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ミステリの祭典

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行きずりの街

作家 志水辰夫
出版日1990年12月
平均点4.50点
書評数10人

No.10 4点 蟷螂の斧
(2012/01/13 16:19登録)
1991「このミステリーがすごい!」第1位。ミステリーというより、ハードボイルド系恋愛小説でした。ハードボイルド系はどうしても「謎」が少なく、肌に合いませんでした。

No.9 4点 haruka
(2011/04/29 23:51登録)
たしかに主人公に都合良く話が進みすぎるきらいがあるが、この文体は嫌いでない。

No.8 5点 E-BANKER
(2011/02/27 17:49登録)
日本冒険小説協会大賞受賞作。
作者の代表作といっていいでしょう。
~女生徒との恋愛がスキャンダルとなり、都内の名門校を追放された元教師だが、失踪した教え子を探すため、再び東京へ足を踏み入れた。そこで、彼は自分の追放劇に学園が関係していることを知る。過去を清算すべき時がきたことを悟った男は、孤独な戦いに挑んでいく~というストーリー。

昨年、映画化もされた有名作ですし、期待感十分で読んだわけですが・・・正直「期待はずれ」に近い。
本作が、ハードボイルドなのか冒険小説なのか、はたまた恋愛小説なのか判然としませんが、何よりこの手の小説に必要不可欠な「緊張感」や「スピーディーさ」が如何せん欠けてます。
あまり小説作法に詳しくはないのですが、台詞に比べて「地の文」の量が多いのが原因のような気がする・・・
(どうしても説明口調が目に付きすぎて、台詞の「行間」を読むことができない・・・)
プロットも今となっては、目新しさはなく、主人公の造形が弱いためか、盛り上がりにも欠けている印象ですね。
ということで、辛らつな書評になりましたが、まぁ期待感の裏返しということで、ファンの方がいらしたら許してください。
(他にも有名作品の多い作者ですから、中には面白いと感じるものもあるのかも・・・)

No.7 2点 ZAto
(2009/11/02 22:36登録)
一人称ハードボイルドという体裁である以上は主人公が饒舌であることは仕方がないことだとしても、
主人公が独善的に行動していく展開に絡みつく饒舌に一体どうすれば共感できるのだろう。
もう『行きずりの街』というタイトルそのものにも理解できないのだから、救いようがないということか。

No.6 3点
(2009/05/22 19:03登録)
ストーリーは好みだが、設定がイマイチで、入り込めなかった。ミステリとしても水準以下。なぜ再ブームになったのかな?表紙が良かったからかな。

No.5 5点 sen1003mitu
(2008/10/31 13:44登録)
これは以前テレビで2時間ドラマ化されました。主人公は水谷豊でした。先に見てしまったので推理する楽しみはありませんでした。世評は高い作品ですが、内容よりも題名のかっこ良さの方が勝っている作品と思うのですが・・・。

No.4 2点 あびびび
(2008/10/31 12:38登録)
ほとんどなんの意外性もなかった。
おそらく、映像になってもインパクトに欠けるのでは…。

どちらかと言えば、恋愛小説ではなかろうか。

No.3 6点 itokin
(2008/06/27 16:14登録)
一挙一動の説明がまだるっこい、読んでいて疲れた。(もちろん引き込まれるような表現も多いのだが・・・)
この本は2,3回読まなくては本当の良さが解らないと思われる。

No.2 5点 kowai
(2008/05/31 22:55登録)
うわぁ、ただのハードボイルド&恋愛(痴情)小説では?シミタツを愛読できる歳(精神年齢?)にまで、達していないということですか。。それ系が好きな方には良いと思いますが、私、どんでん返しとトリックと探偵が好きなもので。。。

No.1 9点 Tetchy
(2008/01/14 23:32登録)
私が日本にいない間になぜかブーム再燃していた本書。l
内容といえば田舎で塾を開業している男がかつての教え子=妻のために過去を捨てた街へ帰ってくる話。
男にとってこれほど都合のいいというか、本願成就の話はないのではないか。
しかし、シミタツはそれを極上の文章で読者の心に染入りさせる。
しかし21世紀のこの世においてなぜにこのストーリーがもてはやされたかは疑問。

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