皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
斎藤警部さん |
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平均点: 6.70点 | 書評数: 1303件 |
No.37 | 7点 | パラレルワールド・ラブストーリー- 東野圭吾 | 2016/06/23 19:42 |
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これぞ謎。。。 もし清張が延々と長らえていたら、この話の核心あたりでサブジャンルを越え東野に玉座を渡す契機を自覚したのでは? などと妄想。
通常現実と現実科学と空想科学が4D空間でトリプル交錯するような、バリンジャーの「消された時間」を本気の科学者スピリットで綺麗に建て直し彩り直したかのような機軸感満載。しかし科学の子の良心に殉じ過ぎたか、、こんなスウィートなタイトル付けてからに何たるビターでスクェアなストーリー展開。いっそ甘ったるい現実感無きファンタジーで良かったのに、この題名を割り振るなら。幻想遊泳の世界に拡散させず最後きっちり全ての謎にミステリ流儀の落とし前を付けたのは剛腕天晴れだが、そんな強面の作品ならしっかり強面の表題を冠して欲しかった。『邂逅』とか(?)。 しかし泣けなかったなぁ。。最後に不意打ちのエピローグで奥歯を噛み締めさせて欲しかった。期待は外れた。それでも相当に面白い。この圧倒的底力は何なんだ?? |
No.36 | 7点 | 十字屋敷のピエロ- 東野圭吾 | 2016/06/08 14:45 |
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わくわくさせる如何にもの新本格設定は肩透かしか。。と思えば最後にギャンと言わされました。ギャフンとまではならないがギャンくらいは行ったw しかしその企図は堂々たるもので、氏の後年の諸作を考えればこの設定なら更にもう二段深い所まで侵攻出来たのではとも思えてしまうが、本作は本作で充分立派。6.5でギリギリの7点。 |
No.35 | 10点 | 白夜行- 東野圭吾 | 2016/04/12 05:50 |
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こないにオモロい小説、無いで。。。。。。。。 ジョーが燃え尽き飛雄馬は去るも清張新作まだまだ出る、既に第四次の中東戦争、ジャイアンツ九連覇も長嶋不振、そないな時代、皆の心に何かが起こる予感ですって。。準主役級、重要脇役群多数登場し丁寧に印象深く書き分けられるが、主役の二人だけ一切の直接心理描写を棄てた徹底ハードボイルド文体で描かれる為まるで奥行きある切り絵細工の様に明らかに他から浮かび上がって(時に奥まって)見える、彼らが何を話し合い、お互いをどう思っているのか、一切触れられず。。 苦笑を噛み殺す、か。。泣き声を受け「0から9に変更」やて。。! 桐原はなかなか面白い奴だ、圭吾さんはこういうのが好きなんだろうね、なんて序盤は呑気に構えていたもの。。 主要登場人物(のベアまたは三人以上)が次々に入れ替わるエピソード繋ぎのタペストリーはよく出来たDJセットにも通じる小気味良さだ(元々は連作短篇集だってんだから!)。気付かないうちミステリの毒素にじわじわやられて行く仕組みだナ。 悪知恵実行はピカイチでもいざと言う対人振る舞いは最低のバカが登場、まさかそれすらも故意なのか。。 読後、いや読了ちょぃ前から目に入るもの九割方がこの物語のアナロジーと映って仕方無かった。大阪の刑事が東京風煮込みのうまさを認めるシーン、沁みたねえ。お次は納豆の天ぷらと来た!山手線田町駅近くの大阪風串揚げ屋でも納豆包み串揚げやっとったな。ぐいっと来た台詞「私は誰の敵でもありませんよ。」
