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ミステリの祭典

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測量ボ-イさんの登録情報
平均点:6.25点 書評数:624件

プロフィール| 書評

No.24 5点 幽霊列車
赤川次郎
(2009/05/04 10:58登録)
(多少ネタバレ有)
謎の設定が大きな割には、収束が尻すぼみな感じ。
メイントリックも単純な機械的トリックだし。
20年以上前に一度読んだだけで、再読しようとい
う気にはならないです。


No.23 7点 成吉思汗の秘密
高木彬光
(2009/05/04 10:55登録)
歴史ものが好きなので面白かったです。


No.22 8点 葉桜の季節に君を想うということ
歌野晶午
(2009/05/04 10:53登録)
いやあ、これはうまくやられましたね。再読してみると
確かに伏線はここかしこに貼ってあるのですが。
フェア云々は個々の判断にお任せします(笑)。


No.21 6点 影の告発
土屋隆夫
(2009/05/04 10:50登録)
古典的名作ですが、写真のメイントリックは長編を支える
には、やや薄弱なのでは?


No.20 8点 十角館の殺人
綾辻行人
(2009/05/04 10:47登録)
初読時は「ああ、成程」くらいにしか思いませんでしたが、
再読して良さが判ってきた作品。
でも後年の氏の作品を見ていると、こういうのが氏の得意
分野なのですね。


No.19 5点 サマー・アポカリプス
笠井潔
(2009/05/04 10:43登録)
ミステリというよりも、難しい宗教史を読まされているよ
うで、あまりピンとこなかった作品。密室トリックめいた
ものも出てきますが、文章だけの説明で何だかよく判りま
せんでした。
氏の3部作では他の「バイバイ・エンジェル」や「薔薇の
女」の方が良かったです。


No.18 9点 女王国の城
有栖川有栖
(2009/05/04 10:40登録)
長年待たせた江神シリ-ズだけあって、素晴らしい出来栄え
の作品です。いつもながら、謎解きの論理過程はしっかりし
ていて、読者を納得させられます。
探偵役の江神、主人公のアリス、紅一点のマリアだけではな
く、脇を固めるモチと信長がいい味出してますね。特に信長
さんはこの作品では大活躍!


No.17 8点 匣の中の失楽
竹本健治
(2009/05/04 10:31登録)
「虚無への供物」を意識して作られた作品ですが、前者より
数段楽しめました。密室トリックの謎解きで一見バカバカし
い種証しもありますが、こういうの、嫌いではないです。
薀蓄話しも、そんなに嫌味たらしくなく、うんざりする事も
なかったです。

ただ多くの方が指摘されるように、現実と虚構の世界の交錯
には頭が混乱しました・・


No.16 10点 斜め屋敷の犯罪
島田荘司
(2009/05/04 10:27登録)
見事な密室トリック。「密室の巨匠」ディクスン・カ-も
きっとあの世から拍手をしていることでしょう。


No.15 7点 乱れからくり
泡坂妻夫
(2009/05/04 10:25登録)
ちょっと偶然に頼りすぎているきらいはあるものの、
「意外な犯人」の設定等、泡坂氏ならではの世界が
楽しめる作品です。


No.14 9点 戌神はなにを見たか
鮎川哲也
(2009/05/04 10:22登録)
鮎川ファンでないと知る人は少ない作品ですが、僕は大好き
な作品です。頁数は比較的長いが、氏の独特の世界の中で物
語が淡々と進み、その長さを全く感じないです。
アリバイ崩しがメインですが、時刻表ものではありません。
そうそう、もう一つのトリックはありそうで前例が少ないト
リックです(ラストで真犯人も自画自賛してます)。
復刻版も出ていますし、是非多くの方に読んで頂きたい作品
です。

