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ミステリの祭典

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ぬくいさんの登録情報
平均点:7.33点 書評数:9件

プロフィール| 書評

No.9 5点 黒い家
貴志祐介
(2005/04/28 21:32登録)
まぁ面白かった。ただ、ホラーであってミステリではないかな。

この作品を読むにあたって最大の失敗だったのが、偶々知ってしまった映画のキャストが頭に残っていたこと。始めから犯人が分かってしまっていた。

映画自体にしても、あんなキャストじゃ最初からネタバレしてるようなもの。


No.8 10点 慟哭
貫井徳郎
(2005/04/26 08:29登録)
随分昔(10年ほど前?)に読んで衝撃を受けた作品。

当時ミステリ、ましてや叙述トリックなどには全くといって良いほど免疫が無かった私は、完璧にやられました。

そして、それ以降も何度か読み返すことがあります。
それはこの作品が単なる叙述トリックものではないから。

私には、今でも最高のミステリ傑作です。


No.7 9点 ストロボ
真保裕一
(2005/04/26 08:12登録)
好きな作品です。
読後に感じるノスタルジックな余韻が何とも言えません。
最後に落ち着く場所が、結局は〜であるというところも味わい深いですね。

ただ、男性向きな所が強い点(女性には理解し難い?)とミステリとは言い難いという点で、ここでの評価は−1。


No.6 10点 白夜行
東野圭吾
(2005/04/07 20:25登録)
最高のエンターテインメント。
東野圭吾ファンにはたまらない作品ですね。
それにしても、ドラマ・映画に引っ張りだこの東野作品において最高傑作とも言える『白夜行』がいずれの映像作品にもされていないのは不思議。
それとも私が知らないだけなのかな。


No.5 6点 変身
東野圭吾
(2005/04/07 20:14登録)
良くも悪くも、東野さんらしさたっぷりの作品。
著者を知らされずに読んだとしても、東野さんの作品だと分かるくらいに。
この作品も踏まえて東野ワールドが築かれてる訳だから無意味な話だけど。
話自体は、結末も含めて楽しめるものだったが、後半がもうちょっとどうにかなるんじゃないかなと思ってしまう。


No.4 8点 プリズム
貫井徳郎
(2005/04/07 19:57登録)
面白い。
結局真相は?というのは愚問ですね。
今まで読んできた中には無いタイプだったので、楽しめた。


No.3 4点 殺戮にいたる病
我孫子武丸
(2005/04/07 19:51登録)
うーん、猟奇的な部分が濃すぎてイマイチ肌に合わなかった。
その点ばかりが印象に残ってしまい、叙述トリックも霞んでしまっているような。
トリック自体は面白かったと思うけど。
スプラッターモノが好きな人には、トリックと併せて好評価になるのかな。
残虐行為ではなく、人間的にドロドロしたものに猟奇性を感じる自分には合わなかった。


No.2 5点 ハサミ男
殊能将之
(2005/04/07 19:38登録)
ありがちな叙述トリックって感が否めない。
叙述トリックの作品には、読後というかトリックが発覚した時点で「やられた!」って思わせて欲しいのだが、この作品では「あ〜、そんなもんか」って感じ。
むしろ既読感すら感じてしまった。


No.1 9点 火の粉
雫井脩介
(2005/03/28 10:19登録)
最近読んだ中では、かなり面白い部類に入る。

映画「隣人は静かに笑う」などもヒットしたが、お隣さんって身近な存在だけに、かえって不気味という…。

途中の胡散臭さあふれる対決などは、最後はどっちに落ち着くんだ?と迷わされた。

この作品で特筆すべきは、姑の心理描写や、異常者の異常者たる所がうまく表現されている点。いちいちもっともだと思わされる。

終盤のB級ホラーっぽい所や主人公?のおっちゃんの心理描写が薄いところが残念。(ドタバタ劇の台詞のやりとりは、むしろ笑えてくる(笑)

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