セブンイレブン日本上陸一号店、ゲームプログラムにも著作権が必要や、聖子ちゃんカット似おぅとるよ、阪神優勝の年の大阪の物語、バブルか。。 終盤に至るにつれ 時の流れが等比級数ばりに加速しやがる(この長さの小説でやられるとエネルギーの大きさも甚大だ、クソ!)。昔の事件捜査経緯をつらつら語るセミ半七捕物趣向の部分もまた良し。。そして終結部(と言っても全体が長いだけに長い!)で濃縮あらわに本格推理海域へと舵を切る。サムシングってやつがキラキラだ。。これは東野圭吾が松本清張の域に突入した作品ではないのか。「砂のなんとか」を彷彿とさせられずにいらりょうか?だが清張の裏を張って(いや、これは書かないでおこう)。残りページがか細くなっても結末予想が全く落ち着かないこの泡立ち感こそ清張マナーへのオマージュそのものか?そのくせ行方知れずの嫌な予感ドミノ倒しは一部の隙も無いんだぜ?最終ラウンドで初めて顔を見せたまさかのチョイ役がやっぱり、まさかの鍵を握る動きを見せるのか!?あまりにも意外な人物って誰や誰や!!これぁもはや、体感的に大河ドラマやないかーーー(墜落) 悲劇ながらもあっさり済ませたラストはね、いかにも「小説は終わっても登場人物の生活は終わらない(死んだ者を除いて)」という大事なことに意識を向かせるかの様でね、良いと思いますよ。推理クイズもどきの消失トリックを挿んで来るのさえ、哀しい結末と相俟って絶妙な道具遣いになっているしね。 雪穂さん、これからが本番やね。 |
No.34 | 9点 | 仮面山荘殺人事件- 東野圭吾 | 2016/01/28 12:27 |
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すっかり忘れていましたが、私が初めて読んだ東野圭吾は確か本作。
花も実もある本格ギミックス圧縮てんこ盛りで、最高の面白さでした。 ま~~設定からしてびっくり、展開にどっくんどっくん、結末にぶっひゃーー、てなもんです。 深夜の首都高を盗んだ大型満載キャリアカーでぶっ飛ばした挙句八丈島までぶっ飛んで行きたい時は、本格ミステリ好きだったら、代わりにこの本を読むと良いでしょう。 |
No.33 | 7点 | 予知夢- 東野圭吾 | 2016/01/11 02:37 |
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シリーズ第一作『探偵ガリレオ』が面白物理学啓蒙書風だったのに較べ本作は小説としてのミステリ興味方向に焦点を移している感触。もやもや出来る度合いも高い。事件の核心となる事象に「超自然現象としか思えなさ」をより強く注入しているのがその一因か。 |
No.32 | 6点 | 探偵ガリレオ- 東野圭吾 | 2016/01/11 02:29 |
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手練れの物理学啓蒙本といった趣の強い本作からは「これが本物の物理トリックだ!」とでも言いたげな底力への自負が垣間見える。ミステリへの本筋興味とは若干ずれるだろうが、その知的興味喚起は大いにミステリと親和性があり、愉しく刺激的な読み物として成立している。 |
No.31 | 6点 | 学生街の殺人- 東野圭吾 | 2015/12/13 16:29 |
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何とかダニットの二重底がいい。そのわり何故だか印象が薄いが、読んでる間は愉しかったぜ。著者ならではの仕掛けもあったし。 |
No.30 | 7点 | 放課後- 東野圭吾 | 2015/12/13 16:24 |
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いっけん軽やか青春ミステリみたいな題名しといてからに。。ま乱歩賞作品がそんな軽いわきゃないんですけどね、このズシリと重くガチリと硬い結末はなかなかの怖さ。 伝説の龍はここから天空を翔け始めたのですね。。 |
No.29 | 6点 | 秘密- 東野圭吾 | 2015/12/01 06:08 |
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過程を愉しむか、結末に泣くか。
最後の反転は。。 悔しさを感謝の涙がもっと覆い包むように終わらせて欲しかった、個人的に。 いつも思うんだけど、氏は近親相姦(或いはそれめいた事)を実にきれいにサラッと描くね。 |
No.28 | 7点 | 虹を操る少年- 東野圭吾 | 2015/11/20 17:22 |
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夜を統率・・ マスクド バンダリズム・・ 魅力的キーワード群が夜空に眩しい。そして、その向こう側にいた人物は?
