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ミステリの祭典

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サファイア

作家 湊かなえ
出版日2012年04月
平均点5.60点
書評数5人

No.5 3点 makomako
(2018/06/03 20:33登録)
湊氏の小説は初めて読みました。
後ろにあった解説によると湊氏は後味が悪いためイヤミスといわれることがあるとのことです。その解説者によれば、世の中そう都合よく後味の良い事ばかりとはいかないから、後味が悪いという人に説教するなどど書いてありましたが、私はやっぱり読んで最後に不快になるような小説は好みではありません。
この短編集も最初のほうは結構後味が悪い。最後のほうはまあ比較的ましはありますが、初めの何篇か読んでもうやめようと思う方もきっといるでしょう。
作者がわざわざ気分が悪くなるような結末にしているように感じるのですが、なぜそんなことをするのか理解しにくい。
この作家の小説は多分もう読まないと思います。

No.4 7点 ミステリーオタク
(2018/06/01 15:56登録)
作者の味がよく出ている短編集。
「ムーンストーン」:驚いて泣いた。

No.3 6点 まさむね
(2013/04/09 16:18登録)
 7編からなる短編集。タイトルはすべて宝石の名が付されており,ラスト2編を除き,単独読み切りの短編となっています。
 唯一の連作となっているラスト2編は,ちょっと中途半端だったかな。一方,単独読見切りの5編は,個人的には結構好きなタイプ。特に以下の2作が好み。
「ムーンストーン」 
 ドロドロしそうな中での温かみが印象に残りそうですが,後半のちょっとした仕掛けの効果も大きいです。
「ルビー」
 予定調和と言うなかれ。こういう「ほっこり系」には弱いのです。

No.2 6点 ayulifeman
(2012/09/20 20:44登録)
女子の学校生活とかリアリティがすごい。
個人的に「真珠」と「ムーンストーン」が好き。
本のタイトル「サファイア」→ガーネットはイマイチ。
「猫目石」は石関係あったのかな?ミスチルのシーソーゲーム思い出しました。
通勤電車でちょうど一話読める感じでした。

No.1 6点 白い風
(2012/08/17 21:54登録)
宝石にまつわる7つの短編集です。
最後の「サファイア」・「ガーネット」以外は単独の短編集でしたね。
放火魔の女・刑務用老人ホームの男・雀の女・・・など系統の違った作品で楽しめましたね。
「猫目石」は相変わらず湊さんらしい嫌な人物だらけだったしね(笑)
逆に「ムーストーン」は青春物でよかったよ!

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