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ミステリの祭典

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白い風さんの登録情報
平均点:6.24点 書評数:432件

プロフィール| 書評

No.52 7点 むかし僕が死んだ家
東野圭吾
(2008/04/24 23:41登録)
場所は長野の山の中の一軒家、登場人物は主人公と元恋人の沙也加だけ。
後は20数年前に亡くなった少年の日記に出てくる過去に人物。
その日記を読みながら自ら忘れ去られた幼少期を思い出そうとする沙也加。
一種叙述トリック的な手法で綴られているストーリー。
読み易いのも(なんせ人物が少ない)いい点かな。


No.51 6点 月光ゲーム
有栖川有栖
(2008/04/21 22:17登録)
正直、江神さんの解説には納得出来ないところもあったけどストーリーは楽しめました。
それに「読者への挑戦」もあり、閉鎖空間での”フーダニット”好きなんですよね。
”江神シリーズ”これからスタートだと思うとワクワクします。


No.50 9点 オリエント急行の殺人
アガサ・クリスティー
(2008/04/19 19:30登録)
こちらも「そして誰も」と同じく名作古典の一つでしょう。
結構映像にもなっているので、認知度の高さも特徴だと思う。
1回限りの大技、それだけでも大満足!


No.49 7点 霧越邸殺人事件
綾辻行人
(2008/04/17 22:53登録)
ある意味ミステリの定番(?)の雪に閉ざされた陸の孤島での連続殺人事件、よくある設定ですが私は嫌いじゃないです。
(毎回ならあきちゃうけどね!)
幻想的な雰囲気や白秋の”雨”の見立て殺人、これも結構好きかも。
ただ、作中の”犯罪理論”などは読むのがちょっと辛かったかな。


No.48 6点 黒いトランク
鮎川哲也
(2008/04/15 00:25登録)
古典名作の一つですね。
戦後直後の鉄道ダイヤを使ったアリバイトリックです。
トリック自体はよく考えればそう難しいものではありませんが、実際読んでいると結構ややこしかったです。
この作品は好きな人とそうでない人の差がはっきりしそうな気がします。
私はちょっとパニックった方ですね(笑)


No.47 9点 赤い指
東野圭吾
(2008/04/09 00:24登録)
大好きな東野推理小説と「秘密」系どんでん返しの融合されたような作品。
個人的には大満足です。
未成年殺人・痴呆老人介護等の社会問題もあり内容も充実。
題名も後から思えばシンプルで絶妙だと思う。


No.46 6点 絶叫城殺人事件
有栖川有栖
(2008/04/05 18:59登録)
6編の短編集。
ちょっとビミョウな物もあったけどトータルとしては楽しめました。
私的には題名の”絶叫城”より「黒鳥亭・・・」「紅雨荘・・・」が面白かったかな。


No.45 8点 使命と魂のリミット
東野圭吾
(2008/04/02 20:13登録)
医療現場で起きる脅迫事件。
比較的特殊な環境の話でしたが難なく読めました。
話の結末等は想像可能な範疇でしたが、それでも最後まで楽しめました。
改めて「東野作品が好きだなぁ」と思いました。


No.44 6点 屋根裏の散歩者
江戸川乱歩
(2008/03/30 16:57登録)
犯罪者の一種アブノーマルな精神状態を描いた作品。
これも50頁位の短編ですが、後の「人間椅子」「パノラマ島奇談」へ続く一種独特な乱歩らしい作品です。
大正時代の作品だが今でも違和感なく読めるのもスゴイと思う。


No.43 8点 心理試験
江戸川乱歩
(2008/03/30 16:54登録)
4,50頁の短編小説です。
近代科学捜査のある今では”心理試験”自体は全く古いものです。
だが、そこに表れる心理状態はある意味普遍的ですね。
心理試験の結果表から読み取った事柄から犯人を問い詰めるロジックの面白さ、今でも全く古さを感じさせない作品だと思う。