同氏「天空の蜂」を社会派現実科学小説とすれば、こちらは社会派空想/現実科学小説(空想寄りだが空想みたいな現実が混入)の様な味わい。但し空想/現実の線引きは日本プロレスに於けるガチ/やらせの如く微妙で味わい深い。 これだけ派手で具体的なストーリー展開ながら妙に一歩一歩着実な筆運びだね、特に半分過ぎたあたりから。。と思ったがいや違う、これは怖い怖いクライマックスへ続く分厚い階(きざはし)の一枚一枚だ、想定外の生活社会派リフレクションを噛み砕きながら。。そしてスクランブル展開を見せ始める物語の根幹に寄り添う枝葉たちは、見守られるのか、棄てられるのか? 主人公が二人となる構図だが、光瑠君のほう、東野作品の中でもスペシャルに好きな人物だ。底知れずな懐の深さでもってとびっきり頭の冴えた奴、間違い無くいい。 あとチョイ役だけど麻雀の話で盛り上げ上手の高校教師ってのも最高だなあ。 【以下、ネタバレの機微有り】 裏切りと対立の構図はとうとう最終ラウンドへ持ち越し。しかし主人公(光瑠君のほう)の台詞が暗示した様に、通常のミステリ的な割り切り解決は無い。黒幕のトップやら怪しい組織の正体さえ最後まで明かされず。だが、主人公の口が語る通り「具体的に誰が仕切ってるかってのは意味が無い、たまたま今はそいつがやってるってだけ」という洞察の延長で最後は押し切られるという趣向なのでしょう。 でもある人物とある人物が実はイコール、というベタな推理小説的タネ明かしはちょっとあったね。読者サービスってやつかも知れん。 【ネタバレの機微、ここまで】 光楽、嗜む程度に体験してみたいねえ。 そういや、そこに「穴が開いている」様にしか見えないと言う「本当の黒の印刷」ってどこかの会社で開発されたねえ。 ところで文庫巻末解説の井上夢人氏が本人から聞いたという話に拠れば、東野氏はまるでパルプフィクション作家の如く、後先考えず書き飛ばす方式でいつもやってるそうなんだが、本当かしら?? p.s. いい言葉だ「我が同胞へ」。 これには泣けた。 |
No.27 | 6点 | 天使の耳- 東野圭吾 | 2015/11/08 09:45 |
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原題「交通警察の夜」と言うだけあって「交通」に纏わる何らかの事件を集めた短篇群。
表題作の、少ない枚数の中での劇的反転真相暴きは感動的。他はちょっと色褪せるが、それでも充分面白い。読んだ方がいい。 というか表題作だけ交通云々枠から大きくはみ出ている感じがしますが。。素材は確かに交差点事故だけど。ちょっと乱歩の「心理試験」を思わす対決モノでもあるね。ってやっぱり表題作ばかり語ってしまう。単体なら8点かな。 |
No.26 | 7点 | 嘘をもうひとつだけ- 東野圭吾 | 2015/11/08 08:33 |
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頭の表題作がどことなく長篇小説のムードなんですよねえ、だもんで長篇のつもりで読んでいるといきなり結末が来てびっくり、というか結末だと気付かなかった、私は、事件も一応の解決を見てこれからいよいよ本番か面白い構成だなあ、第二章上等! てなもんで期待して二作目(第二章と思い込み)を読み始めたらどうも勝手が違うぞ、とw でも良作揃いで良かったですよ。どの作も、まさかの機微から嘘が見破られるスリルは「刑事コロンボ」の哀愁面をぐっと前面に出した様な感触だね。 |
No.25 | 5点 | ゲームの名は誘拐- 東野圭吾 | 2015/10/16 18:14 |
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誤変換すると「げー無の那覇結うかい」。 その昔、内容浅いなーと思った初めての東野作品だった。氏はモーツァルトの様に軽い文体で深い内容を叩き付けるのが真骨頂なのに、こりゃ軽くて浅くて、でも華やかな味があるヴィヴァルディの様だ。結末も早い段階でまるっと見切れた。それでも面白かったってんだから大したもんだ。 |
No.24 | 8点 | 天空の蜂- 東野圭吾 | 2015/10/15 07:00 |
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【ネタバレの機微有り】
プロの仕事を堪能させてもらった。警察小説、企業小説、現実科学小説、人類の将来に向けたリドルストーリー。最後は読者一人ひとりの危機感覚に訴えるメインストーリーの爆発力に、サブストーリーである親子の情愛物語や其々の友情物語さえ吹っ飛ばされる。犯人側主人公二人の出逢いのシークエンスだけ際立ってハードボイルド文体。子供の解放が意外と呆気ない時点で決着付くが、それで却って深まる物語の底知れぬ奥行きの予感。良質のアンチクライマックス。但しその安心感は見せかけだ。 |
