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ミステリの祭典

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suzukaさんの登録情報
平均点:5.63点 書評数:52件

プロフィール| 書評

No.12 7点 かがみの孤城
辻村深月
(2022/10/14 23:10登録)
一応この作品はミステリということになるのでしょうか。
たしかにトリック的なものは見受けられますが、この手の作品では使い古されたトリックで特に目新しさはありませんでした。
この作品の見どころは、辻村先生の筆致で描かれる子供たちの精神描写と成長の物語にあるのかな、と思いました。


No.11 5点 密室は御手の中
犬飼ねこそぎ
(2022/10/14 21:45登録)
タイトル通りの密室ものですが、本作の密室トリックは他に例を見ないのではないでしょうか(私が知らないだけだったらすいません)
新興宗教の設定は、舞台設定としては機能しているものの、それ以上の意味が薄く、設定として必要以上に大げさすぎると感じました。


No.10 7点 六人の嘘つきな大学生
浅倉秋成
(2022/10/13 02:02登録)
話題作ですね。読んで損はない一冊だと思います。
個人的には一部の設定にかなり無理があると感じましたが、本筋が面白いのでヨシという感じです。


No.9 4点 老虎残夢
桃野雑派
(2022/10/13 01:52登録)
中国を舞台にした特殊能力ものというのは個人的には斬新で、文章の読みやすさもあり割と楽しく読ませていただきました。
ただ、ミステリとしてみるとトリックや事件の真相は、凡庸なものに思えてしまいました。


No.8 8点 出版禁止 死刑囚の歌
長江俊和
(2022/10/13 01:40登録)
とある事件に関する記事やルポルタージュを編纂した書籍、という体の作品です。
各記事やルポルタージュは書き手も時代も違うので、この時点で大掛かりなトリックを予感させますが、結末はそれ以上のものでした。
あと読んでてとにかく面白い。リーダビリティがあるというのでしょうか。


No.7 6点 兇人邸の殺人
今村昌弘
(2022/10/13 01:08登録)
見取り図を見ながら事実関係を追っていくのを挫折し、途中からは流れで読んでいましたが、それでも真相を開示されればちゃんと理解できました。
ミステリとしてだけでなく、物語の部分も面白く、脱出の下りは結構グッときました。


No.6 7点 ブルーローズは眠らない
市川憂人
(2022/10/12 00:21登録)
バラによって作られた密室のロジックが結構緻密で、なおかつ大胆なトリックも用いられており、謎解きの部分はかなり楽しませていただきました。
ただ、犯人の動機を中心とした物語の部分が、謎解きのために犠牲になっている感もあったので、その点が少し惜しいと思いました。


No.5 9点 方舟
夕木春央
(2022/10/10 21:42登録)
評判を聞いて最近読んだのですが、小説でここまで度肝を抜かれたのは数年ぶりです。
未読の方はネット等で評判を調べる前に、とりあえず読んでみることをお勧めしたいです。


No.4 6点 恋に至る病
斜線堂有紀
(2022/10/09 23:17登録)
若い男女が罪を重ねていくサスペンスは昔からありますが、本作はやはり今風という感じです。
ラストの展開がよく話題になるようですが、私はこのようなラストは嫌いではありません。


No.3 5点 死にたがりの君に贈る物語
綾崎隼
(2022/10/09 22:18登録)
ミステリというよりは青春要素が強い作品で、謎解きを期待すると肩透かしを食らうと思います。
ただ、純粋に青春ものとしてだけでも、読む価値はあるかと思います。


No.2 6点 紅蓮館の殺人
阿津川辰海
(2022/10/09 22:07登録)
燃える館、ロマンですね。
推理小説としては、緻密なロジックに基づいている良い作品だと思います。私には難しすぎて全く解けませんでした。
あと、「探偵の生き方とはなんぞや」みたいなことに言及があるのですが、ちょっと浮いてる気がしました。


No.1 8点 白鳥とコウモリ
東野圭吾
(2022/10/09 14:13登録)
東野先生らしいリーダビリティの高い作品です。
「『白夜行』『手紙』……新たなる最高傑作,東野圭吾版『罪と罰』。」という煽りがありますが、さすがに白夜行と比較するのは酷かと思います。

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