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ミステリの祭典

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白い風さんの登録情報
平均点:6.24点 書評数:432件

プロフィール| 書評

No.112 5点 ジェネラル・ルージュの凱旋
海堂尊
(2008/11/19 00:15登録)
田口&白鳥シリーズ第3弾です。
これは過去の3作(+外伝)を読んでいないと全く愉しめない気がします。
特に「ナイチンゲールの沈黙」は必読だと思います。
内容は、相変わらず個性的なメンバーで面白かったです。
でも、今回は”ミステリ”要素は皆無だった気がする…。
だからちょっと辛目の評価をしました。


No.111 7点 氷の華
天野節子
(2008/11/15 18:23登録)
まずは米倉さん主演のドラマを見てからの読破でした。
主人公はまさに女優米倉さんにピッタシの役でした。
登場人物もそう多くないし、設定の比較的理解し易いので大変読みやすかったです。
この作品が処女作みたいですが、是非次回作も読みたいと思いました。


No.110 7点 死者が飲む水
島田荘司
(2008/11/11 23:15登録)
二つのトランクに詰め込められたバラバラ遺体事件。
遺体移動によるアリバイトリックがメインですね。
鮎川「黒いトランク」や横溝「蝶々殺人事件」を彷彿させます。
トリック的には及第点だと思うが、作品的にはちょっと地味かな。


No.109 5点 二銭銅貨
江戸川乱歩
(2008/11/09 19:07登録)
乱歩の処女作ですね。
強盗団が襲ったお金の隠し場所を示した暗号トリックですね(二銭銅貨に隠されていた)
南無阿弥陀仏という暗号コード使ったものです。
でも実は同居人の悪戯だった・・・。
古典的価値は評価するけど、内容は多くの作品が出ている今では平凡なものだと思う。


No.108 6点 幽霊男
横溝正史
(2008/11/05 20:12登録)
上手くアリバイを利用した作品ですね。
でも、動機を含めたラストは横溝作品らしくない作品かな。
まっ、たまにはこんな動機の作品もいいのかな。


No.107 5点 夜明けの街で
東野圭吾
(2008/10/30 23:07登録)
東野さんには珍しく(?)恋愛偏重の作品かな。
基本恋愛がらみはちょっと苦手だな、特に不倫は。
時効寸前の殺人事件にからんだ物語・・・でも、この事件のウエイトは小さいかな。
そもそも主人公(渡部)には直接関係ない気もする…。
事件自体の真相もそれを隠し通した事実もちょっと…でしたね。


No.106 6点 百器徒然袋 雨
京極夏彦
(2008/10/28 22:56登録)
このサイトで好評かなので、初めて京極作品を読みました。
私にはちょっと合わないかな・・・。
皆さんの評価を読むと「シリーズ物だから順番に・・・」「初めて読みました・・・ダメ!」のコメントが・・・。
そうか、”百鬼夜行シリーズ”の番外編なんですね(それは、残念!)
京極さん自体の評価はもう1冊読んでからしたいと思う。


No.105 8点 さまよう刃
東野圭吾
(2008/10/26 18:15登録)
遺族の復讐と少年犯罪をテーマにした問題作ですね。
個人的には勧善懲悪なテーマは好きなもので、評価8(高過ぎる?)
単純な復讐劇で終わらずに、+謎の密告電話と云うミステリ性も加わり楽しめました。
ただ、内容の賛否を含め、ちょっとクセもあるので読者を選びそうですが…。


No.104 7点 楽園
宮部みゆき
(2008/10/23 12:54登録)
文章自体は相変わらず読み易いね、でも上下770pは長いね。
それにこれ、「模倣犯」のスピンオフ的な作品なんですね…私、「模倣犯」読んでない…。
サイコミステリ的な要素もあり、面白かったけどその点が私には減点要素でした。
まずは「模倣犯」読んでからの方が楽しめると思いますよ。