No.23 | 7点 | 私が彼を殺した- 東野圭吾 | 2015/10/06 06:58 |
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フロンティア精神溢れる挑戦企画には拍手を送ります。
「どちらか」とは違い、犯人明かさずという巨大ギミックを採用する事によって犠牲になる別のギミックも挙げるほどは感じないし、そういう点ではスッキリとこの特別形式推理小説の世界に乗っかれました。 となると「どちらか」の痛いようなやりすぎ感がやっぱり恋しくなって来たりして。読者は勝手なものです。 「私が」の感想とかぶりますが、結果的にこの小説が一般的な読者に促がすのは「ちゃんと推理すること」以上に「たまには再読すること」だったりしないでしょうか。 ふと思うのですが、この小説の様な犯人明かさない形式に「驚天動地の叙述トリック」を噛ませたら、どうなるかしら?? |
No.22 | 7点 | どちらかが彼女を殺した- 東野圭吾 | 2015/10/06 06:50 |
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最後のシーン、二人の容疑者間の泥仕合には辟易。思わず「お前ら、どっちも悪い奴には変わり無いだろうが!?」って言いたくなりますw
フロンティア精神溢れる挑戦企画には拍手を送りましょう。 が、これだけの素晴らしい内容なら普通の推理小説として読みたかった気はかなりする。本当に回答がオープンになっているリドルストーリーとは違うんだし。。 そうそう、この小説は犯人だけでなくもう一人偽装をしている(読者には知らされている)人物が登場するんですよね。そういう興味深い構造も内在しているのに、いや、だからこそやるのが圭吾さんのこだわりの味なのかも知れないが、大きな一ひねり(複数構造の隠匿者)が巨大なひねり(作者が犯人明かさない)の陰に隠れちゃってる嫌いがあるのは何やら勿体無いよな気がします。 ところでこの小説が一般的な読者に促がしているのは「ちゃんと推理すること」よりむしろ「たまには再読すること」だったりしないかな? |
No.21 | 7点 | 分身- 東野圭吾 | 2015/08/27 20:59 |
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「宿命」「変身」と並べると、いい意味で軽くなっていますよね。 若い女性達が主人公、その片方はバンドのヴォーカリストという設定も相俟って、華やかな雰囲気もいっぱい。 「宿命」はもちろんの事、「変身」に較べてもわざと先読みさせる、と言うより終結を露骨に予見させてしまうような作りのお話ですが、それでも読んでいてとても愉しい。そして結末の迎え方は、決してありきたりなものではなく。。 |
No.20 | 6点 | 怪しい人びと- 東野圭吾 | 2015/08/26 18:07 |
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何と言うか、小味な作品が揃ってますね。小味な小鯵の唐揚みたいな。 東野氏にしては露骨なユーモア(ブラックorホワイト)のガスっ気が充満気味なような。ちょっとハピネス成分入ってる話もある。
その中で「もう一度コールしてくれ」の重さは異色だな。人生の話。 ところで『怪しい人びと』なる表題(同名の作品は無い)はミスマッチでないか? ちょっとふざけた雰囲気なのは合ってるけど、殊更に『怪しい』ってほど裏のある怪しさを感じる人は出て来ませんでしたよ。 いや冒頭作「寝ていた女」(佐野洋の短篇みたぃ)にちょっと登場してたかしら、どうだったかしら |
No.19 | 7点 | 犯人のいない殺人の夜- 東野圭吾 | 2015/08/26 17:35 |
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著者らしく軽いタッチで深い内容を描いていますが、本短篇集は特に薄暗いムードの人間ドラマが(濃淡はあれど)目立つかな。 「さよならコーチ」の被害者の念の苛烈さ、「闇の中の二人」の救いの無い暗さは心に残る。 「踊り子」の真相も残酷過ぎるね。。物語の大半が明るいムードなだけ最後に落ちるどん底も深い。
しかし最後に来るトリッキーな表題作だけはゲーム性の高い娯楽大作(短篇ですが)の趣強し。 |
No.18 | 7点 | 回廊亭の殺人- 東野圭吾 | 2015/08/07 12:54 |
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莫大な遺産相続、偽装心中、火傷の痕、顔面整形、、犯人はきっとこいつだ、真相はアレだな、と早々に目星を付け結末を想像しながらジリジリわくわく読み進めて行くと、、最後に!! 流石の東野圭吾。
しかし、その結末がそれまでのサスペンスのエネルギーを抱きとめきれなかったのか、若干の「意外な肩透かし」を感じた。 |