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[ 本格/新本格 ]
ロシア紅茶の謎
作家アリス&火村シリーズ
有栖川有栖 出版月: 1994年07月 平均: 5.86点 書評数: 43件

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講談社
1994年07月

講談社
1997年07月

No.43 7点 虫暮部 2020/02/25 10:55
 “エラリー・クイーンのひそみに倣った国名シリーズ”と紹介されるが、可笑しなダイイング・メッセージが繰り返し登場する点にこそ“EQの後継者だなぁ”と私は頬が緩む。「屋根裏の散歩者」のラストには良い意味で唖然。しかし江戸川乱歩作品の概要をあんなに明かす必要は無かろうに。
 ところで、ロシア紅茶ってジャムと砂糖、両方入れる?

No.42 7点 mediocrity 2019/02/22 00:27
『動物園の暗号』これ、暗号を解こうとした人は怒ったでしょうねえ。こんなのわかりません。
『屋根裏の散歩者』の「太」の点のある理由には爆笑しました。
表題作の犯人の勇気には感動。

No.41 5点 ボナンザ 2019/02/07 23:03
初期の短編集だけあって荒削りのものが多い。特に暗号やダイイングメッセージは推理不能なものが多く、学生シリーズと同一作家とは思えない。

No.40 6点 邪魅 2017/02/23 12:23
表題作と赤い稲妻はかなり好きです
が、いかんせん暗号系がどうもこれは読者には解けないのが残念でした

No.39 5点 nukkam 2016/06/24 08:45
(ネタバレなしです) パーティーでロシア紅茶を飲んで死んだ被害者。だがどうやって毒を飲まされたのかがわからない「ロシア紅茶の謎」、夜中の動物園で殺された男が握っていた紙に動物の名前が羅列されていた「動物園の暗号」など火村英生の名推理が光る6つの短編を収めた1994年発表のシリーズ第一短編集です。容疑者をさっさと限定してすぐに謎解きに移行するテンポのいい作品が多くて読みやすいです。ただ真剣な推理と小手先系の真相のギャップを読者がどう感じるかは微妙かもしれません。特に「ロシア紅茶の謎」の余りにも意表ついたトリックにはあっけにとられました。「八角形の罠」は緻密な現場見取り図、大勢の容疑者、そして読者への挑戦状と手応えずっしりでが真相が(個人的には)残念レベルなのが惜しいです。また本書を国名シリーズ第1作品集と宣伝していますが6作品中1作品だけしか国名を冠していないので誇大広告に思えます。

No.38 4点 斎藤警部 2016/06/04 16:03
つまんないのがたのしい、ってとこ。心が弱ってる時に癒されるぬるま湯作品集としてなかなか。この人ならではのcozyな感覚は時に恋しくなる類のものです。それにしても緩い。。別にどきどきワクワクを求めちゃいないが。。何が暗号やねん。。でも「屋根裏」には大いに笑うたで! 表題作はいい意味でちょっぴりシリアスでちょっとだけ熱いけど。。やっぱトリックというか事件の見せ方がなぁ、どこかしら緩いや。だけどこのトリックいつか実行してみよっと。(冗談ですよ)
最後の「読挑作」で劇的な逆転サヨナラダブルホームスチールをちょっとだけ期待しましたがダメでしたね。本作には他作に見受けられた仄甘い雰囲気さえ感じられず、ただ固くて乾いて面白くないだけ。トリックの根幹に少し感心はした。もっとスリリングに魅せてくれればなあ!
ハッタリや見得切りとクロスしない時の、しかもほんわかムードでもない時の有栖川有栖は自分には本当にダメ。EQと同じだ。

No.37 5点 ボンボン 2016/04/16 13:27
6つの短編。どれもトリックがイマイチだったり、しょぼかったりだが、楽しく読めたからいいかな、ということにする。6篇とも、話としてはなかなか面白い。
火村シリーズの長編はすごくきれいで好きなのだが、この短編集は、何かもう、長編世界のおまけとして、火村とアリスの日常の小噺を楽しむという感じか。
そんな中でも、火村の台詞がキュッと話を締めるうまい終わり方のものがいくつかあって、印象に残った。

