「三つの日付」か?
採点は総合評価で。

No.26 4点 虫暮部 2020/03/27 14:04
 「竜胆紅一の疑惑」以外はどれもいただけない。基本は私の好きな有栖川ブシなんだけど、大切な部分が妙に奥の方に引っ込んでいて、そのせいで物語でなく雑学ばかりが目立つ印象。

No.25 5点 ボナンザ 2019/09/09 19:42
短編用の小ネタを詰め込んだ良作短編集。

No.24 6点 mediocrity 2019/03/06 18:20
なんというか、まかない料理のような感じの短編ですね。
長編のトリックに使うには専門的だったりトリビアすぎたりするけど、捨てるにはもったいないアイデアを料理しましたといったテイスト。
「ロシア紅茶の謎」は表題作が一番良かったけど今回のはあんまり。
「雨天決行」は謎解き可能か。専門用語だが、ヒントらしきものはあるし分からなくはない。

No.23 6点 ボンボン 2016/07/27 13:51
意外に粒揃いの短編集ではないか。暗号や言葉遊び、文字に関するあれこれがふんわりと本書の共通項になっている。事件現場における捜査のパターンを少し外し、広い意味での暗号解きに興じるお遊び感がこれはこれで楽しい。小説の形態も各話趣向が凝らされていて退屈させない。
その中で『ジャバウォッキー』は、本当に単なる言葉遊びに終始するのに、なぜか独特の緊迫感や危なっかしさがあって魅力的だった。ジャバウォッキーが火村とアリスに向ける気持ちがポイント。これを核にもっともっと膨らませれば、深い長編が書けた可能性も・・・あったか・・?

No.22 5点 青い車 2016/02/19 21:52
以下、各話の感想です。
①『雨天決行』 文筆業特有の知識をトリックに使ったのがユニークです。ただ、ワンアイディアに頼っていて深みに欠けるのも確か。
②『竜胆紅一の疑惑』 疑心暗鬼になった売れっ子作家の被害妄想、だったはずが意外な結末を見せてくれます。奇妙な動機の新たなヴァリエーションです。
③『三つの日付』 この短篇集のベストと思います。予期せぬ複数の錯誤によって成立したアリバイ・トリックのキレは抜群。もしもう一つか二つ捻りがあったならばもっと面白くなったかもしれません。
④『完璧な遺書』 発想は悪くないものの、説得力が弱い解決です。最後の犯人の独白のように火村がいじって捏造した、と逆襲されるのでは?
⑤『ジャバウォッキー』 言葉遊びを多用した謎解きはなかなか面白いです。ただし、これもやや小粒なのは否めません。
⑥『英国庭園の謎』 魅力的なタイトルの表題作なのですが、一番不満な出来かもしれません。現代のミステリーで暗号ものをやるには、よっぽど捻ったものにするか、プラスアルファの見せどころが必要と思います。これは100頁持たせるにはあまりに物足りないです。

キレのある短篇も見られますが、表題作の不満が強く高評価は付けにくいです。個人的ベストは③。それに②か⑤が続く感じです。

No.21 4点 風桜青紫 2016/01/14 04:05
微妙だ……。どうして有栖川有栖はこんなに暗号ものが好きなんだろう。しかし表題作がその最後の決定版(?)みたいな役目を果たしてくれたからいいか。近親相姦をしてそうらしい兄妹になんか萌えた。つまらなくはないけどどの作品も地味かな。『完璧な遺書』は納得のできる解決と毒のあるオチがついていて面白かった。けれども有栖川有栖の平均的な微妙な短編集だと思う。

No.20 5点 バード 2014/03/16 16:51
有栖川さんの国名シリーズも4冊目だが短編集の出来としてはなんとなく1冊目の「ロシア紅茶の謎」を超えられてない気がする。今回はオチが投げっぱなしというか、そんな印象を与える話が多かった。

火村シリーズは好きなので楽しめたけどNonシリーズ物でこの内容だったらやや不満、同じ5点でも「ブラジル蝶の謎」よりも評価は下、表題作の暗号は解きたかったなぁ(ついつい話が気になって我慢できずに先を読んでしまった。)

