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ボナンザさん
平均点: 5.25点 書評数: 1592件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.872 5点 殺人ダイヤルを捜せ- 島田荘司 2019/09/03 21:50
設定に凄まじいほど時代を感じる・・・。
サスペンスとして、本格としていずれも水準に達しているのは流石の名人芸。

No.871 5点 四人の申し分なき重罪人- G・K・チェスタトン 2019/09/01 21:03
チェスタトンのノンシリーズものでは読みやすい部類か。どの作品も逆説をうまく使っているが、そこまでぶっ飛びすぎていないのが好印象。

No.870 5点 今昔続百鬼 雲- 京極夏彦 2019/08/31 20:58
多々良って本編でもこんなにアレな感じだったっけ・・・。
ミステリとしてではなく京極堂シリーズの一環として読むべき。それにしても長い・・・。

No.869 5点 春にして君を離れ- アガサ・クリスティー 2019/08/29 21:20
クリスティならではの毒親、毒妻の描き方だと思う。ミステリでなくしたことでしっかり彼女の内面を描写しつつ、ラストでやっぱりね、となるのが印象的。

No.868 5点 天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記- 折原一 2019/08/27 11:37
一目でわかる誰でも出来る殺人のパロディのためか、元ネタと違って彼女が事件の渦中にいることを最初からオープンにしているのが特徴的。
まあ出てくる奴らが折原作品らしくしょうもない男たちなのは我慢するにしても、最後のどんでん返しの連発はいつもながら少々くどいかも。

No.867 5点 カリブ海の秘密- アガサ・クリスティー 2019/08/26 10:53
後期の佳作。手掛かりは結構はっきり示されているので、推理は可能だが、確信もっていえるかは微妙。

No.866 6点 - 麻耶雄嵩 2019/08/25 00:32
麻耶らしい展開で楽しめたが、真相に関してはかなり不満もある。相変わらずメルカトルは神のようだ・・・。


①色盲トリックは確かにうまい。が、赤を赤と認識できないにしても、緑と赤がある場合、見え方が若干違うのでは・・・?
②兄弟トリックの方はむしろそうでないなら兄パートが不要になってしまうため、多分そうだろうなと思っていた。まあ、本人地の文で自分も田舎育ちとか言ってたし・・・。でも母が名前呼ぶ回想とか、村人が誰も気づかないこととか色々おかしい。というより松虫がそんなに長い間生きていられたのか?とか、最後あっけなく死ぬし、最後に思い浮かべるのは蝉子のセリフだし、ということでこいつの地の文は現在進行形でもあてにならないかも。そーゆー意味では全編丸ごと妄想(村に入るところから)ということもありうるかも。

第一メルカトルはどうやって数十日も一人で生活してたんだ・・・?まあこいつのことだから大鏡の所とか村人から食料盗んでたのかもしれないが・・・。

No.865 5点 フレンチ警部の多忙な休暇- F・W・クロフツ 2019/08/24 23:59
事件を前半モリソン、後半フレンチの視点から見ているわけだが、それほど必然性が感じられないのが残念。
トリックはまずまず。

No.864 5点 絶叫城殺人事件- 有栖川有栖 2019/08/22 10:17
館もの風のタイトルが6つ揃っているのに一つとして館もの(嵐の山荘的な意味で)ではないという・・・。
どれもアイディア一発勝負ですが、短編集だからこんなものか。

No.863 6点 クリスマス・プディングの冒険- アガサ・クリスティー 2019/08/20 21:31
良作ぞろいの短編集。下手な長編よりもしっかりまとまっていてお得感がある。

No.862 5点 王とサーカス- 米澤穂信 2019/08/20 11:18
真実の10メートル手前に比べると初々しい感じが残る大刀洗が楽しめる長編。ミステリとしても中々の出来だと思う。

No.861 8点 過ぎ行く風はみどり色- 倉知淳 2019/08/18 20:21
全編通じてよく考えられている傑作だと思う。
あの仕掛けもそうだが、降霊術の際のトリックなども巧みだ。

No.860 5点 真実の10メートル手前- 米澤穂信 2019/08/18 10:50
米澤流のブラックさを交えた短編集。所々にさよなら妖精要素を交えているので、今後も続きがあるのだろうか・・・。

No.859 5点 死との約束- アガサ・クリスティー 2019/08/17 09:18
いかにもクリスティらしい一作。
意外な犯人にするならこれしかないか。

No.858 4点 リカーシブル- 米澤穂信 2019/08/16 21:10
ボトルネックほどは悪趣味でないのがよかった。
とはいえ大人は総じてクズ。

No.857 5点 踊る手なが猿- 島田荘司 2019/08/14 21:54
光文社の短編集は肩の力を抜いて書いた感がある作品が多いですね。
おっと思わされるのは表題作で、暗闇団子はひねりがなさすぎで前振りがいらないレベル。

No.856 6点 ブラウン神父の醜聞- G・K・チェスタトン 2019/08/14 14:57
ブラウン神父シリーズのラストを飾るにふさわしい良作ぞろい。
機械的トリックは初期に及ばないが、そうしたアイディアなしでもここまで書けるのは流石。

No.855 5点 完全無欠の名探偵- 西澤保彦 2019/08/12 10:46
挑戦的なタイトルだが、最後に言われている通りむしろ周りが名探偵と化している。
解体諸因もそうだったけど、こいつら事件起こしすぎじゃないですかね・・・。

No.854 5点 アリバイ- アガサ・クリスティー 2019/08/10 09:49
山口雅也の企画、一本目からとてもマニアック・・・。
戯曲なのでアクロイド殺しの根幹をなす「あれ」要素は皆無。
こうやって見るとこいつ普通に一番怪しいな・・・。

No.853 5点 橋本五郎探偵小説選Ⅱ- 橋本五郎 2019/08/09 21:21
少年探偵ものは当時の趣向を凝らした良作だと思う。
それ以外も年代にしてはよくできている。

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ボナンザさん
ひとこと
好きな作家
クイーン、カー、鮎川、高木、土屋
採点傾向
平均点: 5.25点   採点数: 1592件
採点の多い作家(TOP10)
島田荘司(48)
鮎川哲也(42)
アガサ・クリスティー(41)
江戸川乱歩(40)
西尾維新(39)
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