皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
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人並由真さん |
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| 平均点: 6.36点 | 書評数: 2320件 |
| No.320 | 6点 | 死霊鉱山- 草野唯雄 | 2018/03/25 05:49 |
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| (ネタバレなし)
都内の企業・渋谷商事に勤務する29歳のスポーツマン、遠田弘志は、恋人で会社の専務の娘・25歳の月森志津をふくむ同僚の4人の若いOLたちとともに、愛媛県の西赤根山に冬山登山に向かった。だが猛烈な吹雪に見舞われた一同は、土地勘のある最若年のOL、22歳の小武昭子の提案で、近隣の廃坑になった銅採掘場の鉱山事務所に逃げ込む。実はそこは、幕末に待遇に不満を抱いた採掘人足が暴動を起こし、厳しい処断の末に惨殺された鉱山だった。鉱山はその後も現在まで人足たちの呪いがかかっているという。そんな中、怪異な殺人が…。 「書下ろし長編恐怖推理小説」の肩書きで、文庫オリジナルで刊行された一冊。物語はズバリ、怪奇色濃厚な設定下のクローズドサークルものとして展開。途中からは下山しない若者たちを案じる、家族や地元関係者・警察側などの描写も交錯してくる。 雪に閉ざされた狭い空間が準密室的な殺人現場を構築。そこでの最初の殺人を発端に、この世の者ならぬ殺人者? の手によるかもしれぬ惨劇が続くのは王道。さらに男ひとりに若い娘4人というエロゲかラノベのハーレム的設定のなかで、前半から濃厚なセックス描写も見せてくる、すこぶる敷居の低い作品なのだが…。 …いや数時間で読み終えたが、読了後、レトリックでなく現実に本当に30分~1時間くらい、笑いが止まらなかった。どこがどうオモシロいかここで語ってしまうとすぐネタバレになる(それも二重の意味で)ので絶対に言えないが、作者はこれを分かった上で洒落で書いたんじゃ絶対にないだろうなあ。当人としてはかなりマジメに、これはこれで一冊の完成された謎解きミステリ&エンターテインメントとして著したんだろうなあ。だとしたらあまりにも天然。ひょっとしたら最後の方は、本人も気づかない内に、足でペンを握って書いていたのかもしれないなあ。そう思いたくなるほど、トンデモな作品。この十数年の間に自分が読んだバカミスの頂点のひとつかもしれん。 評点は1~2点でも、あるいはとにもかくにも比類なく爆笑させられたということで8~9点でもいいのだが、プラスマイナスしてこの点数。 世の中にはいろんなミステリがあるもんだ。楽しくってしょうが無い(笑)。 |
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| No.319 | 7点 | 私のすべては一人の男- ボアロー&ナルスジャック | 2018/03/22 12:07 |
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| (ネタバレなし)
その日「私」こと警視庁官房長ギャリックは、警視総監アンドレオティから奇妙な指示を受ける。その内容は、偏屈な天才老外科医アントン・マレック教授のある医療計画に立ち会い、その始終を確認せよというものだった。マレックの計画とは、銀行強盗の殺人犯人で、28歳のハンサムな死刑囚ルネ・ミィルティルが近日内にギロチンで処刑される。そこでミィルティルの死体を利用し、体の部位が欠損した直後の複数の年若い人間(20~30歳前後)に、頭部・胸部・腰部・それぞれの四肢とその体を7つに分割して、移植するというものであった。世にも奇妙な施術はつつがなく成功したかに見え、ミィルティルの肉体を受け継いだ6人の男と1人の女は独自のコミューンを形成するが、そんななかで予想外の展開が……。 大昔に購入しておいて、いつか読もう読もうと思っていたマイ蔵書シリーズ(笑)の一冊。 手持ち本の帯にも「恐怖!怪奇!SFとミステリの結合!」との惹句が書かれており、時たまガイドブックで目にする評判からしても、まあ一筋縄ではいかん作品だろうな、とは思っていた。 ボリューム的には、一段組のハヤカワ・ノベルズで全240ページ前後と比較的短め。しかも会話の多く展開の早い、いかにもフランス・ミステリ風の中味だからスラスラ読める。この作者コンビの作品のなかには、リーダビリティの高いものもあればそうでないものもあるという感じだが(まあ個々の作品の翻訳のせいもあるにせよ)、今回は確実に前者。 それと主人公ギャリックは独身、まだ年若い感じ。そんな彼と、事情を知って事態に介入してくる、ミィルティルの情婦だった美人モデル、レジィーヌ・マンセルとのどこか危なげなロマンスっぽい描写も作品の流れをなめらかにしている。 それで肝心のミステリ味だが…ああ、これは確かに(中略)! SFミステリとかいうより、二十年早かった日本の新本格、そのフランス版という感じで仰天しました。ネタバレになるのであまり詳しくは書けないけれど、kanamoriさんもおっしゃっている通り、バカミスの範疇にも十分入るであろう大技である。 好きか怒るか? もちろん大好きですよ、こういうの(笑)。 まあただ一箇所だけ、そこが明確になると都合のよろしくないポイントを、わざと曖昧にしているな、という部分はあるのだが。 あとこれはミステリ的なトリック&奇想以外の部分だけど、最後まで読むと一種の人間ドラマというか、青春小説っぽい仕上がりになっている点もステキであった。 |
