皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
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レッドキングさん |
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| 平均点: 5.29点 | 書評数: 1015件 |
| No.75 | 7点 | 砂漠の薔薇- 飛鳥部勝則 | 2018/07/12 14:42 |
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| 生首切断のフー・ホワイダニットを主題に、暗黒女高生ラノベのような展開が続いて、少しうんざりした頃に、終盤での怒涛の三段落ち ・・作中では「第八の解決」となるが・・面白い。
※2024/2/21 追記。このネタ「窮極の切断Why」かと。 |
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| No.74 | 6点 | バベル消滅- 飛鳥部勝則 | 2018/07/09 20:26 |
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| 謎解きで、作者に言われて読み返してみれば、確かにそのこと書いてはある、てレベルの叙述トリックと犯人指摘ロジック。良く練られたミステリだとは思う。が、読者の目を欺く表現手段だけとは言えない、作者の個性由来としか思えないニヒルなナルシズムがちとうざい。 | |||
| No.73 | 9点 | 殉教カテリナ車輪- 飛鳥部勝則 | 2018/07/06 20:47 |
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| 「二ヶ所同時密室殺人」トリックの隠れた金字塔。手記叙述というところがまたうまい。
カーの「三つの棺」と並べてツートップで満点過大評価したいところだが、この作家、あまり好きになれないので、この点数。 (2021年追記) 物語の叙述者Aが「 」(=叙述)の中で矛盾・虚偽を記せば、ミステリとしてアウトだが、「 」の主体を巧妙にすり替えるのはトリック・・ヴァン・ダインには悪いが。 |
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| No.72 | 7点 | 炎に絵を- 陳舜臣 | 2018/07/05 17:45 |
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| 歴史ミステリを主筋に、企業ミステリとラブロマンスを副筋に、サクサク話が進むのに目を眩まされて、後半一転「本格」して、最後に「え!真犯人それぇ?」と驚ろかされた。だって陳舜臣って、「中国の歴史」始め歴史小説の人だと思ってたもん。まさか「本格」するなんて思わなかった、油断した。 | |||
| No.71 | 6点 | 消失!- 中西智明 | 2018/06/27 07:28 |
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| 不思議な作品だった 自分にも分かるくらいに稚拙な表現の叙述トリックで もっと洗練された表現力のある小説家が描いていればすごいアイデアの傑作だったかもしれない でも この作者については これ一作で「消失」して別に惜しくない | |||
| No.70 | 6点 | グリーン家殺人事件- S・S・ヴァン・ダイン | 2018/06/26 20:36 |
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| この「グリーン家殺人事件」と「アクロイド殺し」「Yの悲劇」「陰獣・孤島の鬼」「ドグラ・マグラ」「虚無への供物」・・・これらは中学生の頃から今に至るまで何回かの引っ越しを経た後でも廃棄することなく古本状態で本箱に残されいる。(ま 「ドグラ・マグラ」なんて実際に読んだのは二十歳すぎてからだけど米倉斉加年のあの表紙画本が本箱にあるだけで何か貴重な物持ってる気がしてた) いまさらこの「グリーン」を評価する人なんていないだろうけれども やっぱり自分にとっては思い出の一冊で「本格物とはかくあるべし真犯人はこうあるべし」の基本書のような一冊 だから2点ほどオマケつき | |||
| No.69 | 3点 | 砂の器- 松本清張 | 2018/06/22 18:01 |
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| むかーし読んだが、あまり面白くなかった。
(2021/4/12 追記)清張が変に現代音楽の理論に詳しいのにチト驚いた記憶がある。「芥川賞作家」てことは知ってたが、共産党びいきの「通俗作家」のイメージがあったので意外だった・・まあ、編集者出版社からの受売り知識だったのかもしれんが・・。 |
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| No.68 | 5点 | ゼロの焦点- 松本清張 | 2018/06/22 17:59 |
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| こないだ再映画化されて一度読みたいと思ってた。清張は、昔、「砂の器」の映画見たあとに原作読んでガッカリして以来だったが、すこし期待はずれだった。あとは「点と線」だな。 | |||
| No.67 | 6点 | 乱れからくり- 泡坂妻夫 | 2018/06/21 17:45 |
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| 殺人トリックと庭の迷路と隠し通路・・・とびきりってわけでないが「うん、そろってる」て感じのミステリ。興信所女所長と助手青年の探偵コンビキャラがよい。 | |||
