home

ミステリの祭典

login
絡新婦の理
百鬼夜行シリーズ

作家 京極夏彦
出版日1996年11月
平均点7.79点
書評数63人

No.43 2点 daiki
(2009/06/01 23:50登録)
かなり冗長で、しかも御都合主義です。薀蓄の放出にはけっこう疲れます。
かといってあまりぞくぞくもしないし。

No.42 7点 E
(2009/03/29 14:51登録)
桜の情景が非常に色濃く、心に刻まれた話。
概要の奥深さに驚嘆。計画の緻密さに圧倒。
関口君が出番少なかった(だけの理由で)一番読み返さないシリーズ本となった。

No.41 4点 makomako
(2008/11/16 08:35登録)
京極の作品はどれも分厚くて敬遠気味だったが、今回分冊が出た機会に読んでみた。まず不自然と思われるような漢字の使用でねちねちとした文章が好みにあわない。ストーリーも複雑でなかなか進展しないのでうんざりして途中でやめようかと思ったが、このサイトの書評が好評なので何とか我慢して読んだ。私にとって寝る前に読書すると寝つきには最適。探偵は躁病で今も生きていればきっと精神病院に入院しているぞ。京極堂はどこであんなに調査することが出来たか不明(秘密の警察組織を持っているの闇の大物なのだ)。こんなに長くて余分なことをいっぱい書くのならせめて調査の過程を書いてもらわないと。警官も人を罵倒するばかり。犯人側と目される登場人物も変な人ばかりで、まともな人間のいうことは相手にされずどんどんひどい目にあってしまう。
 冒頭と最終の雰囲気は谷崎純一郎のような耽美的世界でとても良い。ミステリーではなかなかお目にかかれないほど。ただほとんどのミステリーで犯人がわからず探偵の名推理に唖然とするばかりの私が、珍しいことにこの作品の冒頭部分ですでに蜘蛛の正体がが分かってしまった。どうやってこれをストーリーと結びつけるかなと思って読んでしまったのが、採点の低い原因のひとつではあります。皆さんの評が高いのにこんなこと書いて失礼しました。

No.40 9点 ぴあん
(2008/06/25 23:18登録)
京極作品では一番好き。それぞれの人物が絡新婦の紡ぐ糸に絡め取られて翻弄され、あらゆる事象が中心へと収束していくような感覚に、読者はただ為すすべなく流されていくよう。映像が目に浮かぶような色鮮やかな筆致も健在。

No.39 9点 いけお
(2008/05/21 09:33登録)
比較的地味な登場人物にも詳しい心理描写の場面があるので、長さを感じない。
蜘蛛の糸を一本ずつほどいていく展開が好みだった。
魍魎もそうだが、個人的には木場が初期プロットでメインのほうがいいのか。

No.38 3点 ビショップ
(2008/04/22 00:33登録)
そううまくはいかんだろう。

No.37 9点 おしょわ
(2008/01/28 22:26登録)
複数の事象が一点へと集約していく快感。
京極堂の真髄が味わえます。

No.36 4点 あびびび
(2007/11/28 13:18登録)
華麗なる文章はさすが。でも途中で犯人は推察できたが(糸を張り巡らす蜘蛛)、あれほどうまく駒は動くものなのか、いや動かなくても良かったのかも知れないが、現実味は感じない。
それが京極ワールドなのだろうが…。

No.35 10点 カッパのサンペイ
(2007/10/09 18:50登録)
無関係に思われる数々の事件がただ一人の手から生み出されていた。構成力に脱帽。

No.34 10点 姑獲鳥
(2007/08/04 02:06登録)
この作品はとても惹きこまれます。
犯人は一切手を汚さずに仕掛けていって、蜘蛛の巣状になっているのに感動しました…
あと織作一家(女)がとてもかっこいいです。

No.33 10点 野間
(2007/07/08 17:03登録)
魍魎の匣と同じぐらいに好きな作品です。
魅力的な登場人物に引き込まれました。
探偵がかっこよかった! さすが神。

No.32 1点 rikipon
(2007/06/21 22:32登録)
冒頭と結末の美しさは皆さんが指摘するとおりですが、カッコマンばかりが大活躍する京極作品の中では珍しく「女性」が主導権を握っていて、京極堂初め野郎共を振り回してくれるので好きです。犯人の動機を完全に把握するのに何度も読み返さなければならず、さらに茜さんの実父が未だにすっきりしないまま。。。とりあえず自分なりの解答を出した状態ですが…

No.31 9点 vivi
(2007/06/06 00:38登録)
冒頭で犯人が分かってしまうのはすごいですね(^^;
でも、あの美しいプロローグの続きが見たいから、
どうやってその結末にたどり着くのかが知りたいから、ページを繰る。
後期クイーン問題。蜘蛛の糸に取り込まれる探偵たち。
ミステリとして、奥の深い作品でした。

No.30 9点 しっかり番長
(2007/06/02 10:30登録)
冒頭の場面の美しさと、最後の終わりかたが良かった。途中も厚さの割りに面白いのでスラスラ読める。中だるみしてきた頃に必ず榎木津が登場するのは作者の計算(配慮)でしょうか。

No.29 5点
(2005/07/04 19:38登録)
多くの女性の登場は作品が華やかになって良かった。
が、あれこれ詰め込まれている所為か、これまで読んだシリーズの中では一番印象が薄い気がする。

No.28 9点 綾香
(2005/04/18 20:00登録)
今のところ京極作品で一番スキです(^▽^)
学校とか女の子が登場するのも好み♪映像化したら華やかそう♪♪
ストーリーの構成の仕方もいい!
榎木津もステキだし(●´∀`●)
おもしろかった〜☆

No.27 9点 HATT
(2004/12/30 21:41登録)
完成度では京極堂シリーズ随一ではないでしょうか。文学作品としても申し分ない。しかし、シリーズを順番に読んでいないと内容は解らないでしょう。単独作品としては評価はどうなるのでしょうか。

No.26 10点 あくび
(2004/06/10 11:49登録)
京極堂シリーズの中で一番好きかもしれません。わかりやすさの面でも、構成の面でも。
特に、イントロの桜のシーンでの京極堂らしき人物と対峙する女性の姿が、ラストシーンではがらりと印象が変わるように描いてあるところがかっこいいです。
同じ「女」でも、時と場合によりこんなにも印象が違うのだという怖さと妖しさ。「女」には騙されないようにしなきゃね(笑)

No.25 10点 みかん
(2004/04/24 20:45登録)
すごく楽しかった♪いつも以上に犯人が意外でしたね(笑)

No.24 10点 193
(2004/04/10 11:50登録)
12歳の頃、初めて読んだ京極作品。
ほぼ児童書しか読んで無かった子供でも読めた作品。
成人した今でも読める作品。
つまり、それだけ面白いって事です。

63中の書評を表示しています 21 - 40