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ミステリの祭典

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ことはさんの登録情報
平均点:6.19点 書評数:303件

プロフィール| 書評

No.3 9点 Yの悲劇
エラリイ・クイーン
(2019/01/31 18:53登録)
バニラの匂い、マンドリンが凶器など、そそられるガジェットが満載で、クイーンの生涯のテーマ「操り」の初出とか、注目点が盛りだくさん。
推理部分は今ひとつと思うけど、やっぱりこれは傑作。8点と迷うけど、9点で。


No.2 10点 Xの悲劇
エラリイ・クイーン
(2019/01/31 18:35登録)
小5のときに、初めて読んだ大人向けの本。
そのときはなんとか読みおえるのが精一杯。読めたことに満足していただけでした。
その後、中1で読み直したとき(ほとんど忘れていたこともあって)、舞台裏解説で、今まで見えていた風景がパタパタと変わっていくことに、とても興奮したものです。
あのときの快感を求めて、今もミステリを読んでいる感じなので、文句なく10点で。


No.1 7点 赤い博物館
大山誠一郎
(2019/01/31 01:42登録)
私もベストは最終話「死に至る問い」
みなさん、動機で評価が低いようですが、私はそこがよかった。
「普通はそんなことしないよ」ともちろん思いますが、だって普通じゃなくなってるよね。作者は間違いなく狂気を書こうとしていると思う。最後の犯人の表情なんて、ぞくっとしてしまいましたよ。
復讐日記の手記もいいし、この人は謎解きにこだわらなければもっと小説として面白いものがかけると思うんだけど、謎解きはゆずれないのでしょう。

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