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| No.318 | 5点 | 帝都探偵奇譚 東京少年D団 明智小五郎ノ帰還- 本兌有&杉ライカ、ブラッドレー・ボンド&フィリップ・ニンジャ・モーゼズ | 2018/03/21 23:46 |
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| (ネタバレなし)
お騒がせ作品『ニンジャスレイヤー』(筆者はアニメ版しか観てないが)の作者チームが執筆した、乱歩の少年探偵団もののリトールド作品。 下敷きは『怪人二十面相』『少年探偵団』の初期長編二作を骨子に、多少のオリジナルシークエンスを入れている。 国家特殊機関の養育を受けた天才美少年の小林芳雄、事件の際にIQが急激に高くなる明智&二十面相(前者は「オレ」「お前」「ガキ」の口調が平常運転の美青年プレイボーイ~一応、文代さんとは結婚してるけど)などの装飾要素はいかがわしいし、世界観も多少のスチームパンク要素を加味してはあるけれど、基本的には原典の作品世界に目配せしながら物語が進行していく。そんな作り。 山中峯太郎版の「名探偵ホームズ」みたいなちょっと書き手の個性が出すぎたリライトを、当初からそういうスタイルで大人(またはヤングアダルト)向けに書いた、という感じであろうか。同時にまあ、昭和十年代のオリジナルの原作が持っていた、当時としてのザワザワ感と前衛的な感覚を21世紀に再生しようとかいう狙いにも沿っているんだろうけど。 ただしミステリとして読む分には、あくまで原作世界・旧作のギミックばっかりなんで、それが物足りないと言えば物足りない。 まあこの辺りは、忠臣蔵を独自の演出で美少女ものにしたり、吉良邸に巨大ロボットで攻め込んでもいいとしても(いいのか?)、主君への忠義という精神から乖離しちゃダメ、というのと同じかもしれん。 その意味で本書は、なんだかんだ言っても、まっとうな作りではある。 |
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| No.317 | 7点 | ファミ・コン!- 鏑矢竜 | 2018/03/21 11:52 |
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| (ネタバレなし)
弁護士・連城雄大の長男である「僕」こと高校三年生の紡(つむぐ)は、この若さで家を追い出され、そして婚約することになった。その騒動のきっかけは、父が家に、紡と同じ年の薄幸の美少女・雛咲幽(ひなさき かすか)を連れてきた夜から始まる……。 自分が所属するミステリーサークル・SRの会の正会誌「SRマンスリー」の最近の号の<新本格30周年記念特集>のなかでの<あまり語られないが改めて注目してみたい、この30年のなかの作品群>という趣旨の記事中で紹介されていた一冊。 本書は2010~2011年頃のメフィスト賞応募作で、受賞はしなかったものの関係者の反響を得て刊行された長編。今のところ作者の(少なくともこの名義での)著作はこれ一作のようである。ちなみにタイトルの意味は旧世代の家庭用ゲーム機のことではなく、何を表意するのかは、よく見ると表紙に書いてある。 くだんのSRマンスリーでの本書の紹介文がなかなかくすぐりが効いていたので(かなり変な型破りの作品だとか)、これで興味が湧いて手に取ってみた次第。 でもって中味は設定&導入部どおりのシチュエーションコメディ風ラノベ。ものの見事にラノベ。 大筋はヒロイン・幽の窮地を救おうと、周囲の人々の協力を得ながら八方破れに駆け巡る主人公・紡のコミック的な奮闘を追い続ける。 しかしこれがミステリとして評価されているということは……最後にどう着地するんだろうと思いつつ読み進めても、なかなか底が割れない。 …と思いきや、最後の最後で、はああああああというオチが待っていた。個人的には、大昔に読んだクリスティーのあの作品(断っとくが非・ポアロものだよ)に匹敵するサプライズで、なるほどこれは印象に残る。同時にこんなアホなことをやり遂げた作者にも、そして当該の作中の登場人物の行動にもある種のダイナミズムを称えたくなるような感慨が湧く。 Amazonの評は賛否に分かれていた(といっても2つだけだ)が、個人的にはノリのいい随所のボケとツッコミのギャグもなかなか面白かった。 この作者の人、今は何をしているんだろ。なんか別名義で人気のラノベとか書いていそうな気もするんだけれど。 |
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| No.316 | 7点 | 人質オペラ- 荒木源 | 2018/03/19 18:43 |
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| 海外渡航の際にテロリストに人質にされる災禍を主題にした、ポリティカルフィクションにして群像劇バーレスク。
中盤のミステリ的な仕掛けは、まあ先読み可能だが、後半の「あ、そっちの方向に行くの…」という展開。ネタバレになるので絶対に言えない(言いたくない)けれど、ズルい、ズルいよ、これは。 いろんな読み方が許される、正にそんな作品だと思う。 |
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| No.315 | 5点 | サイレンス - 秋吉理香子 | 2018/03/19 18:36 |
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| どういう持ち技で攻めてくるか中盤でほぼ見えてしまうが、それでも読むのを止められない、じっとりとべとついた感じ。これってアルレーのBクラス作品あたりの食感に近い。
