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ミステリの祭典

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akkta2007さんの登録情報
平均点:7.44点 書評数:133件

プロフィール| 書評

No.73 8点 空中ブランコ
奥田英朗
(2007/11/17 20:37登録)
イン・ザ・プールに続く空中ブランコであるがこれがまた面白い。しかし少々主人公の伊良部医師の感じが違うかな・・・と感じたのは自分だけだろうか?面白いことには変わりはないが!
伊良部医師の奇想天外行動間違いなく笑える作品である。


No.72 8点 イン・ザ・プール
奥田英朗
(2007/11/17 20:29登録)
五編からなる短編集であるが、どの作品も楽しく読むことができた。
それぞれの作品にに登場する変な患者を精神科医の伊良部が診察していくのだが・・・これがまた面白い!
そして最後には病気が完治しているのだからまたすごい。
文書の展開がよく読みやすくもある。
とても面白い作品であった。


No.71 5点 追伸
真保裕一
(2007/11/14 19:00登録)
久しぶりの真保作品であったが・・・・
今までに読んだことがないような内容の作品であった。
ギリシャに赴任した悟に、一方的な離婚を切り出した妻の奈美子・・・納得できない悟に対し、美奈子は祖父母の手紙を送る・・・実はその昔、祖母が逮捕されていた・・・

ふたりの手紙には誰も知ることのない真実が綴られ、事件の内容が少しずつ明らかになっていくのだが・・・
もう少し内容的に惹きつけられるものがあればと感じた。


No.70 7点 十津川警部 海の挽歌
西村京太郎
(2007/11/06 12:39登録)
沖縄県の八重山を訪れた新聞記者が白骨遺体を発見する。
大学時代の友人である十津川警部が捜査を始めるが・・・・
軍事的問題等もはらんでおり、また政治的な絡みもありと、捜査が思うように進まない・・・
事件の展開も面白く、スリルもあり、なおかつ沖縄の旅情をも十分に味わえる納得の出来る作品である。


No.69 7点 京都感情案内
西村京太郎
(2007/11/05 12:55登録)
西村作品の中では印象に残っている作品のひとつである。

京都で1年間遊んでこいと社長である父親から1億円を渡された平松が主人公。
京都の伝統・文化を存分に楽しみながら、いろいろな人達に出会う・・・その中の一人がある事件と関わり、物語が展開されていく。
夢中になって読める作品であった。面白かった。


No.68 6点 神話の里殺人事件
西村京太郎
(2007/11/05 12:46登録)
あるひとつの出来事が元で事件が展開されていく。
そこに残された「遺書」をもとに十津川警部が活躍していく・・・
どこにでもあるような作品であった。
読みやすさはさすがであるが、読んだ後の印象については・・・・
物語の中に世界遺産が出てくるのが良かった。
普通の作品である。


No.67 7点 青い国から来た殺人者
西村京太郎
(2007/11/05 06:33登録)
東京、大阪、京都とそれぞれの都市で殺人が起きる。
大学教授、ホームレス、クラブのママと殺害された内容が異なるが・・・同じ筆跡の「カード」が残される。
青い海と空に恵まれた「四国」を舞台に話が展開される。
自分自身が四国の者であるため、何となく・・・知らず知らずの間に物語に引き込まれて言ってしまった感じであった。
ミステリー文学大賞を受賞した作品でもあり、とても満足した。


No.66 8点 東京湾アクアライン十五・一キロの罠
西村京太郎
(2007/11/04 19:56登録)
木更津と川崎を結ぶ東京湾アクアラインを中心とした物語。
犯人グループから送られてくる爆破予告のメッセージ・・・
十津川警部と犯人グループとの駆け引きがなんとも面白い作品であった。
西村作品の中でも特に印象に残る作品のひとつである。
スリルあり、緊迫の場面あり・・・本当にいい作品だ!


No.65 6点 出雲神々の殺人
西村京太郎
(2007/11/04 19:43登録)
「神が人を殺した」奇妙なメモが殺人事件の現場で発見された。
祝島という無人島で起こる殺人事件の裏に一人の容疑者が浮かびあがるが・・・
いつもの十津川警部シリーズの作品である。
トラベルミステリーではなかったが、印象は・・・・いまいちであった。
読みやすいのには間違いない。他の作品も読んでみたいと思う。


No.64 7点 十津川警部「生命」
西村京太郎
(2007/11/04 19:08登録)
事件の発端は北海道で起こった殺人事件であった。
殺害された名誉教授のまわりでAIDの話がちらほらと・・・
西村作品の中では少し異質な感じかなと、正直感じた。
上下二冊セットではあったが一気に読むことが出来た。
読みやすさは毎回の事ながらさすがである。
トラベルミステリーも良いがたまにはこんな感じも良いなと思った。