No.36 5点 青い車 2016/02/06 23:21
以下、各話の感想です。
①『動物園の暗号』 意外性はあるものの読者には推理できないタイプの暗号です。僕はまあまあ楽しめましたが、認めない人がいるのもわかります。
②『屋根裏の散歩者』 この暗号は遊び心があってけっこう好きです。馬鹿馬鹿しくもユニークなダイイングメッセージもいいです。
③『赤い稲妻』 どこか既視感のあるトリックですし、行き当たりばったりで証拠を残しまくったずさんな犯行というのも張り合いがありません。
④『ルーンの導き』 このトリックも今ひとつと思います。ふつうの人にはわからない上に①のような面白みも欠いています。
⑤『ロシア紅茶の謎』 本作品集のなかでもっともキレのあるトリックが冴えています。ただ、証拠がハッタリだったというのは本格推理として不満です。
⑥『八角形の罠』 面白いアイディアではあるものの少し凝りすぎな気も。とはいえ、このシナリオを使った催しはなかなか楽しそうですね。

やはり有栖川さんは短篇より長篇で持ち味を発揮するな、と思わせる作品集。暗号ものも嫌いではないのですが、推理の深みがなく明らかに軽量級です。やはりベストはユニークな毒殺トリックの⑤でしょうか。


No.35 7点 風桜青紫 2016/01/14 03:38
コナンくんと大差ない暗号系の短編がなんとも退屈。でも作者本人は好きなんだろうなあ。『屋根裏部屋の散歩者』のお笑い落ちは気が抜けて嫌いじゃない。しかしなんといっても『ロシア紅茶の謎』が面白い。矛盾から生じた疑問がとんでもないトリックを導きだすという過程は切れ味抜群。それまでの短編に退屈していただけにこのトリックに気づいたときは思わずうめきをあげてしまった。『スイス時計の謎』と好対照をなす有栖川短編の傑作でしょう。『ロシア紅茶の謎』だけなら文句なしの8点だけども、短編集全体では7点といったところ。

No.34 6点 CHABI 2015/08/06 22:33
短編集にしては、楽しめました。
専門知識がないと解けない暗号やDMは好きではありませんが、総合的な評価としては、6点ぐらいかなと。

No.33 6点 E-BANKER 2014/07/05 09:47
1994年発表の作品集。
スウェーデン、ブラジル、ペルシャ・・・と続く国名シリーズの第一弾に当たる作品。
W杯記念なら「ブラジル蝶・・・」を書評すべきだが、既読のため未読の本作をセレクトした次第。

①「動物園の暗号」=決して嫌いではない。かつて時刻表フリークだった私にとっては・・・。でもまぁ普通の人には分からないだろうねぇ。鰐○や象○なんて・・・
②「屋根裏の散歩者」=当然ながら乱歩の有名作をオマージュした作品。現代建築において広大な「屋根裏部屋」なんて存在するのだろうか? 犯人当てそのものは至極単純。
③「赤い稲妻」=これは「よくある手筋」なのだが、こういう発想こそミステリーの原点だと感じさせる。そういう意味では非常に好感が持てるが、悪く言えば「ザ・推理クイズ」と言えなくもない。
④「ルーンの導き」=神秘の言葉「ルーン文字」を使った一種のダイイング・メッセージが本編のテーマ。なのだが、かなり強引な解法に思える。これも犯人当て自体は単純、というか単調。
⑤「ロシア紅茶の謎」=別に「ロシア紅茶」でなくても「セイロン紅茶」でも「烏龍茶」でもよかったわけだな・・・。でもまぁいくら実験を重ねてきたといっても、ここまでリスクを犯す益が犯人にあったのかどうか? でも、好きは好き。
⑥「八角形の罠」=ある企画から生まれた作品。「八角館の殺人」なんてフザけてるとしか思えないが・・・トリックもあまり褒められたレベルではない。

以上6編。
火村&アリスの超お馴染みコンビによる、超お馴染みの短編シリーズ。
本シリーズについては、「ロジックに拘りすぎて単調に感じる」ということで、これまで高い評価をしてこなかったのだが・・・
本作に関しては比較的好感を持てたというのが実感。

