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ミステリの祭典

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虚貌

作家 雫井脩介
出版日2001年09月
平均点5.00点
書評数5人

No.5 5点 3880403
(2011/04/05 23:35登録)
読み易く途中まで面白かったが、トリック?がなぁ…
他の作品にもいえるがラストをもうちょっとなんとかしてほしいと個人的には思う。

No.4 7点 E-BANKER
(2009/08/21 22:31登録)
スポーツ系ミステリー(「栄光一途」「白銀を踏み荒らせ」)に続いて発表されたのが本作。
今回は一転して、サスペンス感あふれるミステリーに仕上がってます。
~21年前、岐阜県美濃加茂地方で運送会社を経営する社長一家が襲われた。社長夫妻は惨殺され、長女は半身不随、長男は大やけどを負う。間もなく従業員3人が逮捕され、事件はそれで終わったかに見えたが・・・~

好きな作品です。(あまり評判はよくないようですが)
いわゆるトリックなどとは無縁ですし、ロジック的にどうかという箇所は確かにありますが、終盤・ラストに向かって徐々に高まっていく緊張感。
やはり、こういう作品には必須の条件ですね。
何よりタイトルが効いてます。まさに「虚貌」なわけで、こういう作品を書かせるとうまい作家なのだと思います。
若干、TVの2時間ものサスペンスっぽさを感じるところが不満ですかねぇ。
そういう点を差し引いても、買って損のない1冊だと思います。

No.3 4点 白い風
(2008/05/31 18:13登録)
ミステリとしては結末がちょっと中途半端な印象がありますね。
結局のところ、事件の真相は何?って思っちゃいました。
ここの心情描写などは楽しめましたが・・・。

No.2 6点 akkta2007
(2007/10/29 12:52登録)
そこそこ楽しめる作品であった。
次へ次へとページを捲らせる展開の良さがあり、知らず知らずの間に読み終えていた。
確かに最後の結末は、何となく想像できるものではあったが・・・
「火の粉」が良かっただけに、点数的にはいまいちであるが・・・
他の作品も読んでみようかという気にはなった。

No.1 3点
(2005/03/24 03:09登録)
なんだかなぁ。このトリックって…。ストーリー部分は、ページをどんどんめくらせるだけの力があった分だけ、崖から突き落とされるようにがっくりきた。ミステリではよくある、「トリック」で意見が真っ二つに割れる作品だろう。
 但し、このトリックを容認できる人にとっては「傑作」となりうる作品かもしれない。
 残念ながら、俺にとっては「傑作」ではない。

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