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ミステリの祭典

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kowaiさんの登録情報
平均点:7.18点 書評数:83件

プロフィール| 書評

No.23 7点 慟哭
貫井徳郎
(2008/05/31 23:06登録)
彼の人の慟哭に感銘を受けました。確かに謎解きはありませんが、人として素直に理解できます。。。冒頭から、あれ?なんだ。。。あ、違うか。。。でもやっぱり。。ってな感じで、読み進む感じは、たぶん作者が意図したものでは?ーっなーんて思うと、読了後のしかかる重みが少しでもやわらぐかも。あ、でも事件の対象が許せない方には不向きです。


No.22 9点 『瑠璃城』殺人事件
北山猛邦
(2008/05/31 23:00登録)
「クロック」よりいいです。トリック→解明、の繰り返しで、最後にでかいやつが来ます。いままで、リアル系しか読みませんでしたが、時間を超越した仏教的、回教的(?)なミステリもたまにはいいですね。くれぐれもリアル派な方は、納得できないでしょうが、トリック解明好きな人は、一粒で10回くらいは楽しめますよ。しかし、よく考えるな。。。


No.21 5点 行きずりの街
志水辰夫
(2008/05/31 22:55登録)
うわぁ、ただのハードボイルド&恋愛(痴情)小説では?シミタツを愛読できる歳(精神年齢?)にまで、達していないということですか。。それ系が好きな方には良いと思いますが、私、どんでん返しとトリックと探偵が好きなもので。。。


No.20 9点 頼子のために
法月綸太郎
(2008/05/31 22:51登録)
いいです。。ここから私の法月綸太郎シリーズが始まりました。毎回、綸太郎クン、別人格になりますが、このときのモードが一番しっくりきます(まぁ、インプリンティングってやつでしょうが)。娘の愛憎、父ちゃんの事情、母ちゃんの思惑、綸太郎くんの苦悩、すべて納得できました。。では、綸太郎くん、悪夢まで壊れてください。。。


No.19 4点 少女には向かない職業
桜庭一樹
(2008/05/31 22:39登録)
読了後、作者が女性と知って納得、私的なミステリではないかも。少年少女の衝動的・打算的な青春ドラマを(?)犯罪劇として描くのは好きじゃないですね。狡猾な大人がやってこそ、解明されるべき悪となるのです。。。そのためのミステリ、そのための探偵。。。。あ~、正直、やつらの心理が理解できませんでした。少年期に読めればよかった作品、かな。


No.18 7点 QED ベイカー街の問題
高田崇史
(2008/05/31 22:27登録)
シリーズでは異色的な「歴史の謎」ですが、シリーズ通して言えることですが「歴史の謎」の解明がとても楽しめます。反面、なんか現実の事件がどんどんしょぼくなっていってるような気がするのは私だけでしょうか。。それでもそれぞれの重厚な「歴史の謎」が解き明かされる(?)のは感動しますよ。


No.17 7点 倒錯のロンド
折原一
(2008/05/31 22:18登録)
折原作品で最初に読んだモノ。叙述モノと知ってて読んだが、それでも感動。割と頭が混乱しましたね。でもそのストレスもラストで解消。ただ続編としての死角と帰結はいらんかったですね。。。やり過ぎもほどほどに。。。


No.16 8点 マジックミラー
有栖川有栖
(2008/05/31 22:13登録)
有栖川氏は好きですが、電車トリックは好きじゃない。。でも、納得ですね。特にタイトル。私もやっちゃいますね(何を?)。探偵役をもう少しどーにかして欲しかったけど、アリバイトリックの講義はよかったですね(+1点)。


No.15 5点 扉は閉ざされたまま
石持浅海
(2008/05/31 22:03登録)
頭いいですね~。犯人も探偵(役)も。そう思う根拠をしっかり持てる人間になりたいものです。状況設定が面白くサクサク読めますが、えっ?それが堤防の穴?ほんまに小さい穴やな~ってゆうのが正直な感想です。終盤までが面白かっただけに、私の堤防も決壊しました。。。動機はいんじゃないですか?斬新で。他の作品も読んでみたいですね。


