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ミステリの祭典

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暗いところで待ち合わせ

作家 乙一
出版日2002年04月
平均点7.26点
書評数38人

No.18 6点
(2007/09/25 22:55登録)
少し退屈した。真相も予想の範囲内だと思う。「普通の」良い話。

No.17 7点 ぷねうま
(2007/09/20 23:22登録)
なんかせづなくて胸がほんわかしただ。

No.16 10点 はせ
(2005/05/01 13:48登録)
あたたかく泣けちゃう。乙一の感性というのはどうしてこんなに心に届くんだろう。とにかくひとつひとつの別に大きいわけじゃないエピソードにしびれる。

No.15 8点 shige-tee
(2005/03/26 13:01登録)
 設定がしっくりこない。時系列が行ったり来たりなので読みにくい等は自分も感じましたが、それを差し引いても面白かった。
 やはり何と言っても描写がうまい。特にミチルがカズエの家へ向かうシーンなどは実にうまく表現されていた。
 文庫本で260ページ程度と短めですが、非常によみごたえがありました。
 この作品映像化とかしないのだろうか、難しいとは思うが、演出がうまく嵌れば良い作品になると思うのだが。

No.14 5点 sophia
(2005/01/24 03:11登録)
二人の独白が交互に繰り返されるスタイルなので、心理描写が多く若干読みにくいです。着想は悪くないと思いますが、読者を感動させるための演出が今ひとつ不足している気がします。特にラストにもっとひねりが欲しかった。あとミチルの友人の女の子に不快感を感じました。

No.13 5点 綾香
(2004/09/20 23:09登録)
下の夜さんと同意見。はじめにオチが見えたのでミステリとしては5点くらいですね。ストーリーはスキですが。

No.12 6点
(2004/07/15 22:36登録)
真相が前半の前半で読めたのでミステリとしてはこの点数。でも物語としては超がつくほど大好きです。乙一の発想には毎回驚かされます。

No.11 9点 high
(2004/05/08 10:13登録)
心理描写が巧いとおもった
ミステリ的要素は多分に薄いけれどそれはあんまり問題ではない気がする。(このHPはミステリの祭典な訳ですが;)
この小説はミステリ的な点とは別のところに価値がある、不覚にも涙ぐんでしまった私がいうんだから間違いない。

No.10 8点 りえ
(2004/03/03 22:41登録)
作品全体の雰囲気が独特。ミチルとアキヒロの間の空気の変化の描き方が絶妙。

No.9 10点 朱花
(2004/02/19 11:36登録)
一言で、大好きです。ミチルもアキヒロも一人では社会にとても消極的。でも、出会ったことにより、いい意味でお互い変化していく。その変化の過程が話の中の事件的要素と上手く絡まって、ドキドキしながらも最後には優しい気持ちで一杯になれました。

No.8 9点 ぶんぶん
(2004/02/07 21:27登録)
なんでか分かりませんがえらい気にいりました。こういうテイストの小説は好きです。

No.7 9点 SD
(2003/12/30 21:28登録)
ミステリとしてよりも一つの小説として好きです
最後の「そこが空いてますよ」というのは淡々とした中に
主人公の心の変化が表れている心に残るセリフです。

No.6 7点 風車
(2003/10/23 19:36登録)
 ある男女二人が希望の見えない現実に耐えながら生きていたが、最後に少しだけ救われる話。
 ミステリとしては評価できない。何とも微妙である。ある登場人物が殺される場面で、ある技法を使っていたのだが、それは新鮮でよかった。だが、やや疑問が残るのは、主人公が何故に目の見えない女性の家に隠れねばならぬのか、という点。一応理由はちゃんと語られていたが、無理にそうする必要はないだろうと思った。疑われるだけなのに、敢えてそんな事をする愚か者は現実には絶対にいないと思う。小説だから許されるのかもしれないのだが、折角リアルな設定にしたのだから、もっと現実味を帯びた理由付けをしてほしかった。
 さてそんなわけで、ミステリとしてはやや不満が残るのだが、「小説」として見れば非常に面白い。男の描写はともかく、目の見えない女性の描写が非常に上手かった。何故ストーブの温度を下げたぐらいで不法侵入者を「いい人」だと認識するのかは謎だったが、それ以外の感情描写、特に最後の二ページは、自分が救われたような気がして、すっかり感情移入していた自分に気付いた。

No.5 8点 九ちょう
(2003/07/21 07:54登録)
こんなに丁寧に雰囲気が味わえたのは久しぶりです。
アキヒロの、正直でありたい気持ちと、割り切るのが難しい現実の苦しい狭間は、共感を覚える人も少なくない気がします。そしてミチルの悲しい決断と、アキヒロの出した結論は同じはずなのに、なんとアキヒロはミチルの決断を残念に思います。
僕は、ここが本当にすごいと思いました。この考え方の矛盾に、小説を読んでここまで迫られたのは初めてでした。作者の着眼点と追求の純粋さは貴重だと思います。
ラストの緊張感は少々低めですが、僕は構成的に気になりませんでした。
古本屋に持っていけない一冊。

No.4 8点 まぐろ
(2003/02/15 21:02登録)
私の中で、乙一作品の中でもかなり上位のお話しです。
でも、アキヒロが本当に犯人だったほうが私の好みなのでこの点数で。

No.3 9点 keisuke
(2003/02/05 10:09登録)
ミチルとアキヒロの関係がおもしろい。人間関係、人との付き合い方が書かれているところ、かなりすごいと思いました。でも、私も最後がものたりないような・・・。

No.2 10点 H
(2002/12/19 19:56登録)
最高でした。自分が感情移入しやすい立場にいると思われるので、余計にそう感じました。

No.1 9点 しゃん
(2002/10/26 19:00登録)
目の見えない女と警察から逃げている男の話。二人のそれぞれの視点から物語は語られる。
 二人の登場人物は二人と、人と溶け込もうとしない性質で孤独である。実にじめじめとしていて掬いようが無いように思える。男が女の家に住み着いてからもそのじめじめ感は続く。しかし、お互いが地温も区の中でありながらも互いの事を認識し、生活していく様子はじめじめしているにもかかわらず、温かい。似たもの同士の馴れ合い、傷のなめあいといってしまえばそれまでなのだけれど、私はこの場面が好きだ。
 ミチルとカズエとの和解の場面では不覚にも涙ぐんでしまった。一番最後は少し物足りない感じがした。あの台詞には余り感動しなかった。

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