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ミステリの祭典

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ハサミ男

作家 殊能将之
出版日1999年08月
平均点7.22点
書評数137人

No.57 9点 くりからもんもん
(2005/05/18 14:02登録)
おもしろい。ただそれだけ。真犯人は序盤ですぐ読めるんだけど、こういうのはそれだけじゃないからね。ミステリを読了して、すぐ最初から再読したのはこれが初めて。

No.56 5点 ぬくい
(2005/04/07 19:38登録)
ありがちな叙述トリックって感が否めない。
叙述トリックの作品には、読後というかトリックが発覚した時点で「やられた!」って思わせて欲しいのだが、この作品では「あ〜、そんなもんか」って感じ。
むしろ既読感すら感じてしまった。

No.55 10点 emotion
(2005/03/17 10:46登録)
自分は人から薦められて、先入観も何もなくこの本を読んだのですが、見事にやられてしまいました。
確かに、この手の作品を過去に経験したことがある人と感じるところは違うかもしれませんが、自分の中では名作です。

No.54 9点 Pj
(2005/03/15 21:27登録)
メフィスト賞受賞作の中では最も出来がよい。伏線の張り方、トリックの使い方、タイトルセンス、作品の随所に出てくるユーモア感覚の漂う文章等、すべてが上手い。

No.53 4点 はつ
(2005/02/28 20:45登録)
文章が古いし、意味のない描写が多かった。
トリックは楽しめた。

No.52 6点 僧正
(2005/01/04 14:44登録)
何も考えずに読み進め、見事に騙されていた。真犯人が警察関係者というのはミステリではよくある展開だが、小学生時代の「ポートピア連続殺人事件」以来、自分の中では「卑怯」であるという固定観念があって好きではない(好みの問題だが。あと、ポートピア未プレイの方すいません)。
あと、主人公はデブだが美人という設定のはずだが、どれくらいのデブさなのだろう? デブ専の方が好きなくらいの超デブ美人なのか、ぽっちゃり系が好きな程度の単なるふっくら美人なのか…? カーテンレールが折れ曲がるくらいということは…。
映画化、2005年の2月に公開らしいですね。設定やらストーリーは大分変えてるみたいですが(そうでないと映像化不可能でしょうし)。

No.51 7点 たらいぐま
(2004/11/10 15:57登録)
メインのトリックについては、いろんなところで取り上げられてることもあって意外性は充分あるんだけれど同時に「ああやっぱり」感もありますね。
刑事課の人たちがなかなか個性があって、その点が意外と楽しめました。
「周りはそう感じてないけど本人は自分のことを太ってると思っている」という(女性にはわりとある)心理を逆手にとってる書き方なのかなあ…というのは考えすぎでしょうか…

No.50 5点 留吉
(2004/09/21 17:55登録)
多少とも叙述トリックの経験がある読者ならスタートから「これは『場外』だな」とピンとくるはず。ただ読み進むうちに「思い違いかな」と惑わされる構成は評価すべきでしょう。最後は「やっぱり『場外』でした」だけどね。真犯人に至っては、「黄色い部屋」以来(ポー以来と言うべきか)使い古されてきたカビ生えもの。ラストシーンもB級ホラーの骨董品並み。それに(脇道だが)「デブだけど世の男性が鼻の下を伸ばすような美人」というのもミステリーでのキャラクターとしてはちょっと無理では。しかし文章は(上手くないかもしれないが)読みやすいし、前評判を全く知らずに本書に出会えれば(そんなことは殆ど不可能だが)、かなり印象深い作品であろう。

No.49 5点 Ryu
(2004/09/11 18:53登録)
世間の評価程、楽しめなかった。

No.48 9点 バファックス
(2004/07/03 00:16登録)
いや。面白い。
映画化されるって聞いたけど。ほんと? どうやって?

No.47 8点 Dain
(2004/04/14 02:53登録)
面白いし騙されもしたけど、期待が大きかった分ちょっとマイナス。文章はすごくうまいとは思わなかったけど、読みやすいですね。自分としてはイニシャル入りライターの存在が不満・・・まあそう言われればそうなんでしょうけどねー。

No.46 9点 よみて
(2004/04/09 22:35登録)
これは面白かった!

No.45 9点 プー
(2004/03/23 23:36登録)
ユーモアのきいた文章なのですらすら読めた。キャラも立っている。叙述トリックも面白かった。

No.44 10点 you_know
(2004/03/18 15:32登録)
はまった。途中で叙述には気付いたものの、最後まで飽きさせない。再読で違う風景が見える、そんな作品。だいすき。

No.43 5点 k−t
(2004/01/29 22:47登録)
設定としてはなかなか面白かった。ただこうも人間描写と文章が下手だと…。登場人物は犯人以外、全然印象に残らないし。新人賞だからしょうがないかな。

No.42 10点 いおいお
(2004/01/29 16:19登録)
文章力、プロット、キャラクター、衝撃度、どれをとっても非の打ちどころのないかんじ。面白い

No.41 5点 いおいお
(2004/01/29 16:19登録)
文章力、プロット、キャラクター、衝撃度、どれをとっても非の打ちどころのないかんじ。面白い

No.40 10点 アント
(2004/01/25 00:05登録)
面白かったです。真犯人にはびっくり。

No.39 8点 SD
(2003/12/19 00:18登録)
何かだまされていると感じながらも「立ち上がったわたし」に気がつかなかった
もう少しスカッと罠にはまれれば読後に気持ちよかったかもしれない

No.38 7点 モトキング
(2003/12/05 10:55登録)
良く出来た佳作。やや変形のミステリという感じ。
この性別誤認、人物誤認という叙述トリックは、各々単独では、既出ネタだと思うけど、それを組み合わせたのがまず上手い。
片方を疑っても、もう片方の可能性に気づかない限り、その疑念は否定されてしまう。…この構造がとても上手いと思った。
つまり、両方を同時に疑わないと、その可能性を肯定出来ないのだ。
文章も、新人とは思えない上手さ。物語の出来としてはかなりの高水準だろう。
ただ、真犯人の解明は、やや唐突に過ぎる。もう少し伏線を入れられなかったか。
レベルが高い作者だと思うからこそ、また、新人賞応募作という締切なしで作れる余裕があったと想像するからこそ、その点が惜しまれる。
それと、確かに良作だが、メフィストを取るような「新風」には思えない。

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