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ミステリの祭典

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白い風さんの登録情報
平均点:6.24点 書評数:432件

プロフィール| 書評

No.292 4点 高原のフーダニット
有栖川有栖
(2012/09/19 19:36登録)
「オノコロ島ラプソディ」「ミステリ夢十夜」「高原のフーダニット」の3編の短編集ですね。
う~ん、どれもイマイチだった・・・。
特に夏目漱石の『夢十夜』のミステリ版を目論んだ「ミステリ夢十夜」は意味不明だった(爆)


No.291 7点 和菓子とアン
坂木司
(2012/09/12 22:14登録)
デパ地下食品売り場での10代の女の子がアルバイト先での日常ミステリー。
これも一種の安楽椅子探偵ものですね。
和菓子の名前の由来など、大いに楽しめました。
それに店員のキャラクターがそれぞれ個性的だったしね。
シリーズが続くといいな~。


No.290 6点 硝子のハンマー
貴志祐介
(2012/09/06 22:37登録)
「狐火の家」と読む順番が逆になったけど、主人公の榎本と青砥の関係が楽しめて、長編の良さを味わえました。
ただ、これもドラマを先に見ていたのでワクワク感は無かったけどね。
これは賛否があるとは思うけど、榎本が謎を解けた後の犯人の過去や犯行までの記述は私は助長・蛇足のように思えました。
作品の深みを与えるためだとも思うけど・・・。


No.289 7点 中途半端な密室
東川篤哉
(2012/09/01 19:59登録)
「中途半端な密室」「南の島の殺人」「竹と死体と」「十年の密室・十分の消失」「有馬記念の冒険」
安楽椅子探偵の短編5つですね。
東川さんらしく軽いテンポで読み易かったですね。
題名になった「中途半端な密室」の他に「南の島の殺人」が面白かったかな。
特に事件以外にS島の存在を暴く辺りが。


No.288 7点 狐火の家
貴志祐介
(2012/08/28 21:58登録)
大野くんのドラマを見てから読みました。
4作品ともドラマで見てたけど、楽しました。
キャラはテレビとは違ってましたね。
個人的には原作の方が好きかな。


No.287 7点 ユリゴコロ
沼田まほかる
(2012/08/21 19:27登録)
とりあえず、本屋大賞ノミネート作品なので、図書館で予約。
殺人者の手記、それを読む主人公の心情などが独特の雰囲気を醸し出して引き込まれました。
井戸の底を覗き込んだような”ドス黒さ”は同じ女性作家の湊さんを彷彿させましたね。
ラストも意外性があって、個人的には好きな終わり方だったので、楽しめました。


No.286 6点 サファイア
湊かなえ
(2012/08/17 21:54登録)
宝石にまつわる7つの短編集です。
最後の「サファイア」・「ガーネット」以外は単独の短編集でしたね。
放火魔の女・刑務用老人ホームの男・雀の女・・・など系統の違った作品で楽しめましたね。
「猫目石」は相変わらず湊さんらしい嫌な人物だらけだったしね(笑)
逆に「ムーストーン」は青春物でよかったよ!


No.285 7点 ビブリア古書堂の事件手帖3
三上延
(2012/08/10 20:19登録)
第三弾ですね。
前二作に比べ、主人公の五浦さんと栞子さんの関係が益々深くなってきましたね。
また、母智恵子の存在も大きくなってきましたね。
その分、古書に関わるミステリーは弱くなってきたかも・・・。
でも、やっぱり面白い!
このままどんどんシリーズが続くといいな~。


No.284 6点 三匹のおっさん
有川浩
(2012/07/26 23:37登録)
有川作品だけど、ライトミステリーになっていたね。
短編集で殺人などは無いけど、婦女暴行や動物虐待・詐欺などの事件が出てきますね。
ただ、探偵でも警察じゃないから、解決はちょっと曖昧だけどね。
三匹のおっさんは勿論、孫の祐希や娘の早苗ちゃんがいいんだけよね。
それにやっぱり、有川作品ですね。
基本、ほんわか優しいのもいいね。


No.283 5点 スキップ
北村薫
(2012/07/13 23:08登録)
時と人・三部作の第一編目。
学園物・青春物だね。
北村さんの作品だから、最後はトリックと云うかオチがあるのかと思っていたけど、平凡はラストだったので、ちょっと肩透かしだった・・・。
やっぱり、『日常の謎』を解く他のパターンの方が好きだな。