No.42 5点 D坂の殺人事件
江戸川乱歩
(2008/03/30 16:46登録)
名探偵明智の誕生作品ですね。
作品中にも話題になりますが、ポーの「モルグ街の殺人」をモチーフとして作られています。
モルグ街は聴覚による証言、D坂は視覚による異なる証言。
ただ、今読めばミステリとしては不完全燃焼な気がしないでもないですが。


No.41 10点 そして誰もいなくなった
アガサ・クリスティー
(2008/03/27 23:48登録)
私も比較的海外作品は苦手なのですが、この作品は別格です。
今でも密室作品を読むときの絶えずこの作品が頭をよぎります。
トリック以前に独特のストーリーに引き込まれました。
映画・舞台などでも充分楽しめるのもいい点かな。
(結末は原作と違うのが多いのも面白い点ですね)


No.40 5点 マレー鉄道の謎
有栖川有栖
(2008/03/25 21:10登録)
いつもの有栖川さん作品のワクワクドキドキ感が私には少なかったですね。
肝心の目張り密室トリックの解説もワクワク感が無かったです。
第二、第三の事件が起こった奇異性がこのストーリーの目玉なのかな?
比較的スーと読んでいってしまった気がします。
ちょっと長編である必要性が無いかも。


No.39 7点 迷路館の殺人
綾辻行人
(2008/03/19 20:27登録)
作品的にはWどんでん返しですね。
その内一つは「十角館」⇒「時計館」⇒「迷路館」の順で読んじゃったのでネタばれって云うか違和感を持ちながらの読破になっちゃいましたけど・・・。

作中作の「迷路館の殺人」だけでも普通に楽しめそう。
賛否はあるみたいだけど、私はオマケがある分プラスかな。
ただ、犯人が5人殺す動機がイマイチ分からない気がしましたが。


No.38 6点 長い長い殺人
宮部みゆき
(2008/03/15 01:17登録)
お財布が主人公(?)のお話、切り口が斬新で面白かったです。
それぞれの章の話も楽しめました。
読み物としてはOK!かな。
でも、推理小説としてはちょっとビミョウだな。


No.37 7点 手紙
東野圭吾
(2008/03/12 20:52登録)
兄が強盗殺人を起こしてしまい、犯罪者の弟となった主人公の苦悩が描かれています。
自らの罪でないのに何故このように差別されるのか・・・。
ただ、犯罪を扱っていますが、トリックを扱ったミステリではありません。
ある意味多くの人に読んでもらいたい作品です。
(作者の意図・考え方が正しいのか、正しくないのかは賛否はあるとは思うが)


No.36 4点 病院坂の首縊りの家
横溝正史
(2008/03/12 00:44登録)
金田一耕助最後の事件だけども、ちょっと無駄に長過ぎる気がします。
金田一耕助最後の事件じゃなかったら印象にも残ってないかも。
私の中では残念ながら横溝作品の最低レベルの評価ですね。


No.35 8点 女王蜂
横溝正史
(2008/03/07 23:25登録)
過去の事件と現代の事件、トリックを含め重要なのは過去の事件。
”こうもり”と云うキーワードを元に過去の事件を解く金田一。
智子の結婚候補者が次々殺される理由には正直納得はできないけど楽しめました。
家庭教師・神尾先生の存在を含め、個人的にはこのようなエンディングも好きな方なので+1点しました。


No.34 7点 マジックミラー
有栖川有栖
(2008/03/07 22:26登録)
登場人物も少なく、内容もシンプルなので読み易かったです。
逆に人物描写が弱かった気がします。
”アリバイ講義”中に出てくる作品(あとがきより)は今後の購入の参考にしたいですね。


No.33 7点 八つ墓村
横溝正史
(2008/03/05 20:59登録)
これも小説のイメージより映像の影響の強い作品だと思う。
特に頭に懐中電灯をさして、人を襲うシーンは作品の内容を知らない人でも知っている有名なシーンですから。
(多数のパロディもありましたし)
ただ、トリック等を考えると他の有名作品と少し差がある気がします。

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