No.19 6点 ガーネット 2012/12/01 22:50
《各話ごとにネタバレ感想》

「雨天決行」自分の専門的なことをプロットの核にしちゃズルイよ有栖川先生…とぼやきながらもそれなりに楽しめた作品。あとがきのアリスの相合傘の噂には笑った。
「竜胆紅一の疑惑」まあそれしかないんじゃないの、というようなオチ。あとがきで書かれている絶筆中だった作家とは誰なのか気になる。もしかして彼? という私と同じ疑問を抱いた方は多いかもしれないが、失礼なので誰とは言わない。
「三つの日付」これもそれなりに楽しめたが、この人の短編って豆知識的なものを用いた解決多いなぁ…と思ったりもした。
「完璧な遺書」なかなか凝っていて面白い。だが、パソコンは作家専門のものではないとはいえ、これも作家的知識が肝じゃないか!
「ジャバウォッキー」独創的で良かった、という子供っぽい感想しか出てこない。いや、それだけ稚気を感じられて良かったという事だけど。
「英国庭園の謎」これには唖然としましたなぁ…。本当にどんな意味でも、犯人を解決編前に特定することが100%不可能である、というのはアリか!? しかもよりによって国名を名に冠している。暗号の答えはあまりの単純さに全身の力が抜けた。動機も、「この被害者どんだけやねん」と呆れたが、どこかで見たような感じ。

表題作には拍子抜けしたが、「完璧な遺書」と「ジャバウォッキー」が気に入ったので総合的にみて6点。

No.18 5点 まさむね 2011/09/24 19:15
 暗号モノにそれほど興味を持てないワタクシとしては,正直,盛り上がりに欠けた短編集っていう印象でしたね。(決して暗号モノに特化した短編集ではないのですけどね。)
 印象に残ったのは,「完璧な遺書」くらいでしょうか。まぁ,その理由は「珍しく倒叙形式だったから」なのですけどね…。

No.17 5点 E-BANKER 2011/03/09 21:10
火村&アリスの国名シリーズ。
ワンアイデアものの作品が並んだ短編集といった感じがします。
①「雨天決行」=電話の○○間違いが肝とは! ちょっと脱力感。犯人像もやや陳腐。
②「竜胆紅一の疑惑」=どっかで読んだことのあるプロット。まぁ、怪しい登場人物といったらあの人しかいない。
③「三つの日付」=ちょっと意味が分からなかった。
④「完璧な遺書」=なるほど。確かにロジックが効いてなくもない。
⑤「ジャバウオッキー」=巻末の作者解説で、本作は島田荘司の名作「糸ノコとジグザグ」を目指したとありますが・・・本家の出来には遠く及ばず、ではないかな?
⑥「英国庭園の謎」=暗号はまあまあの出来。全体的にモヤモヤした作品。
以上6編。
とにかく、『たいしたことない』という感想。
このシリーズ通しての問題かもしれませんが、まずキャラクターに全く魅力がないのがそもそもの問題点では? 作者がなぜにこれほど本シリーズ&探偵役に拘るのかが理解できませんね。(ちょっと辛口すぎるか?)
(正直、お薦め作品が見当たらない。敢えて言えば④くらいかなぁ)

No.16 5点 HORNET 2011/01/08 20:33
 私としては表題以外の作品もハズレはなく,全体的に楽しめました。表題作は暗号解読が主の話。国名シリーズの短編集の中でも気に入ったものとなりました。

No.15 4点 seiryuu 2010/08/01 11:46
ああ何故にここまで落ちちゃったのか。

No.14 6点 E 2009/07/05 23:03
表題は覚えています。
犯人に対して「あぁ、それは卑劣だね」と思いました。
動機が印象深かったな、と。暗号は勿論解けません!!

No.13 5点 こう 2008/12/08 01:04
 クイズ、パズルの様な作品が多くさっと読める読みやすさは相変わらずですが全体としては低調だと思います。個人的には「竜胆紅一の疑惑」のロジックはまあまあ好きです。

No.12 5点 マニア 2008/08/27 22:19
暗号ものや言葉遊びは嫌いではないので、それに特化した作品が多いと割り切ればまぁまぁ楽しめた。

「ジャバウオッキー」はこれまでの火村シリーズとテンションが違って楽しめる。
一番好きなのは「完璧な遺書」。犯人の心理描写が面白く、ラストは爽快。ロジックも優れている。
他は普通。

No.11 5点 いけお 2008/06/06 08:33
全体的に暗号ネタと地味でボツになったトリック集といった印象。
典型的な有栖川短編集。

No.10 5点 spam-musubi 2008/02/29 20:37
個人的にこのシリーズ、ロシア紅茶に続き2冊目。
パターンがバラエティに富んでいる分印象が薄くなってしまった感。

No.9 7点 おしょわ 2008/01/28 22:14
全体的に後一歩で歴史に残るような傑作になりそうな雰囲気の作品が多いだけに、妙に惜しい感じが残ります。


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