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ミステリの祭典

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水晶のピラミッド
御手洗潔シリーズ

作家 島田荘司
出版日1991年10月
平均点5.54点
書評数46人

No.26 7点 vivi
(2007/08/13 01:40登録)
アクロバティックすぎる強引な展開でしたけど、
あのままの大トリックだったら納得しなかったとも思います。
というか、あの犯人があの方法で殺すのなら別の方法でも可能だし・・・

サブストーリーが好きです。
ディックとミクルの話は、記述者・石岡の創作でしょう。
彼がギザで見た夢や像があの物語になり、
彼なりのピラミッドのイメージとして作品に入れたのでしょうね。

No.25 8点 姑獲鳥
(2007/08/04 01:54登録)
私的にはとても面白い作品でした。最初にでてきたミクルのお話だけでも十分楽しめると思います。
最初の謎解きの時にの幽霊というのに納得がいかなかったのですが、その後の謎解きにはやはり驚かされました。

No.24 8点 Tetchy
(2005/08/07 20:29登録)
重厚長大という四字熟語がぴったりの、まるで辞書のような小説でありましたが、少しも疲労を感じませんでした。リーダビリティに関してはもう云うことはないでしょう。冒頭のエピソードから、結局事件には直接関係はありませんでしたが、物語に幻想味を持たせるためのファクターとなる古代エジプトの挿話とタイタニックの挿話がそれ自体1つの短編として機能するほどの質を備えています。よく考えてみたら、なんと贅沢な一冊なんでしょう、これは!!やはり本格ミステリ作家としての島荘というより物語作家としての島荘の技量に敬服します。
私も最後の真相は不要だと思うので、点数はこれくらいかな。

No.23 5点 如月雪也
(2005/06/05 06:24登録)
御手洗シリーズでこれが嫌いかも。別にそれほど出来は悪くもないと思うのですが。

No.22 5点 やま
(2005/02/27 17:06登録)
 ロジャーは確か「○○○○」(伏せ字)とつぶやいて、それがレオナさんに「ミクル」と聞こえたんじゃなかったかな。御手洗さんがどこかでそう説明していた気がする。うろおぼえですいません。まぁ楽しめたので5点です。

No.21 5点 バレロン
(2005/02/14 11:10登録)
ディッカとミクルはストーリィとどう関係していたのか。また、ロジャーがレオナを見たときに何故ミクルと口にしたのかよく分からない。

No.20 5点 紋太郎
(2004/12/09 22:57登録)
豪腕島田先生絶好調。スケールのでかさはやはり特筆ものだがでかくなりすぎてあほらしく思えることも。わざわざエジプト行く必要ってあったの?

No.19 9点 ウエストウッド
(2004/10/25 17:20登録)
島田莊司にしか書けないスケールのデカさ。

No.18 6点 iti
(2004/10/01 15:04登録)
読み終わった後、訳がわかんなくなりました。どうも釈然としない……。外人の名前ばっかりで判り難いのもそうだけど、だいたいあのラストのちゃちなトリックは、う〜ん。
てかミクルは何だったんだろう。あの挿話は、実はまるまるレオナ主演の映画の中身だった――という叙述なら素直に感動したんだが。

No.17 7点 Ryu
(2004/08/19 21:42登録)
あれはずれるんだ…でも途中の挿話好き。全体的にも結構好き。

No.16 4点
(2004/07/15 22:28登録)
読むのが途中で苦痛になってきました。わけがわからなかったのは私のせいかもしれませんが消化不良の感じがどうにも…ミクルたちの話はすきでした。

No.15 3点 ざき
(2004/07/09 23:20登録)
どうにもなあ。途中で話が変な方向にそれすぎですね。ミスディレクションのためのエピソードの分量を考えた方がいいです。大技決めたと思ったら最後でセコくなるし。物語としてみれば別なのかもしれませんが、ミステリとしてみたらこんなもんじゃないかと思います。

No.14 5点 Alice
(2003/04/03 10:53登録)
ちょっとこれは凝りすぎというか、島荘やり過ぎだろと思いました。実験的な要素もあったと思いますが、500頁まで読んで、やっと御手洗登場。しかし鬱、と。それなりに物語もつながってくるんですが、ちと子供騙しって感じがしなくもないです。

No.13 6点 たらこんぶ
(2002/12/22 10:51登録)
まちがいなく、本当のトリックは警察の調査でわかります。

No.12 8点 ギザじゅう
(2002/12/17 12:46登録)
事件と平行して語られる話もなかなかおもしろい。
もともとピラミッドフリークの僕は結構楽しめた。
不満な点としてはあの物理トリックや、ピラミッドの図があればもっとわかりやすいと思うのだが・・・。

No.11 8点 あまやしかんな
(2002/07/02 17:13登録)
島田作品としては2回目のトリック。
(自分が知る限りでは…)
1ワードでのアクロバティックな着地。
見事にはめられたとしかいいようがないです。

No.10 6点 のり
(2002/05/16 23:05登録)
解決編に破壊力が感じられないものの、個人的には結構楽しめた。トリックや推理ではなく、作品自体の長さや構成で読み手を煙に巻く手法は、この作品では比較的自然に活かされていたと思う。ただ、雨の中で自己憐憫に浸るレオナに、御手洗が救いの手を差し出すところや、臭い発つラストなど、俗物っぽい場面には違和感を感じざるを得ないが。

No.9 8点 体育会系
(2001/12/20 13:15登録)
最近再読してみたが、あらためて面白いとおもった。自分はこの作品のロマンティックな雰囲気やテーマには全く関心はないが、構成というか処理の仕方にとても感心した。
”水晶のピラミッド”がうまくメタファーになっていた。後期御手洗ものの最高傑作であろう。

No.8 5点 モトキング
(2001/12/17 16:06登録)
アンチ? アンチなのか、この作品は? 何だあの最後のオチは。
島田先生ならではのバランスの巧さが、最後の最後で、あの「塔の溺死」をこう結論付けさせたのだろうか。
しかし・・・。
ピラミッドの構造を生かした(生かせる構造を作った?)見事な大大大物理トリックが泣くぞ!
私はもの凄い御手洗ファンだが、とりあえず、ここは涙をのんで厳しく採点します。島田先生のミステリ論もわかるが、個人的には解決編で見事に(呆気にとられても「見事」じゃなきゃ駄目!)騙されたい。

No.7 3点 元FLUGELSファン
(2001/11/29 13:50登録)
あの大技には感心しましたよ。確かにバレバレだけど、ピラミッドの謎に挑戦する大胆さはやはりキング島荘。
御手洗作品にふさわしい作品でした。
ただ最後のオチがなければね〜あの大技に対し、その小技は反則というか犯罪でしょう。
ていうか、現地の警察はそんなに手抜かりな捜査をするもんなんですか?あれがなければ5点以上。
伏線のストーリー(特にタイタニックは映画観る前でよかった)が良かっただけに台無し。

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