(余談)2021.8.14追記←ネタばれあります
犯行に使われた、瞳孔を広げる目薬(ミドリン)の体験をし
ました。職場健康診断の眼底検査で要再検査となり、地元の
眼科を受診したのがきっかけです。
屋内にいるときは何ともないですが、受診後外にでると、眩
しくて目を細めてうつむかないと歩けない・・・
でも鬼貫警部と同じ体験ができて何だか嬉しい思いも 笑
これがわかってたら、サングラス準備したのですが


No.13 8点 刺青殺人事件
高木彬光
(2009/05/04 10:18登録)
スト-リ-や謎解きの過程は申し分なく面白かったです。
ただ、密室トリックの解明はできれば図に書いて説明し
て欲しいです(文章だけで説明されるの苦手です・・)。


No.12 9点 長い家の殺人
歌野晶午
(2009/05/04 10:13登録)
一般的にはあまり評価されていませんが、個人的には好きな
作品。謎解き偏重作品が好きでない人には抵抗あるのでしょ
うか?
こういう一見バカバカしいというか、「探偵小説」の臭い
(?)が残る作品がたまにはあってもいいと思います。


No.11 8点 危険な童話
土屋隆夫
(2009/05/04 10:08登録)
読んだのは20年以上前ですが、単純でも斬新なトリックで楽
しめました。子供の頃に読んだ推理パズルで、この話しのメ
イントリックと同じネタを扱ったものがありましたが、どう
もそちらがパクリだったようですね。


No.10 10点 時計館の殺人
綾辻行人
(2009/05/04 10:03登録)
(多少ネタバレ有)
次々と人が殺されていき、いくつかの謎が提示されますが、
その全てに合理的解決がなされる秀作です。
謎が解き明かされた後、被害者の一人のセリフ「何、これ?」
の意味が判って驚愕した覚えがあります。
綾辻氏の作品群では文句なしのNo.1です。


No.9 8点 11枚のとらんぷ
泡坂妻夫
(2009/05/03 18:10登録)
30年以上前に書かれた古い作品ですが、縁がなく読んだのは
つい最近です。でも楽しめました。
「作中作」という趣向は当時の作品としては珍しく、そこに
事件解決のヒントがさりげなく書かれている伏線の張り方が
絶品です。
作者泡坂氏は最近亡くなられたそうで、ご冥福をお祈りいた
します。


No.8 10点 双頭の悪魔
有栖川有栖
(2009/05/03 16:57登録)
世間の評価通り、有栖川氏の最高傑作だと思います。3度に
わたる「読者への挑戦」、好きな人にはたまらないでしょう
ね。謎解きの論理もしっかりしています。
僕は基本的に、火村ものより江神ものの方が好きなのですが、
江神ものは作品数が少ないのが難点です。

(2012.7.28 追記)
最近再読。う-ん犯人判ってて読んでも面白い(笑)
でも第三の殺人など、犯人判っててもどうやって真犯人を
絞り込んだのか思い出せなかった・・・
でもいい作品です。一発トリックではなく、ロジックで
犯人を絞り込むタイプが好きな方にはお勧め。


No.7 9点 不連続殺人事件
坂口安吾
(2009/05/03 16:54登録)
「堕落論」などの評論文で知られる坂口氏の唯一書いた推理
小説ですが、名作です。登場人物が多く犯人も判りにくいで
すが、独特の世界がある作品です。
でもここに出て来る人たち、実際にいたら困るでしょうね
(笑)


No.6 5点 虚無への供物
中井英夫
(2009/05/03 16:49登録)
この作品の良さを理解するには、僕は少し頭悪いのかも・・
評価が難しい作品です。謎の解明もよく判らないところがあ
りました。


No.5 10点 人形はなぜ殺される
高木彬光
(2009/05/03 16:47登録)
日本の推理小説史上に燦然と輝く名作です。スト-リ-展開
や謎解きの過程だけではなく、サスペンス性も申し分なし。
目の肥えた読者なら犯人は判り易いでしょうが、多くの読
者を納得させられると思います。

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