No.63 7点 高知・竜馬殺人街道
西村京太郎
(2007/11/04 18:59登録)
ネット上に突然現れた「坂本竜馬」が次々と事件を起こしていく。そしてついには「首相」がその標的に・・・・
十津川警部と亀井刑事が事件の謎に迫る・・・
いつものシリーズではあるが、場所が高知・竜馬ということでいつも以上に夢中になり読んだ作品であった。満足である。


No.62 7点 松山・道後十七文字の殺人
西村京太郎
(2007/11/04 18:47登録)
松山は俳句が盛んな町である。
そんな町のある大会に殺意の込められた俳句が送りつけられた。事件が急展開する・・・
道後温泉や松山の町並みなどを背景に十津川警部と亀井刑事が活躍する、読んでいて飽きることのない良い作品であった。
事件の結末にもう少し展開があればなお良い作品なのにと感じた。


No.61 6点 虚貌
雫井脩介
(2007/10/29 12:52登録)
そこそこ楽しめる作品であった。
次へ次へとページを捲らせる展開の良さがあり、知らず知らずの間に読み終えていた。
確かに最後の結末は、何となく想像できるものではあったが・・・
「火の粉」が良かっただけに、点数的にはいまいちであるが・・・
他の作品も読んでみようかという気にはなった。


No.60 10点 火の粉
雫井脩介
(2007/10/25 19:33登録)
久しぶりに面白かった!読んで良かった!と思える作品であった。
とても満足の出来る作品であった!

元裁判官で、現在は大学教授を勤める主人公の隣家に、かって無罪判決を下した男が越してきた。
愛嬌ある笑顔、気の利いた贈り物、老人介護の手伝いと・・・どこにでもありそうな、ふとした日常の影には・・・とんでもない悪魔が潜んでいた。

読み始めるとやめられない、夢中になってしまう作品であった。
作品の途中で起きる対決時には、正直どちらが犯人なのか・・自分でも混乱してしまった・・・
また、最後の展開にも正直びっくりした。あまり他の小説では経験のない、見たこともないような形であった。
満足である!
今まで読んだ小説の中で、1、2位を争う作品に間違いはない!

手に汗握る犯罪小説の最高傑作作品ではないだろうか!


No.59 6点 扉は閉ざされたまま
石持浅海
(2007/10/15 16:41登録)
とてもスマートな作品だと感じた。
犯人と犯行現場、内容などもある程度、最初から分かっていて、尚且つ謎を解いていくような感じで・・・
知らず知らずに夢中になることが出来た。
犯人を追い詰める流れには納得できるものがあった。


No.58 7点 沈底魚
曽根圭介
(2007/10/11 20:01登録)
第53回の江戸川乱歩賞を受賞した作品であった。
初めて読んだ曽根氏の作品であるが、最後まで飽きることなく一気に読むことが出来た。
作品内における刑事たちの表現も確かなもので良かった。
ひとつ感じたのは、中国等ではなく、国内の話であればよりわかりやすく、良かったのではないかと?思った。(相手が中国でなければ話の展開ができないかも知れないが・・・・)
しかし、現在の社会情勢を十分ふまえた十分に内容のある、読みごたえのある作品であった。


No.57 8点 邪魔
奥田英朗
(2007/10/10 20:12登録)
何気ない事件の始まりから物語が進む作品であった。
まったく環境の違う主婦、警察官、高校生などが少しずつ、また複雑に絡まっていき、読み出すと本当に面白い作品であった。最後まで一気に読んでしまった。
登場人物の心理面の書き方が非常に良い作品だと感じた。


No.56 9点 最悪
奥田英朗
(2007/10/10 12:59登録)
ミステリーと言えるのかな言われれば・・ふと疑問を感じてしまうが・・・間違いなく面白い作品ではある。
女子行員、自営業、チンピラ崩れの3人による、それぞれの物語がそれぞれに進み、最後には同じ所にそろって繋がれる・・・
何とも不思議な感じの作品であった。とても満足した。


No.55 7点 怪しい人びと
東野圭吾
(2007/10/10 12:44登録)
気楽に読めて、なお楽しめる作品であった。
短編集の集まりで、「もう一度コールしてくれ」「甘いはずなのに」など全7編からなる作品で、どれもこれもそれなりにまとまりがあり、とてもスムーズに読むことが出来た。
なかでも「灯台にて」と「寝ていた女」はとても印象に残り、面白かった。
短編でも長編でも面白く味が出せる東野氏は・・・さすがである。


No.54 7点 犯人に告ぐ
雫井脩介
(2007/10/09 12:53登録)
初めて雫井作品を読んだが、前評判どおり良い作品であった。
知らず知らずの間に話の中に引き込まれ、気が付くともう終わり・・・そんな感じであった。
内容的にも対犯人ではなく、警察組織内の駆け引きがあったりと、とても楽しめた。
もう少し犯人逮捕までの内容があればな・・・との感じもした。
主人公の巻島は非常にいいキャラであった。
別の作品もぜひ読んでみたい。

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