No.103 6点 しゃべくり探偵
黒崎緑
(2008/10/18 22:37登録)
会話文のみ、また手紙とファックスのやりとりのみ、とちょっと変わった作りになっています。
おまけに会話はボケとツッコミ満載の関西弁、正直ちょっと読み辛いかも。
トリック的には「煙草」が面白かったかな?
それに最後が全てをつながっているのがいいね。


No.102 6点 ワイングラスは殺意に満ちて
黒崎緑
(2008/10/15 20:03登録)
意外な犯人でトリック的にもまあまあ面白い部類だとは思います。
ただ、個人的には出てくる個性的なキャラにちょっと好きになれなかった…。
だから作品にのめり込めなかった…。
もっとワインを味、トリックを含め全面的に使ってアピールして欲しい気もする。


No.101 6点 クライマーズ・ハイ
横山秀夫
(2008/10/11 20:29登録)
初めての横山さんの長編作品でした。
映画化もされていたし、ちょっと期待が大き過ぎたかな。
日航ジャンボ事件を軸に同僚安西の事故が絡み、導入部分はワクワクドキドキ。
で、読み進めていくうちに「あれ?これミステリ?」
これ、狭義で云うとミステリじゃない気がする…。
主人公の行動も結局ほとんど空回りだった気がするし…。
読み終わった後、「よく映画化したな」と思いました。
逆に映画ではどのようにアレンジしてあるのかが興味ありますね。


No.100 8点 流星の絆
東野圭吾
(2008/10/08 20:39登録)
私の最初の感想は「これって、発売前にドラマ化決まっていたの?」というものでした。
東野さんらしいアクの強さはありませんが、ドラマ化しやすそうなキャラたちが豊富で、内容も比較的スマートで万人受けしそうです。
熱狂的な東野ファンにはちょっと物足りない気もしますが、いつものラストでのどんでん返しもあり、及第点だと思う。


No.99 7点 クラインの壷
岡嶋二人
(2008/10/02 12:06登録)
仮想と現実の二つの世界を上手く使った面白い作品だと思う。
ちょっと現実離れしたSF的な要素だけどミステリ系としても楽しめました。
ミステリオタクとしては最後ははっきりして欲しいんだけどね(笑)


No.98 3点 殺人鬼
綾辻行人
(2008/09/29 19:20登録)
この本の楽しみ方が分かりません・・・。
筆者が述べている通りスプラッシュ小説ですね。
あまりホラー好きじゃない・・・。
それに、犯人がビミョウすぎる・・・。


No.97 6点 変身
東野圭吾
(2008/09/27 22:16登録)
東野作品でもSFタッチ色の強い作品ですね。
後の「分身」にも通じていると思う。
結末までは完全に予想出来ないけど(様々な変化が可能だから)まっ、予想の範疇かな。
ただミステリ度はあまり高くないと思う。


No.96 6点 動機
横山秀夫
(2008/09/22 22:34登録)
本題になった”動機”は面白かったです。
”ネタ元””密室の人”は平凡な作品だと思う。
秀作ぞろいだった「第三の時効」とは差が大きかったです。


No.95 8点 三角館の恐怖
江戸川乱歩
(2008/09/20 00:05登録)
”フーダニット”より、”ホワイダニット”がポイントの秀作だと思う。
典型的な遺産争いの事件だが、なかなか犯人を特定出来ませんでした。
世間的にはあまり有名な作品じゃないけど、印象深い作品の一つです。


No.94 6点 同級生
東野圭吾
(2008/09/16 00:18登録)
デビュー作「放課後」を連想する本格学園推理物ですね。
内容的にはやっぱりこちらの方がいいかな。
ただ、若い主人公の心境には共感出来なかった。
(私自身が教師や親の年齢に近いからかな)
ラストは珍しくハッピータッチでしたね。
でも、動機・トリック的にはビミョウだったけど。


No.93 6点 モルグ街の殺人
エドガー・アラン・ポー
(2008/09/12 22:48登録)
意外な犯人と云う意味では最高峰の事件ですね。
証言者の意見がバラバラであるのも稀有な作品だと思う。
でも、古典として楽しむ作品ですね。

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