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ミステリの祭典

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死神の精度

作家 伊坂幸太郎
出版日2005年06月
平均点7.00点
書評数37人

No.17 7点 まさむね
(2010/08/02 22:36登録)
主人公(死神)のキャラクターを含め,前提状況の設定が抜群。コミカルで,かつ,時に考えさせられる「会話シーン」もこの作品では嫌味(※)に感じることなく,純粋に良かった。
※正直,他作品では個人的にイライラする会話シーンが多いので…

ラストの「死神対老女」などを読むと,なるほど,直木賞候補に挙げられたのも,素直に首肯できる。
ミステリ性が高いものではないが,意義ある読書タイムは保証できる連作短編集である。

No.16 6点 vivi
(2009/11/05 02:48登録)
映画を先に見たのですが、
そこに使われていない作品が、新鮮で楽しめました。
とくに「吹雪」の話は、真相解明で「!」と思う瞬間があったので、
というか、作者の上手さを感じたので、気に入ってます。

映画は原作に忠実でしたが、
原作に無いものを持ってる一方で、
原作もまた、映画にはない味を持ってると思いました。

No.15 9点 Frank
(2009/10/06 09:37登録)
とても読みやすかった。買って良かったです。

No.14 6点 isurrender
(2009/07/22 02:27登録)
連作短編だけど、もっと最後の絡みがあってほしかった
物足りなさを感じる

No.13 8点
(2009/05/21 19:57登録)
 死神が主人公という現実離れした設定をうまくまとめて、リアリティな作品に仕上げているところは、さすが伊坂幸太郎だと思いました。
 短編ですが、全てのお話が微妙につながっている所も面白かったです。
 僕的には、死神が主人公ということを生かした「吹雪に死神」が好きですが、最後のお話も好きです。

No.12 6点 だい様
(2009/03/04 13:50登録)
良くも悪くもクセがなくとにかく読みやすかった。
読後感が中々爽快。

No.11 7点 ちぃ
(2009/03/02 22:27登録)
この作者の作品の中ではかなり好きですね!!
短編ぽくなっているのでよみやすかったです。。
読後感もすっきり(笑)って感じで良かったです。

No.10 7点 ぷねうま
(2009/02/22 02:25登録)
今まで読んだ伊坂作品で一番楽しめた。
まあ、でも相変わらず登場人物全員カッコよすぎ。
蘇部健一の爪の垢を煎じて飲ませてやりたい。

No.9 8点 VOLKS
(2008/12/10 09:48登録)
これまた氏らしい一風変わった設定の短編集。
笑い有り、涙有り、また全編どれも読みやすく面白かった。
登場人物たちの個性も際立っていて良い。
「神」という存在を語る作品としてどうか、という視点からみると不愉快になるが、ただ読み物として捉えれば気軽に読める。

No.8 7点 おしょわ
(2008/12/07 15:49登録)
死神の特性を使って最後にうまくまとめてます。

No.7 7点 ルカ
(2008/11/08 01:12登録)
独特な雰囲気を醸し出している作品で、読んだ後に良い余韻の残る作品でした。

No.6 7点 itokin
(2008/11/07 14:58登録)
どれもが水準以上の伊坂氏の雰囲気の出た作品ということか?

No.5 6点 シーマスター
(2008/10/21 23:10登録)
読み物として普通に面白い短編集。

表題作は「意外な真相」が効いている。(ラストは大方の読者の予想どおり)
その他の作品も悪くないが「最後」まで語られない話が多い。これは話の性格上故意であろうし欠点になるものでもないが、正直さほど内容がある話があるわけでもない。
要は、少し変な死神(変じゃない死神がいるのか知らないが)の目を通してのクールでシニカルな「人間の観察描写」を楽しむ作品集なのであろう。
ただ最終作はちょっと感動モノ。

山本周五郎賞受賞作とのことだが、自分はこの作品以外では宮部みゆきの「火車」しか知らない・・・・この2つからではどんな趣旨の賞なのかまるで分からない。

No.4 9点 ふ~
(2008/09/21 09:32登録)
千葉さんのキャラが最高でした。また、最後の場面、感動しました。

No.3 9点 ばやし
(2007/12/15 19:41登録)
凄い好きですねー。綺麗な文章だなーと感じました。映画化されるみたいなので楽しみです。

No.2 6点
(2007/09/25 22:43登録)
短編集。
話の終わりに謎が納得のいく形で解決しており好感がもてる。
伊坂作品によくある人を見下したような目線を持つ主人公も死神だと思えばそこまで不快ではなかった…とりあえずは。

No.1 7点 akkta2007
(2007/07/27 16:49登録)
全6編からなる短編集であった。
内容的にはそれぞれがそれなりにおもしろく、主人公が死神というのもなかなかのものであった。
死神がクールで、尚且つ滑稽な一面も多々あり、読んでいて飽きることのないよい作品であった。

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