皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
36167. | メグレとしっぽのない小豚について 空 2024/03/31 18:42 [雑談/足跡] |
クリスティ再読様 最近投稿が滞りがちになっている空です。それでも時々本サイトはつまみ食い程度に覗いていますが、クリスティ再読様のコメントはどんな着眼点で書かれているか気になって、読ませていただいています。 で、クリスティ再読様が『メグレとしっぽのない小豚』について書かれていることを読んで、あれっと思ったのです。というのは、この原題は、自分が持っている何冊かのシムノン原書に載っているシムノン作品一覧の中では、"Maigret et les petits cochons sans queue" となっているからです。たとえば1976年出版のPresses Pocket版 "L'homme de Londres"(『倫敦から来た男』)のCOLLECTION MAIGRET一覧でも、"Maigret et" は付いています。Amazonでもチェックしてみたのですが、やはり "Maigret et" は原書表紙にあり、レビューの中には、なぜメグレの名が付いているんだと怒って採点を1点にしている人もいます。ただ、シムノンのフランス語版Wikipédiaには、この言葉がありません。初版ではただ "Les petits cochons sans queue" だったのが、その後メグレの名前が付け加えられたと考えられなくもありませんが、フランス語Wikipédiaでは単にはぶかれただけではないかと思われます。 それから、あの… 自分のコメントにも書いていましたが、「子豚」でなく「小豚」なんですけど。 |
36140. | 作品の追加 弾十六 2024/03/28 22:11 [新作作家/作品の追加] |
リチャード・コネルの「Murder at Sea」を追加しました。 FictionMags Indexをよく確認したら、初出がElks Magazine 1928-06〜10の五回連載で、この雑誌はPDF版がありました。(現在、おおもとのサイトが上手く動かないようですが、いろいろ試してダウンロード出来ました!) |
36135. | RE:RE:RE:RE:RE:RE:RE:RE:RE:Richard Connell “A Flash of Light”が読みたい! 弾十六 2024/03/28 10:01 [雑談/足跡] |
> [ おっさんさんのコメント ] > アーサー・リイス「指」(延原謙訳『新青年』昭和一三年新春増刊号) おっさんさまのお陰でいろいろ情報が判明しました。 まず『新青年』昭和一三年新春増刊号の延原謙訳の作品はたぶん全てがWorld’s Best 100 Detective Stories由来です。 それで論創社の『死の濃霧 延原謙翻訳セレクション』の目次をみたところ、なんとコネル(コンネル)が翻訳されてるじゃありませんか! おっさんさま、情報提供ありがとうございます。 それで、詳しいことは我がブログに後で書きますが、アントニー・バークリー案件で重大なことを発見しました。真田啓介サン、見てますか? 実は本アンソロジーの第二巻を確認しなきゃなのですが、短篇The Avenging Chanceは1928年米国雑誌が初出なのでは?という疑惑です。 このアンソロジー、出版が1929年、ということは収録作品は1928年までにどこかで発表されてるはず。 真田啓介さんは「コピーライト1928年」を気にしておられましたが、この第二巻にその記載があるのでは?と考えています… <追伸2024-3-30> danjuurock 十六 × 二十に「偶然の審判」の初出の謎を解く?をアップしました。World’s Best 100 Detective Storiesが届くのが待ち遠しいなあ! |