他の方も書評しているが、軽いし、某推理系アニメと同水準と言えなくもないのだけど、何ていうか、これぞ「パズラー」というエッセンスが凝縮されている感はある。(褒めすぎか?)
きっと作者も楽しんで書いたに違いない・・・(違うか?)
シリーズ第一作目っていうのは、やはり作者の新鮮な「思い」や「熱意」というのが感じられるのだろうと思う。
(抜けてる作品はないが、個人的には③⑤辺りが好み)

No.32 6点 バード 2013/07/10 11:33
短編集のザ・平均といったでき。5~6点の間ぐらいの評価でどうするか迷ったが八角形の真相を当てられて気分が良くなったので6点で(笑)。

No.31 5点 ガーネット 2012/11/22 15:47
《各話ごとにネタバレ感想》

・「動物園の暗号」うーん、この短編集の中では個人的にワーストワンです。この暗号を解ける人は皆無に等しいでしょうし、問題点はこの暗号を解く以外に犯人に辿りつくすべがないことです。次の「屋根裏の散歩者」のほうがアレなんですが、あちらでは一応例の日記以外にも犯人を示すものがありましたから。
・「屋根裏の散歩者」上で述べた通りです。こちらだと、暗号のほうは100%解くことはできませんが、つまらなくはなかったです。
・「赤い稲妻」なかなか面白い。最後の火村の台詞がいい味出してますし、密室の解決も良かったと思います。ただ、串田の証言で個人的に引っかかるところがあります。室内で電気がついていると、明暗の関係で室内が映り込み、窓の外って全然見えないんですよね。なのに何故串田はあんなにはっきりとした証言ができたのでしょう? そこから私は、串田が犯人かと思いました。結局これは何でもなかったのですが、電気を消していたという描写もないのにそんなに克明に外が見えるものかと、引っかかりました。
・「ルーンの導き」石のダイイング・メッセージの意味は分かりませんでしたが、スリッパから犯人だけは分かりました。これは比較的謎が解き易い、参加型の推理小説ファンにお勧めかも。
・「ロシア紅茶の謎」トリックは某漫画で同系列のトリックを読んでいて分かってしまいましたが、ちゃんと楽しめました。クイーンらしいところはありませんでしたが。
・「八角形の謎」一番良かったですかね。アレを使ったトリックは面白いと思いました。あとがきで、例の理由から実行不能だと書いてあったのには苦笑しましたが。

総合的に見て五点です。

No.30 5点 まさむね 2011/07/30 21:33
 表題にもなっている「ロシア紅茶の謎」と「赤い稲妻」は,まぁ楽しめたかなぁ。
 で,残りの作品は,小粒でピリリと辛くもない印象。「八角形の罠」は,舞台だったらそれなりに面白いのかもしれないし,「動物園の暗号」の着目点も個人的には好きですけどね・・・。

No.29 4点 isurrender 2011/07/10 00:44
う~ん、コナンレベルかなぁ…(笑)
子供向けのクイズ本を難しくしたって感じですかね
新本格の作家さん同士が仲が良いんだなぁということが実感できる作品でもあります(笑)

No.28 5点 こみめたる 2011/02/11 01:50
あまり面白いトリックもなく、でも顔をしかめるようなつまらなさもなく。短編というのはこんなもんかなと思うし、ごくごく平均点。やはり推理は長編がいいなぁ。

No.27 6点 HORNET 2011/01/08 20:28
 短い話でもロジックがしっかりしていて,純粋にフーダニットを楽しめました。作家アリスシリーズの国名シリーズ第一弾。これからも,長編の合い間にちょくちょく読む短編集として,氏の国名短編シリーズを愛読していきたいと思います。

No.26 5点 toyotama 2010/12/09 17:57
子供向けのクイズ付探偵小説、
って感じがした。

No.25 6点 seiryuu 2010/07/29 18:00
気軽に楽しめた。
「動物園の暗号」は暗号よりも法月綸太郎の某作品との関係がうけた。

No.24 7点 測量ボ-イ 2009/06/21 17:35
これも随分前の作品になりましたね。氏の初短編集でしょう
か?でもそれらの中では「スイス時計」に次ぐ高評価できる
のではと思っています。
表題作の「ロシア紅茶」ですが、大胆なトリックですね。小
心者の僕にはとても真似できません(笑)。
心理的に実行は無理・・と否定的な声も聞きますが、作中の
リアリティがあれば良しとするのが僕の立場ですので、これ
はこれで全然アリだと思います。


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