home

ミステリの祭典

login
たらいぐまさんの登録情報
平均点:7.60点 書評数:5件

プロフィール| 書評

No.5 7点 ハサミ男
殊能将之
(2004/11/10 15:57登録)
メインのトリックについては、いろんなところで取り上げられてることもあって意外性は充分あるんだけれど同時に「ああやっぱり」感もありますね。
刑事課の人たちがなかなか個性があって、その点が意外と楽しめました。
「周りはそう感じてないけど本人は自分のことを太ってると思っている」という(女性にはわりとある)心理を逆手にとってる書き方なのかなあ…というのは考えすぎでしょうか…


No.4 8点 ななつのこ
加納朋子
(2004/11/10 15:10登録)
だいぶ以前に読んだのですが、それぞれの短編が最後にまとまるという「入れ子構造」に初めて出会ったので、読んだ当時は不思議な驚きがありましたね。
日常の謎をつづった連作なので、一つづつの謎は軽めですが、全体の温かい雰囲気にも合っているようで読後感が爽やかで良かったです。


No.3 9点 殺戮にいたる病
我孫子武丸
(2004/11/10 14:40登録)
はじめに「叙述トリックもの」ということを知った上で読む場合というのは、一人称記述や独白など読んでても「これは誰が語ってるのだろう」というようなことを勘ぐりながら読み進めてしまうので、なんとなく判ってきてしまったりするんですよね。
この作品については、そうやって疑いつつ読んでいっても最後には驚かされました。


No.2 8点 頼子のために
法月綸太郎
(2004/09/15 17:18登録)
構成は見事だし、意外性もあって楽しめましたが後味はかなり悪いです。
でも結末が見せる荒れ果てた感じがこの作品の魅力なのかとも思ってみたり。なんか複雑…
乾いた感じの文体や、悩みながら進む探偵のキャラクターは、こういうのには合ってるんだと思います。


No.1 6点 雪密室
法月綸太郎
(2004/09/15 16:00登録)
メインのトリックや犯人についてはそれほど意外性はないように思えました。
でも事件が起きてから解決するまでの話の流れが、自分にはすんなり読めたので、結果としてはわりと楽しめました。

5レコード表示中です 書評