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ボナンザさん
平均点: 5.20点 書評数: 1649件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.669 5点 龍臥亭事件- 島田荘司 2017/09/28 21:14
物語としてはまずまず。すでに平成が終わろうとしている今日この頃だが、昭和の犯罪史をうまくちりばめた出来。
ただ、石岡と彼女の描写があまりに希薄で、最後の展開にいまいちしんみりできない。
トリックは例によっての島田トリックだが、跳躍の方はもう少し工夫がほしかったか。そうなっているとか言われても・・・。

No.668 6点 時計の中の骸骨- カーター・ディクスン 2017/09/17 12:35
犯人の意外性、ラブロマン、怪奇趣味、ファースとカーの得意技をふんだんに詰め込んだ佳作。

No.667 6点 炎の背景- 天藤真 2017/09/10 17:49
天藤風青春ミステリ。最後のオチは賛否両論だろうが、そこまでは爽やかに読める佳作。

No.666 5点 奥様は失踪中- サイモン・ブレット 2017/09/06 23:51
まずまずのサスペンスと犯人当て。
パージェスター夫人のキャラクターは好き嫌いが別れるだろう。

No.665 5点 仲のいい死体- 結城昌治 2017/09/02 00:13
二作目までとはやや趣向を変えた変化球。
犯人当てはまあまあ。

No.664 6点 サイモンは誰か?- パトリシア・モイーズ 2017/08/25 22:50
後期の佳作。当然ながらサイモンの正体が目玉であり、犯人の意外性はおまけのようなものでしょう。

No.663 4点 君がいなくても平気- 石持浅海 2017/08/19 10:34
途中の展開や主人公のうじうじした心理などは中々見物だが、ラストがあまりにもどこかにありそうな終わり方で残念。

No.662 5点 あの血まみれの男は誰だ?- サイモン・ブレット 2017/08/12 10:40
ミステリとしての本筋はまずまず。
例によってだらしないパリスの動向にイライラさせられないかが鍵でしょう。

No.661 4点 QED ベイカー街の問題- 高田崇史 2017/08/08 13:54
ホームズの秘密はともかく、肝心の事件の方はややお粗末。

No.660 6点 孔雀の羽根- カーター・ディクスン 2017/08/05 12:05
カーらしからぬ膨大な伏線と、相変わらずカーらしい馬鹿なトリックを併せ持つ佳作。

No.659 5点 長い長い眠り- 結城昌治 2017/07/28 10:23
初期の本格ものの一つ。犯人当て自体はそれほど意外性はないが、楽しんで読める佳作。

No.658 5点 雪と罪の季節- パトリシア・モイーズ 2017/07/25 21:44
最後のどんでん返しはそれほどの衝撃がないものの、中々の良作。
とはいえ最後の展開はこのシリーズではワンパターンで、警察なのに私立探偵みたいな冒険をするのはいかがなものか。

No.657 5点 枯葉色の街で- 仁木悦子 2017/07/18 21:05
昭和の時代を感じさせる渋い一作。
意外な手がかりはそんなの読み飛ばすだろって甘い読者を打ちのめしてくれます。

No.656 5点 死の贈物- パトリシア・モイーズ 2017/07/16 10:16
久しぶりに本格よりの一作。
トリックについては推理しようがないですが、中々楽しめる内容ではないでしょうか。

No.655 5点 奇跡の男- 泡坂妻夫 2017/07/11 13:55
泡坂の短編集としてはマイナーな部類だが、どれも彼らしいアイディアに富んだ佳作揃い。

No.654 7点 九人と死で十人だ- カーター・ディクスン 2017/07/08 14:20
中期の傑作の一つ。斬新かつ馬鹿馬鹿しい指紋偽装トリックとメインの一人二役が上手くはまっている。
現状文庫では出ていないはずだが、ハードカバーは容易に入手できるので未読の方は是非。

No.653 6点 立春大吉 大坪砂男全集1- 大坪砂男 2017/07/04 22:13
2巻に納められた天狗をしのぐ作品こそないものの、全体の水準はこちらが上。様々な趣向の本格短編が楽しめる。

No.652 5点 気どった死体- サイモン・ブレット 2017/06/29 20:27
長期滞在ホテルを舞台にした連続殺人。探偵役のチャーミングなおばちゃんぶりもあってシリアスにならない、ブレットらしい作風に仕上がっています。

No.651 5点 ひげのある男たち- 結城昌治 2017/06/26 19:35
ユーモアミステリの一作。
読者にとっては犯人は登場人物一覧から選ぶものだが、何の説明もなく探偵役までがそのルールに従って犯人を指摘するのはいかがなものかとは思う。

No.650 5点 逃げだした秘宝- ドナルド・E・ウェストレイク 2017/06/23 21:44
相も変わらずトラブルに巻き込まれるドートマンダー、ここまでくると芸術的な一編。
いつもと違い、犯罪を企むのではなく、犯罪の後始末に追われる斬新な展開。

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ボナンザさん
ひとこと
好きな作家
クイーン、カー、鮎川、高木、土屋
採点傾向
平均点: 5.20点   採点数: 1649件
採点の多い作家(TOP10)
島田荘司(48)
西澤保彦(43)
鮎川哲也(42)
アガサ・クリスティー(41)
江戸川乱歩(40)
西尾維新(39)
伊坂幸太郎(38)
エラリイ・クイーン(34)
ジョン・ディクスン・カー(33)
有栖川有栖(33)