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ミステリの祭典

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Rinaさんの登録情報
平均点:8.00点 書評数:1件

プロフィール| 書評

No.1 8点 犬神家の一族
横溝正史
(2023/08/10 17:07登録)
先に映像化作品を視聴していたため、犯人やトリック、ストーリーの展開などはあらかじめ知った状態で読みましたが、かなり楽しめました。
奇妙な遺言状、怪しい一族、絶世の美女、そして見立て殺人と言う魅力的な設定と、遺言状に記された“ルール”に縛られたある種デスゲーム的な趣のあるストーリー展開は、この令和の時代にも十分通用する面白さであると思います。
ただし、犯人やトリックなどは今読むと少し古臭く、意外性に欠けるかと...。
とは言っても、この作品がその後多くの作家・作品に多大な影響を与え続けている点、国内での圧倒的知名度・映像化頻度などを考えると、日本ミステリの代表的作品と言えるのではないでしょうか。

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