| No.66 | 5点 | 湖底のまつり- 泡坂妻夫 | 2018/06/21 17:39 |
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| 「性愛文学」と叙述ミステリの融合 自分には珍しく仕掛けが分かってしまったが まあ楽しめたな | |||
| No.65 | 5点 | 悪魔が来りて笛を吹く- 横溝正史 | 2018/06/19 11:24 |
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| 「爺やはイカン!」(「虚無への供物」中のセリフ) あとフルート吹くのに使う指なんて分からん | |||
| No.64 | 5点 | 倒錯の死角−201号室の女−- 折原一 | 2018/06/18 22:10 |
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| ミステリとしての評価以前に その小説自体が肌に合わない作家がいて飛鳥部勝則とか この人がそうだ 自分にとってはまさしく「イヤミス」だ | |||
| No.63 | 5点 | 死の接吻- アイラ・レヴィン | 2018/06/18 21:47 |
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| うーん 第三部で もうひとひねりほしい | |||
| No.62 | 6点 | 殺人交叉点- フレッド・カサック | 2018/06/18 21:41 |
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| 十代の頃からミステリの中に こういった表現があるのに気づいてはいたが 「殺戮にいたる病」でそれが「叙述トリック」っていう特別なジャンルであることを知った その元祖がどのへんなのかは知らんが これはその優等生的な模範作のように思われる | |||
| No.61 | 4点 | 歯と爪- ビル・S・バリンジャー | 2018/06/18 21:26 |
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| 名作との評判をきいたから読んだ 失望した ハードルが上がっちゃたんだろうな | |||
| No.60 | 5点 | 誘惑者ピーター- アート・バーゴー | 2018/06/18 19:47 |
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| 面白かったし印象にも残っているが 話の半分位からサイコサスペンスになってミステリでなくなっちゃったのが残念 | |||
| No.59 | 7点 | 悪魔の手毬唄- 横溝正史 | 2018/06/16 16:27 |
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| 何故に犯人は連続殺人を起こさねばならないのかのホワイダニットと、過去の「顔無し殺人」の被害者トリックが綿密に結びついている構成が見事。これが横溝の最高作かもなあ。
残念なのは、小説上は最も魅力的な場面の「童謡見立て」の必要性に、あまり説得力がないことだ。 |
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| No.58 | 6点 | ガニメデの優しい巨人- ジェイムズ・P・ホーガン | 2018/06/15 15:06 |
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| おお これを採点してもよいのね でもこれミステリ? 「本格ミステリ」を「犯罪をめぐる不思議現象の解明」と定義すると「ミステリ一般」は「不思議現象の解明」となるからまあいいのか 前作は「この死体どこから?」の謎解きだったけれど これは「なにゆえ巨人は優しいの?」の不思議解明といったところかな | |||
| No.57 | 6点 | 本陣殺人事件- 横溝正史 | 2018/06/13 07:28 |
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| 密室殺人と手品について。
密室殺人はトリックが解明されなければスッキリしないが、手品は種明かしされるとシラける。何故か?殺人は犯罪だから「解決」されねばならないが、手品は幻影として幻影のままにしておける。手品は映像だから幻影のままで完結できるが、ミステリは小説だから言葉で決着されねば収まりが付かない。で、この密室殺人、クリスティのあの代表作同様に、一言で言っちまえば〇〇ってことでミもフタもナイが、種明かし自体が耽美的な表現として成り立っているところが魅力。 |
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| No.56 | 8点 | 悪魔を呼び起こせ- デレック・スミス | 2018/06/12 11:27 |
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| 「密室」はミステリの最も魅惑的な華だ。
カーはじめ、いろいろな人が密室トリックを分析しているが、要するに・・・ A・「隠し扉」「隠し通路」「鍵穴と針と糸の操作」etc・・構造的道具的仕掛け。 B・読者に、その空間その時間が「密室」であったと思わせる「あざむき」の話術。すなわち叙述によるトリック。 そう、 美しい密室トリックとは、叙述トリックなのだ。作者が、用心深く読者を欺こうとするのを、何とか読み解こうとして読み解けず、種明かしされて、どれだけ「ああ そうかあ」と感心できるかが、ミステリの醍醐味。で、この作品さすがだな。 |
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