この作者のとんがったところが無くなって、その代わりに一種の安定感が芽生えて、今はここに着地したという印象ね。 悪くはないんだけれど、もっと振り切ったものを期待したい。 |
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| No.314 | 5点 | 毎年、記憶を失う彼女の救いかた- 望月拓海 | 2018/03/19 18:31 |
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| 今年は似たような闘病恋愛ミステリを、つい先日読んじゃったばかりなので、どうしたって印象が薄れる、インパクトもかすむ。もちろんこの本固有の責任ではないですが。
決して悪い作品ではないのだろうが、今の自分のそういうメンタリティの中から湧き出る涙は、先に読んだ作品の方で使い切っちゃった感じだな。すみません。 |
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| No.313 | 6点 | たぶん、出会わなければよかった 噓つきな君に- 佐藤青南 | 2018/03/19 18:26 |
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| 最後まで読み終えて、良かった、とは思う。ただし底が割れてからの、ある重要キャラクターに抱く質感が終盤であまりにも様変わりして。
うーん、これは何というか、妙な例えだが、たとえば文芸ドラマ性の強い18禁恋愛ゲームをプレイしていると、それまで地味で不器用な若者だった主人公が、最後の最後でいきなり種馬的セックスをやり出して、受け手が置いていかれる違和感…あれに近いものがある。いやこの作品の変質のベクトルは、まったく別の方向であり成分なのだが。 もし、この本を読んで、自分は<あの登場人物>に最後まで、変わらずに感情移入をし続けましたよという方がいたら、イヤミや煽りでなく、その心情をうかがってみたいもので。 |
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| No.312 | 6点 | 僕たちのアラル- 乾緑郎 | 2018/03/19 18:17 |
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| 苦みのある青春SFミステリとして、なかなか心に染みた。
しかしこの帯の文句は今さら『メガゾーン23』でも手塚作品『赤の他人』でもあるまいし、悪い意味で王道すぎる。 あとメインヒロインは、最後にたどり着くこのポジションじゃなく、第二ヒロインなれども実質的に主人公の心を永遠に占有する、そんな立場の方が良かったような。 |
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| No.311 | 5点 | dele ディーリー- 本多孝好 | 2018/03/19 18:13 |
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| 依頼人の死後、誰にも見られたくないデータを(当たり前だが、今はもういない)当人に代わって、デジタルデバイスから削除する会社『dele.LIFE』。そこに勤める若者・真柴祐太郎を主人公にしたミステリ連作。
仕様としてはよくある『ブラック・ジャック』もの(専門職もの)だが、<プライベートに関する記録内容を消去すべき約束>に待ったがかかる筋運びは、連作のそれぞれに一応の工夫が凝らされていて、まあ面白い。 主要登場人物の設定のなかには決着していない部分もあるようだから、シリーズ二冊目も書かれそうではある。 |
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| No.310 | 6点 | 5まで数える- 松崎有理 | 2018/03/19 18:06 |
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| 半年かけて、少しずつ味わうように、ちびちび楽しんでいた中短編集。
早川の「異色作家短篇集」を21世紀の国内作品として再生させたら、こんなのになるんじゃないかなという感じでとても愉しかった。 ジャンルを超えて、本を読むことは面白いと素直に思える一冊である。 |
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| No.309 | 6点 | 黙視論- 一肇 | 2018/03/19 17:59 |
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| 主人公ヒロインの繊細な内面に対しては読み手の興も乗るのだが、フェイクに終わったサブキャラがあとから薄っぺらく感じるのがちょっと辛い。
あと事件(というか事態)の陰に隠された真実はとてもジーンとくるんだけれど、キーパーソンの登場のさせ方が少し後手すぎるんじゃないだろうか。まあそのさじ加減が難しいのはわかるんだけれど。 |
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| No.308 | 6点 | 探偵さえいなければ- 東川篤哉 | 2018/03/19 17:55 |
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| このシリーズは実は初めて触れますが、とても楽しかったですな。一本一本ごとに、自分自身も楽しんでミステリを書いてるのであろう送り手の心情が透けて見えて、実に快い。
機会を見て少しずつ本シリーズを楽しませてもらいます。 |