No.14 6点 孤島パズル
有栖川有栖
(2008/05/31 21:25登録)
「女王国」に向けてシリーズを読んでいってます。「月光」を我慢して読んで、本作の前半もなんとか乗り切って、ボートの転覆あたりからやっと本格的になって、畳みかけるような謎解き!ああ、これが有栖川的パズルって感じで「双頭」へ。最後、なんでマリアが?って、危なかったですけど、そりゃそうですよね(次作に出てるんだから)。。。


No.13 10点 花の下にて春死なむ
北森鴻
(2008/05/31 21:11登録)
表題作で感動を味わい、各編の料理に舌鼓を打ち、あ~、ビールが飲めない環境で読むものではありません。こんなミステリは初めてです。蓮丈那智シリーズもそうだったけど、香菜里屋シリーズも第3弾まで連読できました。ってゆーか、マスタって何者? 誰かこの謎を解いてください。。


No.12 7点 時計館の殺人
綾辻行人
(2008/05/31 20:42登録)
十角館以後、館シリーズを順に読んでいきましたが、構成・描写・トリックともに秀逸でした。(それでも私は十角館がいいですが)でも、島田先生もとい鹿谷先生、も1回説明してくださいって感じで、トリックが大仕掛けのわりに細かすぎるのがちょっと。殺人シーン、大仁田に叩きつけるチャ■・ゲレロがフラッシュバックした。。


No.11 5点 99%の誘拐
岡嶋二人
(2008/05/31 20:24登録)
奨められて読みましたが、たーっと読んで、「それ、が?」。岡嶋熱にかかることなく終わりました。。。最初の一冊って重要ですよね。


No.10 7点 切り裂きジャック・百年の孤独
島田荘司
(2008/05/31 20:19登録)
何でクリーンさんが?まぁ、お遊び要素でしょうが。。読んだ同じ時期にジョニー・デップの映画も見てたせいで、謎解きに違和感が。。。それでもこの解釈も納得できてしまう。だからクリーンさんが?


No.9 8点 暗闇坂の人喰いの木
島田荘司
(2008/05/31 20:06登録)
あははー、ってなトリックの爆撃で、満足満足。最後、御手洗さんの思いやりのタメのせいで、謎解きなしで終わるのかヒヤヒヤしました。ホラーと大仕掛けと悲哀と、なんか色々混ざってますが、だから面白かったですね。


No.8 7点 殺戮にいたる病
我孫子武丸
(2008/05/31 19:48登録)
冒頭がアレだったので、手記系と同じだろう、と読んではいたのですが、そうきましたか。。。でもミステリ+サイコ-グロ-エロ=7点。でも2周しましたけど。。。


No.7 8点 ハサミ男
殊能将之
(2008/05/31 19:43登録)
読んだときは、こちらのようなサイトを知らなかった(みなさんの感想を読んでいない)ので、楽しめましたよ。あ~、本を手にした瞬間から負けてたんだなーって。それでも、すぐ2週しました。


No.6 8点 邪馬台国はどこですか?
鯨統一郎
(2008/05/31 19:34登録)
おかげで比定地(をネットで調べ)諸説に詳しくなってしまった。表題作以外もびっくり説で、娯楽的に楽しめた。でも、これがミステリかといわれると。。いや、ミステリですね。引き続き世界もメルヘンも堪能してしまおう。


No.5 6点 葉桜の季節に君を想うということ
歌野晶午
(2008/05/31 19:19登録)
なぜミステリなのか、と思いながらも一気に読めました。。。でもあのオチは。。。この手のトリックはキライではないですが、必然性がないような。。。


No.4 9点 異邦の騎士
島田荘司
(2008/05/31 19:12登録)
ミステリに恋愛の要素があると萎える人なので、-1点。でも、だから泣けたというのも事実。バイクでの登場シーンも映像として焼き付いてますね。ボリューム的にもこれぐらいが良いです。。。

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