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ミステリの祭典

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白い風さんの登録情報
平均点:6.24点 書評数:432件

プロフィール| 書評

No.152 7点 すべてがFになる
森博嗣
(2009/07/14 23:34登録)
初めて森さんの作品にトライしてみました。
予想通り、理系色の強い作品でしたね。
ちょっと文系の方にはツライかもね(私は理系だけどツラかった(爆))
でも、トリック自体は大胆な内容で大いに楽しめました。
犀川助教授と萌絵のコンビはキャラが結構濃いので今後も面白いかもね。


No.151 7点 猫丸先輩の推測
倉知淳
(2009/07/07 23:58登録)
6編の短編集。
連続殺人が起きるわけでもなく、誘拐事件を解決する訳でもない。
メッチャ些細な事件を猫丸先輩が解決していくかるーい本格ミステリですね。
読み終えた後の爽快感がいいね。


No.150 7点 陰の季節
横山秀夫
(2009/07/02 23:57登録)
題名の「陰の季節」を含め通称エースと呼ばれる警務課調査官二渡が事件を見守り、判断を下す…。
どの作品も事件というより人事異動を含め昇級など警察の裏話が中心になってきます。
原作が短編なだけに先に数本ドラマで先に見ていたのが余計分かり易かった。
ただ、先にドラマを見た影響もあるけど、二渡をもっと全面に出した方が面白かったかも。


No.149 5点 私の男
桜庭一樹
(2009/06/28 13:34登録)
直木賞作品と云うことで読んでみました。
残念ながら私には合わなかったかな。
ミステリ好きな私にとってミステリを反対から読んでいるようでどうもすっきりしなかった…。
花と淳悟の倒錯した親子愛(家族愛)も私には合わなかった一つですね。
桜庭さん自体の評価は『赤朽葉家の伝説』を読んでからにしたいと思います。


No.148 7点 聖女の救済
東野圭吾
(2009/06/24 18:07登録)
こちらも”ガリレオ”シリーズの続編ですね、ただし長編です。
比較的地味な作品に入るのかな。
確かにトリックも湯川自身が言っている通り、理論的には考えられても、現実的にはありえない…つまり虚数解…。
ただ今回は湯川では内海・草薙の両名の出番が多かったのが個人的には大いに楽しめました。


No.147 6点 ガリレオの苦悩
東野圭吾
(2009/06/20 20:46登録)
テレビで放送された”ガリレオ”シリーズの続編ですね。
一部、もうテレビで放送された物もありました。
また、初登場の(テレビでは既に登場の)内海薫のキャラが目立っていて良かったかな。
ただ、今回もトリック的にはビミョウですね。
「操縦る-あやつる」が犯行の動機を含め、一番面白かったかな。


No.146 7点 七人の証人
西村京太郎
(2009/06/17 20:20登録)
ある無人島で、つまりクローズドサークルでの殺人事件が3件起こります。
しかし、メインはこの事件ではありません。
あくまでも、1年前に起きた殺人事件がメインです。
次々に事件の証言の矛盾を指摘する加害者の父、そこが一番の見せ場かな。
ラストは十津川警部が事件を解決するけど、それまでの証言崩しの方が面白かった。


No.145 8点 日曜の夜は出たくない
倉知淳
(2009/06/10 20:38登録)
全編登場する猫丸先輩のキャラは面白いですね。
それだけでも単純に7編は楽しめました。
ただ、この本の面白さはその後の「誰にも解析できないであろうメッセージ」と「蛇足ーあるいは真夜中の電話」だと思う。
メッセージでは7編に隠されていた作者のお遊びが面白いね(読者が看破するのはまず不可能とは思うけどね)
そして蛇足では、作者の秘密も暴いていきます。


No.144 8点 過ぎ行く風はみどり色
倉知淳
(2009/06/05 20:25登録)
登場人物もそんなに多くないし、まずは読み易いです。
また、主人公・成一と従妹の佐枝子の2つの目線で書かれた作風も面白いです。
犯人はなんとなく想像は付いたけど、アリバイ等が全く推理できなかった…。
しかし、まさかのどんでん返し!
少しアンフェア感も無いことはないけど、これがミステリだからね。
エンディングも私好み。
だから、高い評価を付けました。


