皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
レッドキングさん |
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平均点: 5.25点 | 書評数: 819件 |
No.12 | 4点 | 三つ首塔- 横溝正史 | 2020/03/15 23:54 |
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思い出した。今は昔、高校生の頃、同じクラブの女子にこれ貸したら、「ナニこの作家、女のこと何だと思ってるの」て白い眼で汚物のように返却された。自分では結構面白いと思ったんだが・・・ |
No.11 | 5点 | 夜歩く- 横溝正史 | 2020/03/11 01:06 |
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思い出した。これを先に読んでたんで、アガサ・クリスティーので驚きがなかったんだ。
「真珠郎」ともども、三津田信三の傑作「首無の如き祟るもの」の源流筋だな。 |
No.10 | 3点 | 鬼火- 横溝正史 | 2019/03/31 08:50 |
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ミステリとは言えないだろが、妙に印象に残っている。おそらく横溝は「陰惨」で「耽美」な物語書きたかったんだろうが、そこまででもないんだな。 |
No.9 | 5点 | 女王蜂- 横溝正史 | 2019/03/31 08:38 |
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横溝の代表的な長編群の中では、どうしても一歩か二歩劣って見えてしまう。場面設定もロマンも揃ってて「密室」さえもちゃんとあんだけどね。 |
No.8 | 5点 | 真珠郎- 横溝正史 | 2018/11/16 07:56 |
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これ絶対「首無しの如き祟るもの」の源流だよな |
No.7 | 5点 | 犬神家の一族- 横溝正史 | 2018/11/14 21:35 |
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あの白マスクとあの見立てで有名な作品だが、ミステリとしては、連続殺人と見立て殺人の分離、第二殺人のアリバイトリックといったあたりがキモかな。でも仮面覆面ていったらあのネタだろって言うような、そのまんまのネタだもんなあ。加えて「忠孝の鑑のような美男」と「清純な26歳処女の絶世美女」のカップルなんて、殺人鬼でもなきゃ絵にならんだろが。
ところで、あの見立ての(「よき」けす)だが、(「ワ」イ)とも解読できるぞ・・・ |
No.6 | 4点 | 仮面舞踏会- 横溝正史 | 2018/10/17 11:19 |
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人物描写からして 犯人これしかないだろうなあって思ってたのが犯人で こんな風に豹変するんだろうなあって思ってた通りに豹変した |
No.5 | 6点 | 八つ墓村- 横溝正史 | 2018/09/14 20:08 |
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小説としてはとても面白い 横溝の中で一番好きかな あの数十年前の映画も印象的だったなあ 「砂の器」監督に寅さん金田一でショーケン主演 ほんで山崎努小川真由美の演技あれ怖かったなあ でも犯人いくらなんでも殺しすぎ |
No.4 | 7点 | 獄門島- 横溝正史 | 2018/08/30 15:40 |
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「悪魔の手毬唄」同様の見立て連続殺人。「手毬唄」では特になかった「見立て自体」の意味が、ここでは強い意志をもって与えられている。が、「手毬唄」にあった連続殺人のやむにやまれぬ動機が、ここではあまり感じられない。「手毬唄」には、過去の顔無し殺人との連結と言う骨格の妙味があるが、こっちには、三つの殺人それぞれにアリバイトリックが付いてて豪華。犯人は〇〇という読者の先入観を逆手にとったトリック。これと「悪魔の手毬唄」どっちがベスト横溝かずっと迷ってる。 |
No.3 | 5点 | 悪魔が来りて笛を吹く- 横溝正史 | 2018/06/19 11:24 |
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「爺やはイカン!」(「虚無への供物」中のセリフ) あとフルート吹くのに使う指なんて分からん |
No.2 | 7点 | 悪魔の手毬唄- 横溝正史 | 2018/06/16 16:27 |
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何故に犯人は連続殺人を起こさねばならないのかのホワイダニットと、過去の「顔無し殺人」の被害者トリックが綿密に結びついている構成が見事。これが横溝の最高作かもなあ。
残念なのは、小説上は最も魅力的な場面の「童謡見立て」の必要性に、あまり説得力がないことだ。 |
No.1 | 6点 | 本陣殺人事件- 横溝正史 | 2018/06/13 07:28 |
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密室殺人と手品について。
密室殺人はトリックが解明されなければスッキリしないが、手品は種明かしされるとシラける。何故か?殺人は犯罪だから「解決」されねばならないが、手品は幻影として幻影のままにしておける。手品は映像だから幻影のままで完結できるが、ミステリは小説だから言葉で決着されねば収まりが付かない。で、この密室殺人、クリスティのあの代表作同様に、一言で言っちまえば〇〇ってことでミもフタもナイが、種明かし自体が耽美的な表現として成り立っているところが魅力。 |