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じきるさん
平均点: 6.79点 書評数: 260件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.11 9点 忌名の如き贄るもの- 三津田信三 2021/08/04 15:50
これは会心の傑作ではないでしょうか。
××××の巧みなミスディレクションやとんでもない動機が功を奏した意外性十分の真相と、ゾクリと背筋の凍るホラーの調和がお見事。
民俗学の描写が多いのも個人的には面白かったです。

No.10 6点 魔偶の如き齎すもの- 三津田信三 2021/08/04 15:36
良くも悪くもいつもの刀城シリーズ短編集って感じです。安定感はあります。
表題作は中々面白い仕掛けでした。

No.9 6点 碆霊の如き祀るもの- 三津田信三 2021/07/24 23:30
四つの怪談と四つの密室殺人が登場する、豪華な造りの力作です。でも、ホラー要素が薄まっているからか、どうも緊張感に欠ける気がします。
多重解決の末に明かされる真相は、悪くはないのですが想定の範囲内です。全体的に見て、素晴らしい過去作たちのレベルには達していないのではないでしょうか。

No.8 6点 生霊の如き重るもの- 三津田信三 2021/07/24 23:19
シリーズお馴染みの多重解決を活かした短編が多く、ファンには嬉しい作品群に仕上がっています。

No.7 6点 密室の如き籠るもの- 三津田信三 2021/07/24 23:17
長編に比べると流石に迫力に欠ける部分は否めないですが、どの篇も中々読ませる水準にのものではあると思います。

No.6 4点 幽女の如き怨むもの- 三津田信三 2021/01/31 23:19
まさかここでその手のトリック使う訳ないよなぁ…やめてくれよ…と思ってたら、悪い予感が的中してしまった。

No.5 7点 水魑の如き沈むもの- 三津田信三 2021/01/25 01:58
説明パートが多いにもかかわらず、初期作と比較するとリーダビリティーはぐっと向上しており、すいすい読ませる。
ミステリとしてはかなり強引な解決だが、それを補える程舞台設定・ストーリーが魅力的で非常に楽しめた。

No.4 7点 山魔の如き嗤うもの- 三津田信三 2020/10/11 12:32
刀城シリーズならではのキレの良い力技を楽しめる一家消失トリック。それを補足する伏線が丁寧なのがこの作者の良い所ですね。
見立ての理由がこじつけ臭いのが気になったが、リーダビリティは初期よりも向上しています

No.3 8点 凶鳥の如き忌むもの - 三津田信三 2020/10/11 12:12
刀城シリーズ第2弾で、今回は孤島を舞台にしたクローズドサークル。
雰囲気作りは相変わらず上手い。建物周りの描写がかなりわかりづらいのは難点だが、それを差し引いてもやはりこの作者の書くストーリーは好きだ。
メインの密室トリックは前代未聞の大技で、賛否が分かれるのも仕方ないかなぁとは思う。個人的には鳥坏島や背景の民俗学要素がしっかりトリックと結びついているのが好印象で、他のダミー推理よりはずっと説得力を感じました。

No.2 8点 厭魅の如き憑くもの - 三津田信三 2020/09/13 00:11
世界観や雰囲気は非常に私好み。
粗さは感じるが、ミステリーとホラーを上手く融合させている。

No.1 10点 首無の如き祟るもの- 三津田信三 2020/08/23 17:23
首無し殺人を扱ったミステリーの最高傑作。
民俗学ホラーの世界観が非常に魅力的で、プロット、伏線、トリックの全てが緻密で完成度が高い。

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じきるさん
ひとこと
好きな作家
採点傾向
平均点: 6.79点   採点数: 260件
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