No.143 6点 動く家の殺人
歌野晶午
(2009/05/30 19:37登録)
まずは題名にはめられました。
綾辻作品の建築家・中村青司の特殊建築物内での殺人…が頭に残っているため、信濃譲二同様騙されちゃいました。
またスラスラ読めるところもいい点ですね。


No.142 7点 人格転移の殺人
西澤保彦
(2009/05/24 12:58登録)
前回「七回死んだ男」に次いで2作目でした。
異端だとは思うけど、楽しめました。
ただ、動機を含め犯人等を推理するのには限界がある気もしないではないけど…。
でも、たまにはこんな作品を読むのもいいと思いますね。


No.141 8点 Yの悲劇
エラリイ・クイーン
(2009/05/21 20:29登録)
意外な犯人と云う意味では代表的な作品の一つだと思う。
また凶器が”マンドリン”と云うのも読みどころの一つですね。
聾唖者からの情報で触覚・嗅覚を使っての捜査も面白いですね。
ただ個人的にはラストはあまり好きな方じゃないかな。


No.140 8点 Xの悲劇
エラリイ・クイーン
(2009/05/16 17:47登録)
久し振りに読み返してみました。
学生時代に読んだ時と同等の感動は味わえました。
やっぱりロジックの素晴らしさでしょうね。
個人的には”シェークスピア”関連の科白等は好きになれなかったけどね。


No.139 8点 刺青殺人事件
高木彬光
(2009/05/10 23:40登録)
神津恭介デヴュー作ですね。
全然神津さんが出てこないのでドキドキしちゃいましたけどね(笑)
まずはテーマの”刺青”がいい、完全に私好みでした。
内容は「密室&アリバイトリック」だけど、作中神津が言っているように心理トリックですね。
単純な「密室&アリバイトリック」でなく、動機等を含め大いに楽しめました。


No.138 7点 七回死んだ男
西澤保彦
(2009/05/05 23:00登録)
単純に読み物としては面白いですね(評価8でもいいと思う)
でも、内容がSFっぽいのでミステリとしては7の評価としました。
個人的には久太郎の年齢を20歳あたりにして友理との恋愛成就の方が簡潔で面白いと思いましたけど。
(まっ、ミステリとは関係ないけどね)


No.137 5点 名探偵が多すぎる
西村京太郎
(2009/04/26 13:57登録)
今回はメグレ、ポワロ、クイーン、明智に加えてルパンと怪人20面相も出てきます。
ただキャラの面白さはあったけど、ミステリ度はあまり高くないですね。
前作から比べるとかなりランク落ちする気がします。


No.136 7点 名探偵なんか怖くない
西村京太郎
(2009/04/22 18:50登録)
メグレ、ポワロ、クイーン、明智の豪華メンバーが出てくるのは単純に楽しめますね。
それに彼らが解いた過去の作品の話題が出てくるのもそれらを読んだファンには嬉しいかも。
でも、その作品のトリックや犯人の名前までを語るのはNGですね。
有名な作品とは言え、全ての作品を読んでる人ばかりじゃないですからね。


No.135 6点 真相
横山秀夫
(2009/04/15 18:31登録)
題名の「真相」は意外性もあって面白かったかな。
どの作品も事件の裏に新たな真相が…と云うテーマがあってその点は面白かった。
でもリストラ・友達の死を喜んでしまった負い目・前科者などどの作品も暗かったね。


No.134 7点 臨場
横山秀夫
(2009/04/10 21:22登録)
1本’終身検視官’の異名を持つ倉石を軸としてその周りの上司・部下また他の部署のメンバー、夜回り記者を絡めた短編集です。
「第三の時効」もそうだけど、横山さんの短編集は秀作が多いですね。
ドラマ化もされるそうなのでどのようなタッチになっているか楽しみにしています。


No.133 4点 宝塚市殺人事件
斎藤栄
(2009/04/05 23:19登録)
初めて斎藤栄さんの作品を読みました。
手に取った作品が良くなかったかもしれませんが、このサイトで評価するレベルじゃないかもね。
多分、もう斎藤作品は読まない気がする…。
でも、宝塚ファンには嬉しい作品かもね。

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