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| No.307 | 5点 | 分かったで済むなら、名探偵はいらない- 林泰広 | 2018/03/19 17:50 |
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| 「♪暗い闇ひきさいて~明るい光が差すように~地獄から甦る『見えない精霊』林泰広の白い牙」という感じの大復活であったが、できたものはフツーに手堅い日常の謎風な連作もの(殺人事件もあるが)であった。
とはいえエピソード全部に一貫する「ロミオとジュリエット」のウラ読みという趣向など、ほかとはひと味違う妙な才気は今回も感じさせる。 次回は、剛速球のトリッキィな長編を期待しています。 |
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| No.306 | 6点 | 悪寒- 伊岡瞬 | 2018/03/19 17:46 |
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| ドラマチックな導入部のうまさと、いびつな悪人像の鮮烈さ。この辺はさすがに伊岡作品といった手応え。
前作『痣』の主人公だった刑事・真壁が再登場し(さらに別作品の白石弁護士一家ともリンク)、この作者としては珍しい? シリーズキャラクターの活躍という趣向もうれしい。 ただ最後に真相が明らかになったあとで中盤を読み返すと、ある人物の目撃証言はいったい何だったろうかと疑問が生じる(特に虚言を吐く理由も思い当たらない)。 事件の真っ只中でややこしい事態が起きて主人公の焦燥が煽られたのはいいものの、トータルで見ると描写に整合を欠いたということであろうか。 |
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| No.305 | 5点 | スマホを落としただけなのに- 志駕晃 | 2018/03/19 17:31 |
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| 中盤の展開上の重要な局面で、あまりにも大きな偶然が作用しすぎているんじゃないかと。つまらなくはないが、ありふれたサイコサスペンスという感じでした。悪い意味でマンガみたい、と言ったら、よくできた漫画やアニメに失礼か。 | |||
| No.304 | 8点 | さよなら僕らのスツールハウス - 岡崎琢磨 | 2018/03/19 17:28 |
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| トリックや伏線などの面で一編一編の出来不出来は感じるものの、連作を通して読んで、とても心の燃焼感の大きい一冊。
人間関係が順繰りに有機的に交錯して前のエピソードと次のエピソードとの関係性を紡ぎあってゆく手法はことさら珍しいものでもないのだろう。 しかしこの趣向が、いろんな入居者がそれぞれの人生の一時期を送ってきた物語の舞台を際立たせるという意味で、とても効果を上げている。 最後は藤子・F・不二雄先生の「×××××」になるかと思いきや…読み手の緊張をうっちゃるラストの捌き方も見事。個人的に昨年の収穫の一つだと思う。和製・青春ミステリ版『聖アンセルム923号室』かもしれん。 |
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| No.303 | 6点 | (仮)ヴィラ・アーク 設計主旨 VILLA ARC (tentative)- 家原英生 | 2018/03/19 17:16 |
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| 最後の主題を語るためにミステリの結構全体が奉仕する、ある意味でとても感銘を呼ぶ作品のはずなのに、そういうパトスがあまり湧き上がってこないのは何でだろう。
どうだ、俺は凡百の館ものを凌いで、崇高なメッセージをトリックとロジックの核にしたぞと言いたげな、送り手のドヤ顔がちらつくためか。 いや、悪意的な読み方ですみません。マジで(汗)。 |
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| No.302 | 5点 | ifの悲劇- 浦賀和宏 | 2018/03/19 17:09 |
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| 文字通り&評点通り「まぁまぁ楽しめた」のだけれど、この作品に関しては、先行するBLOWさんのレビュー「やっぱりそこに着地するのかあ、と落胆。とんかつ屋に入ったらラーメンが出てきた、みたいな感じ」という一言が、ものの見事に作品の素性を語りきっていると思います。
アニメ『正解するカド』終盤のポカーンぶりみたいじゃ。 |
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| No.301 | 5点 | 合理的にあり得ない- 柚月裕子 | 2018/03/19 17:05 |
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| 読み物としての連作キャラクターミステリ的には、決して悪くないと思う。ただし最初のニセ天才預言者のカラクリを暴く話、あまりにもトリックが昭和で、21世紀の現代にこれはないのでは、と呆れた。
総じて軽く読めることは悪い事じゃないんだけどね。 それにしても作者は美人ですな。数年前のミステリマガジンをたまたま読み返していて、インタビュー記事で、ハッと思いました(汗・笑)。 |
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