蟷螂の斧さん |
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平均点: 6.07点 | 書評数: 1573件 |
プロフィール | 高評価と近い人 | 書評 | おすすめ
No.33 | 5点 | 異邦の騎士- 島田荘司 | 2011/09/13 15:17 |
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「占星術・・・」が強烈な印象があるため、この評価です。前半は恋愛ものでチョッと長すぎる感じ。結末もあまり後味がよろしくない。 |
No.32 | 8点 | すべてがFになる- 森博嗣 | 2011/09/12 22:06 |
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大変楽しく読めた。コンピュータの世界で、登場人物もあまり感情を持ち合わせていないし、人間らしさを感じさせない。作品の中では、動機らしきものをサラッと流しているが、実はドロドロとした人間関係が背景にはある。なかなかの秀作だと思う。 |
No.31 | 10点 | 占星術殺人事件- 島田荘司 | 2011/09/09 17:46 |
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このトリックは、ずっと記憶に残ります。それだけで満点です。どんでん返し・・・大好きです。 |
No.30 | 7点 | 七人の証人- 西村京太郎 | 2011/09/09 17:32 |
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設定が面白い。証言の矛盾点を解き明かしてゆくストーリー性は、本格推理物と言えるのでは。私の好きな展開で、スラスラと読むことができた。ただし、被告人が酔っていたとはいえ、財布を盗むという心理がどうしても理解できなかった。被告人の証言(弁明・心理等)がないのが残念でした。 |
No.29 | 4点 | 七回死んだ男- 西澤保彦 | 2011/09/08 15:33 |
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評価が高いので読んでみましたが、ピンときませんでした。カバーの「意外な結末」に期待したのですが・・・。SFっぽいものは、やはり相性が悪いみたいです。犯人探しが主題でないのであれば、あえて殺人事件にしなくてもいいと思ってしまいました。 |
No.28 | 10点 | ダ・ヴィンチ・コード- ダン・ブラウン | 2011/09/05 14:02 |
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物語の展開はまるで映画をみているような感じ。センセーショナルな話題、世界でのベストセラーだけのことはある。日本でのミステリーファンの評価は普通らしい?。日本人は宗教に無関心だからか?。絵画鑑賞が趣味の私にとっては、最高の一冊となっている。「最後の晩餐」の実物をぜひとも鑑賞したくなる。また「天使と悪魔」もいいですね。2作品とも映画をみましたが、小説にはやはりかなわないという感じでしたが・・・。 |
No.27 | 8点 | 殺人鬼- 綾辻行人 | 2011/09/02 17:03 |
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ミステリー=不可思議と定義すれば、十分楽しめた。ヒントはかなりちりばめられていたが、最後まで判らず。解説で「殺戮にいたる病」にも触れられていたが、私的には「殺人鬼」のオチのほうが好きです。ただし、2作品ともエログロな表現が多いですね。 |
No.26 | 7点 | 仮面山荘殺人事件- 東野圭吾 | 2011/09/02 08:02 |
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「ある閉ざされた雪の山荘で」がイマイチと感じていましたが、本作は2度騙された分楽しめた。ただ、ラストは昔の連続テレビ映画を思い出してしまったため―1点とします。 |
No.25 | 8点 | そして扉が閉ざされた- 岡嶋二人 | 2011/09/01 07:19 |
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面白く、最後まで一気読みができた。4人の推理合戦もよかった。本格推理小説らしい一冊でした。 |
No.24 | 8点 | 星降り山荘の殺人- 倉知淳 | 2011/08/27 12:46 |
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秘書の『麻子』に「思い入れ」しながら読んでしまいました。(笑)一番怪しくないのが犯人の定説があるので、『麻子』が犯人ではないようになんて思いながら・・・。
探偵役が犯人の自白を導く段階で『麻子』がしゃべり始めたのでハラハラドキドキ(まさか犯人ではないよね?!なんて)。 とても楽しめました。また、解説(西澤保彦氏)も「本格」について語られており楽しめた。 |
No.23 | 5点 | ロートレック荘事件- 筒井康隆 | 2011/08/25 17:22 |
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第2章の会話からずっと違和感があったものの、結局騙されました。しかし、騙され方の後味が良くない。(=アンフェアということでしょうか?) |
No.22 | 10点 | 十角館の殺人- 綾辻行人 | 2011/08/25 11:42 |
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ミステリー小説の内容、トリックを10年、20年後に覚えているか?と問われれば、無理と答えざるを得ない。しかし、本作品は記憶に残ることは間違いない。 |
No.21 | 5点 | 夏と冬の奏鳴曲- 麻耶雄嵩 | 2011/08/25 09:53 |
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マニアックなファンには良いのかもしれないが、私みたいな凡人のミステリーファンには難解な作品。神の復活に賭ける狂気みたいなものは感じられた。ただし、凡人から見て、自然現象が不自然なのが気にかかる。また、伏線で二重人格のことが、しつこい位出てくるが、結末において、それぞれ人格は別であることが全く無視されてしまった(無常過ぎる?)。キュビズム(既存の概念の破壊という意味も含め)の薀蓄は、既存のミステリーへのメッセージか?。色々?マークがつく作品でした。いわゆる問題作として評価されるのでしょう。 |
No.20 | 5点 | オーデュボンの祈り- 伊坂幸太郎 | 2011/08/23 11:45 |
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ほのぼの感、後味感で+2、ミステリーとしては―1
著者の作品は「重力ピエロ」「ラッシュライフ」と読みましたが、いづれも読後感は悪くないのですが、ミステリーとして評価すると?マークがついてしまいます。 |
No.19 | 6点 | しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術- 泡坂妻夫 | 2011/08/23 11:19 |
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高評価だったので、期待して読みましたが、あまり”ピン”ときませんでした。手品の種明かしをされたような気分です。(2016.5再評価 4→6 労力に敬意) |
No.18 | 10点 | オリエント急行の殺人- アガサ・クリスティー | 2011/08/19 11:02 |
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なんだかんだ言ってもアイデアが素晴らしいの一言です。 |
No.17 | 10点 | そして誰もいなくなった- アガサ・クリスティー | 2011/08/19 10:58 |
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私には、この作品を超えるものがまだ出てきておりません。学生当時、海外ミステリーをかなり読みましたが、現在、覚えているのは、本作品と「オリエント急行の殺人」だけです。「Xの悲劇」や「Yの悲劇」は内容すら忘れています。やはり、発想の大胆さや素晴らしさが特筆ものなのでしょうか。 |
No.16 | 8点 | インシテミル- 米澤穂信 | 2011/08/19 10:35 |
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ハラハラドキドキ感があり一気に読むことができました。ラストの主催者側から主人公へのお誘いが気に入っています。 |
No.15 | 4点 | マークスの山- 高村薫 | 2011/08/19 10:29 |
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文学的素養がない私には、「ドグラマグラ」(夢野久作氏)と同様、理解ができませんでした。では映画ならと思い、観ましたが二作品とも同じ結果でした。 |
No.14 | 8点 | 噂- 荻原浩 | 2011/08/19 09:50 |
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この手のラストは好みです。驚き、せつなくなります。 |
蟷螂の斧さん
- ひとこと
- ミステリーは、作家中心では読んでおらず、話題作や、ネットでのお勧め作品を読んでいます。(2013.6追加~本サイトを非常に参考とさせてもらっています。現在は、読後、類似なトリック・モチーフの作品を探した...
- 好きな作家
- ミステリー以外で「石川達三」、短編で「阿刀田高」、思想家で「荘子」
- 採点傾向
- 平均点: 6.07点 採点数: 1573件
- 採点の多い作家(TOP10)