No.282 8点 ビブリア古書堂の事件手帖
三上延
(2012/07/06 21:59登録)
古本屋の美人店主による、一種の安楽椅子探偵、いや安楽ベット(?)探偵だね(笑)
基本は短編の形を取っているけど、それぞれの関係者がつながっていくのも面白い!
北村薫さんの『円紫さんと私』シリーズのようだったね。
また、主人公を含め登場人物のキャラもいいしね。
ちょっとマニアック的だけど、古い作品の内容も話に関わってくるのも、本好きにはたまらないと思うな。


No.281 5点 夢違
恩田陸
(2012/07/03 23:18登録)
直木賞候補になっていたので、図書館で予約。
初めての恩田作品でしたが、フシギな世界でしたね。
サスペンスというより、SFと云うか、ファンタジーと云うか・・・。
夢を記録して可視化できる「夢札」と云う独特の世界で、また予知夢を見る結衣子。
ちょっとホラー『リング』の貞子の母親を思い出しちゃった!


No.280 6点 魔術はささやく
宮部みゆき
(2012/06/26 23:56登録)
宮部さんの初期の作品ですね。
トリックにはちょっと”?”も付いちゃうけど、やっぱり文章は読みやすいです。
主人公の少年など、キャラクターにもイメージしやすく、ドンドン作品に没頭できますね。
ただ、最後にも”鍵開け”を使ったストーリーならもっと最高だったかもね。


No.279 7点 隻眼の少女
麻耶雄嵩
(2012/06/21 21:57登録)
まずは設定がいいですね。
なんせ、探偵が17歳の美少女だから(笑)
そして、18年の歳月を隔てて2本立ても個人的には気に入りました。

でも、流石にトリックと云うか犯人を当てるのはムリでしょ?
まっ、楽しめたからいいけどね(笑)


No.278 7点 モノレールねこ
加納朋子
(2012/06/14 22:26登録)
久し振りの加納作品だったけど、相変わらずほっこりできました(笑)
特に今回は”家族の絆”がテーマだったからね。


No.277 5点 歪笑小説
東野圭吾
(2012/06/04 22:53登録)
東野さんが定期的出されている、○笑小説シリーズですね。
今回は小説業界の扱った作品でした。
編集者・新人作家・大御所作家・・・など様々な視点からの作品でそれなりには楽しめました。
でも、やっぱり私は東野作品は長編の方が好きですね。
特にこの○笑小説は息抜きのような気がして・・・。


No.276 5点 学ばない探偵たちの学園
東川篤哉
(2012/05/30 19:39登録)
やっぱり、東川さんの作品は軽いですね(笑)
私にはあんまり合わなかったけどね(爆)
でも、本格ミステリーらしい大掛かりな密室トリックは楽しめましたよ。
ただ、やっぱりこの軽さ所以にもう東川さんは読まないかも?


No.275 8点 レベル7
宮部みゆき
(2012/05/28 20:01登録)
記憶を無くした二人の男女、手元にあるのは5000万円の現金と1丁の銃。
二人が記憶を取り戻す旅を続けるなかで、徐々に分かってきたのは過去の4名の惨殺事件だった・・・。
サスペンスタッチで面白かったよ!
細かい違和感を残しながらのラスト、上手いなと思いました。
最後のどんでん返しも十二分に楽しめました。


No.274 6点 スナーク狩り
宮部みゆき
(2012/05/28 19:59登録)
家族を殺された男の復讐劇ですね。
そこを柱に他のストーリーを同時進行させ、物語に深みを出させているのは、流石だな、と思わせます。
ただ、読み終わって冷静に考えると、怪我人は出るは、死者は出るは、最悪の結果になっちゃった気がするけどね。
(結局、主人公は追わなかった方が全然よかったんじゃないかな?(笑))


No.273 5点 偉大なる、しゅららぼん
万城目学
(2012/05/04 23:32登録)
相変わらず、不思議な世界の小説ですよね。
それなのに飽きずに最後まで楽しめました。
ところで、この本分野は何?
(SF?青春小説?ミステリー?コメディじゃないよね?(笑))

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